「で、『特典』とやらは結局何なんだ?」
腹を括った俺は、ゼウスに問い掛ける。
「それはね~」
.....勿体つけずにさっさと話せ。
「おお怖っ!はいはい、言いますよ。『特典』は何でも7個まで希望を叶えてあげる事。後付けもオッケーだよ」
テンプレだな。
「そこ!余計な事は言わない!」
はいはい。
「……なんか俺の扱い軽くなってないか?」
ゼウス(笑)
「ってコラーっ!神の名前に(笑)とかつけるなーっ!」
「いい加減心を読むのを止めろ」
――スパァァーン!
「いったぁーっ!ツッコんだね!親父にもツッコまれた事ないのに!」
何故そのネタを知ってるんだ?
「当然だ!なんせ人間界の娯楽(特にアニメや漫画)は天界や地獄でも大人気だからな!」
「だから心を読むな」
――スパァァーン!
「……そういえば、俺はいつハリセンを持ったんだ?」
はて?全く身に覚えがない。
「ここは願望を実現する空間だからな。お前のツッコみたいという思いに反応して現れたんだよ……」
後頭部をさすりながら、ゼウスが答える。
「へぇ。面白いな」
「……これ以上変な事はしないでくれよ?」
チッ.....
「舌打ちするな!何かする気だったのか!?」
「別に何も」
しかし、いいオモチャだな。
「この期に及んで神をオモチャ扱い!?」
「いい加減本題に戻るぞ」
「――グスン」
あ、無視されていじけやがった。面倒くさいヤツ。
「悪かった。流石にイジり過ぎたよ」
「本当に悪かったと思ってるのか……?」
「ああ」
「……わかった」
何とか立ち直ったゼウス。こんなのが神話の最高神でいいんだろうか?
「まずは何をすればいいのか教えろ」
「お前には『ある世界』に行ってもらう」
「『ある世界』?どこだそれは」
「『魔法少女リリカルなのは』の世界だよ」
――ズコッ
.....思わずコケてしまった。『リリなの』の世界だって!?
「この世界は無数の平行世界が連なってできているんだ。『リリなの』の世界があっても何ら不思議はない」
「いやいやいや。不思議すぎるわ!あれは創作の世界じゃないのか?」
「だがあるものはあるんだよ。で、お前はその世界でなのは達に介入しろ」
「は?」
「だから、原作介入しろって言ったんだよ」
「いや……いいのか?」
こちらの世界の原作に影響が出たりとかはしないんだろうか?
「別に問題はない。俺はお前というイレギュラーが入る事で物語がどう変わるか、あるいはお前自身がどう変えるか見てみたいんだよ」
「……わかった」
「じゃあ、『特典』はどうする?」
「そうだな……よし。そういう事なら、
1.身体能力・魔力・気力の向上
2.専用のデバイス(インテリジェントとユニゾン)
3.使い魔的な存在
4.魔法技術に関するあらゆる知識
5.召喚魔法を使用可能
6.古今東西のあらゆる武術を使用可能(アニメや漫画に登場するものも含む)
7.未定
で頼む」
「いいぜ。それくらいなら特に問題もない。じゃあ――いってこいや♪」
ゼウスがそう言った瞬間、また俺の足元に穴が開いた。
「……ってまた落ちるのかよっ!?」
俺の異世界生活、スタート!.....ってこんな始まりはイヤじゃぁぁあああっ!!
あとがき
作者 「はい!というわけで『リリなの~蒼銀の護り手~』スタートしました!」
?? 「『スタートしました!』じゃないだろ!俺の名前とか1回も出てきてないし!」
作者 「……あれ?そうだっけ?」
?? 「忘れてたんかい!」
作者 「いや、ごめんマジで。じゃあ次回はそこら辺の設定を公開しよう!」
?? 「はぁ……。頼むぞまったく……」
作者 「それでは次回は主人公設定についてお送りします!」
?? 「また見てくれよな!」