魔法少女リリカルなのは~蒼銀の護り手~ ※凍結   作:天御柱

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第4話 『そして本格介入へ……』

アテナがこちらにやってきてから、2週間が経過した現在。

 

「たっくん、アテナお姉ちゃん!次は鬼ごっこをするの!」

 

「よぅし、負けないぞ!」

 

「いいわよ。でも2人とも、怪我はしないでね」

 

「「はーい!」」

 

なのはにもアテナを紹介して、今は3人で遊ぶのがすっかり定着している。

 

「(そういえば龍姫、そろそろ動き始めるのよね?)」

 

「(ああ。今日からアクションを起こそうと思ってる)」

 

鬼ごっこをしながら、俺とアテナは念話で会話をする。

 

 

 

そしてその日の帰り道、

 

「ねぇ、なのはちゃん」

 

「なぁに、たっくん」

 

「なのはちゃんのお父さんのお見舞いに行ってみない?」

 

「ふぇ?なんで?」

 

「母さんが言ってたんだけどね、1人でいると怪我って治りにくいんだって。だから、なのはちゃんがお見舞いに行って元気を分けてあげたらどうかなって思ったんだ」

 

「お父さんに元気を……うん!行くの!たっくんも来てくれる?」

 

「もちろんだよ」

 

そうして明日一緒にお見舞いに行く事を約束して指切りをし、なのはを家まで送ってから帰宅した。

 

 

 

同日、深夜。俺はこっそり家を抜け出して、士郎さんの病室を訪れていた。

面会時間はとうに過ぎているので、飛行魔法を使って窓から侵入させてもらった。

 

「こんばんは~」

 

返事はない。やっぱり寝てるか。

 

「とりあえず起こさないとな……すいませーん。高町士郎さーん。起きてくださーい」

 

「うっ、うぅ……」

 

しばらく呼び掛けていると、呻き声が聞こえて士郎さんが目を開けた。

 

「……君は誰だい?」

 

「えぇっと、簡潔に説明すると、高町なのはちゃんの友達です」

 

「なのはの友達がどうしてこんな時間にここに?」

 

「それはですね……」

 

とりあえず、なのはが明日俺と一緒にここにお見舞いに来ることを告げた。

 

「そうか……で、何故君は先に来たのかな?」

 

「貴方になのはちゃんが元気になるきっかけになって欲しいんです」

 

「……それはどういう事だい?」

 

「実は……」

 

俺はさらに、喫茶店が忙しくなった為になのはが1人になってしまっている事、現在はほぼ毎日俺がなのはと遊んでいる事を説明した。

 

「なるほどね……だが、恭也はどうしているんだ?」

 

「以前見かけた時は、何だか1人で剣呑な空気を撒き散らしていましたよ」

 

あの様子では、とてもじゃないがなのはは声なんて掛けられないだろう。まったく、妹をそっちのけとは兄失格もいいところだ。

 

「ありがとう。だいたいわかったよ。で、僕はどうすればいいのかな?」

 

「今から貴方の怪我を治療します」

 

俺は腕につけているハイペリオンを掲げると、

 

「『フルケア』」

 

そう口にした。途端に士郎さんの身体が淡い光に包まれ、やがて光が収まる。

 

「これは……何だか身体が軽くなったみたいだけど……」

 

「貴方の怪我を9割方治療しました。流石に全快させると医者に怪しまれると思うので」

 

「君のその力は一体……」

 

「すいません。今は秘密にさせてください。いつか必ずお話しますので」

 

「わかった。それなら今は聞かないよ。……だが、君はどうして僕にここまでしてくれるのかな?」

 

「そうですね……まぁ理由を挙げるならなのはちゃんの為、ですよ」

 

「なのはの?」

 

「ええ。今なのはちゃんは孤独という闇の中にいます。だから貴方がなのはちゃんと会う事で元気になり、なのはちゃんが家族の力になっている事を教えてあげたいんです」

 

「そうか……なのははいい友達を持ったみたいだね」

 

士郎さんが優しい目をして呟く。

 

「それでは僕はこれで失礼します」

 

「色々すまなかったね。ありがとう」

 

「どういたしまして。あ、明日は初対面という事でお願いしますね」

 

「ああ、わかったよ。それじゃ、気をつけて帰ってくれ」

 

「はい」

 

そうして、俺は病室を後にした。

 

.....これでなのはが立ち直るのは早くなるはずだ。

となると、次の問題は「PT事件」、そして「闇の書事件」だな。

 

とりあえず、これからやる事を整理してみるか。

 

・魔法戦闘技術の向上

・八神はやてとの接触

・アリシアの蘇生とプレシアの治療

・10年後を見据えた準備

 

「こうやって見るとかなり大変だよな」

 

でも、諦めるわけにはいかない。必ずハッピーエンドで終わらせてみせる!

 

 

 

 

 

翌日、俺はなのはと一緒に士郎さんのお見舞いに行った。なのはは頑張って明るく振舞い、士郎さんもそんななのはに終始笑顔で接していた。

 

その帰り道。

 

「なのはちゃん、お父さん元気そうだったね」

 

「うん!よかったの!」

 

「きっとなのはちゃんのおかげだね」

 

「ふぇ!?そ、そんなことないの!」

 

「ううん。なのはちゃんのおかげだと思うよ。自信持って」

 

「う、うん。……たっくん、ありがとなの」

 

「どういたしまして」

 

俺となのはは、2人とも笑顔で帰っていった。




あとがき

作者 「相変わらず短くてすいません」

龍姫 「もう少し何とかならないのか?」

作者 「2作品を同時進行してる状態では、これが自分の限界です」

龍姫 「はぁ……だったらやらなきゃいいだろ……」

作者 「それは俺が許せないから頑張る!」

龍姫 「そうかい」

作者 「ちなみに、感想お待ちしてます!」

龍姫 「どしどし待ってるぞ」

作者 「それでは、次回予告!

   次回、第5話『動き出した歯車(仮)』

   を、」

龍姫 「よろしくな!」
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