普通の高校生活を送るはずの僕がハーレム計画の一環で女子校に通うことになった!   作:南雲悠介

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48.「少し先の事を考えてみようか」

 寮の自分の部屋に戻った僕は遊び疲れたのかベッドに倒れ込んだ、今日体験したことは僕にとっても貴重な経験になるんじゃないかとおもう。

 誰かと一緒に過ごす時間があんなにも楽しいことだなんてね、今までずっと一人で遊んできたからすごくワクワクした。

 彼女たちと知り合ってから積極的になれた気がする、共に過ごせるのはたったの三年間しかないけれど、その中で僕はたくさんの思い出を作りたい。学園内で誰が僕の恋人になるのかはまだわからないけど自分がやれることは精一杯やろうと思う。

 別に母さんの為じゃない──僕自身がプロジェクトに真剣に向き合っていこうと決めたからでどんな結果を迎えようと納得に行くものにしたいんだ。

 

 小鳥遊班に入る女の子がこれから増えていくだろう。新しい子に出会える高揚感に胸を躍らせていた。

 今まで女性に対して苦手意識を持っていたはずなのに少しずつ変化していく、いつか彼女たちと裏表のない本当の関係になれたらいいな。

 LIMEのトーク欄には今日の感想を話す相倉さんと御崎さんがいる、玲さんも会話に交じりつつスタンプなどで返信を返す、牧野さんも必死について行こうと頑張っている。

 僕はそんな彼女たちの様子を微笑ましく感じながら返信用のメッセージの内容を考えていた。

 

 最新型のスマホを持っていながらも、今までほとんどこういったアプリを使ってこなかった。専ら専用ブラウザと通話しか利用していない、実家に僕専用のPCがあるからスマホのネットで検索するのは外にいる時くらいだ、フリーのWi-Fiに接続できる時以外は全くと言っていいほどインターネットの機能を使ってない。

 連絡先もメイドさんと母さんだけの二件で、特に母さんにはあまり電話をかけることはしなかった。

 スマホを持っている意味が無いような気がするけど、僕が選んだわけじゃ無い、母さんが持たせてくれたものだ。

 自分で支払いができるようになったら僕名義に変えるつもりでもあるし、高校を卒業後は親の世話になるつもりはない。

 プロジェクトが成功して恋人ができたら彼女たちとの将来を考えて自立しようかと今のところは考えている。

 小鳥遊の家から出たって良い──これ以上自分の人生を親に好き勝手にされちゃ堪らない。

 けれど……彼女たちが小鳥遊の名が目的で僕と仲良くしてるんだとしたら、本当の恋人関係になれるんだろうか? 

 

 あれだけの生徒がいれば中にはそういう風に考えている子だっているだろうし、自分の家の事を真剣に考えて好きでもない相手と結婚するなんて事を彼女たちは納得できるんだろうか? 

 

 プロジェクトに向き合って行こうという考えはブレていないはずなのにあれこれと詮索してしまう。昔から周りの人間と友好な関係を築いてこなかったツケが今頃になって出たのかもしれない。

 僕自身がどうするべきなのか、もう一度ちゃんと考える必要があるな。

 

 LIMEでメッセージのやりとりを続けながら少し先のことを見据えて今後の行動を改めるのでした。

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