あるサイヤ人の少女の物語   作:黒木氏

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14.彼女が人造人間を待ち構える話●

 エイジ767年5月12日、午前9時。

 

 未来から来た謎の少年から、人造人間が現れると教えられた時刻の1時間前。ヤムチャや天津飯とも合流したナッツ達は、上空から目的の島を見下ろしていた。

 

「思ってたよりでかい島だな」

「大きな街まであるのね……」

 

 街はかなり発展しており、ざっと見て、数万人は住んでいるだろう事が伺えた。黒い戦闘服姿の少女は、顔をしかめて考える。

 

(てっきり無人だと思ってたのに、人が密集し過ぎてるわ。地球人は戦闘力が低いし、街中で私が大猿に変身して建物が崩れただけで、下手をしなくても死人が出るわね……)

 

 たとえ変身せず普通に戦っても、流れ弾で巻き添えが出る事は避けられないだろう。できるなら、それはしたくないと少女は思った。

 

 昔のナッツなら、地球人が何人死んだところで、どうでも良いと思っていたはずだ。ただ、5年近くも地球で過ごしている間、彼女が出会った地球人達は、ほぼ全員がナッツを子供扱いすると同時に、とても親切にしてくれたのだった。

 

 その気になれば私は一瞬で街一つ消し飛ばせるのに、地球人は警戒心が足りないわと、少女は内心呆れていたけれど。

 

 サイヤ人というだけで恐れられ、惑星によってはいきなり軍隊を呼ばれる事が日常茶飯事だった彼女にとって、地球人からそうした扱いを受けるのはかなり新鮮で、密かに悪くないと思っていたのだった。

 

「あらかじめブルマに頼んで、街の人を避難させておくべきだったわね……」

 

 その呟きを聞いたヤムチャが、彼女の顔をまじまじと見る。

 

「? 何よ?」

「い、いや……サイヤ人のお前が、そんな事言うんだなって……」

 

 彼の反応は好意的なものだったけど、地球人の事を心配したなんて認めるのは、戦闘民族の王族として、相応しくないと思ったから、ナッツはぷいと彼から目を背けて言った。

 

「勘違いしないで。私の近くで人が大勢死んで、銀河パトロールに目を付けられるのが鬱陶しいだけよ」

「そ、そうだよな……」

「行きましょう、悟飯。人造人間が現れるまで、周りを警戒しないと」

「えっ、ちょっと!?」

 

 言って悟飯の手を取って、そのまま離れて行くナッツ。照れ隠しのようなその態度と、手を握られて真っ赤になった悟飯の顔に、見ていた大人達は、ぐぬぬと拳を震わせる約一名を除いて、微笑ましい笑みを浮かべるのだった。

 

 

 それから二人は街を見下ろせる高台に降り立って、目立たない岩陰に腰を据えた。油断なく周囲に目をやりながら、ナッツは悟飯に言った。

 

「いい? 人造人間がどこから現れるか判らないから、悟飯は戦闘力を探るのに集中して。そっちはあなたの方が得意でしょう?」

「うん。わかったよ、ナッツ」

 

 そして自らも、目視と気配の両方で警戒を続けながら、少女は、隣に悟飯がいる事で、不思議と心が安らぐのを感じていた。そうなるとサイヤ人の一人として、まだ見ぬ強敵である人造人間との戦いを前に、思わず頬が緩んでしまう。

 

(どこからでも来るといいわ、人造人間! 父様達と私と悟飯が相手になってあげる!)

 

 よく晴れた青空の下、少年と触れ合いそうなほど近付いて身を潜めながら、ナッツはうきうきした気分で、彼らの襲来を待ち構えていた。

 

 一方、悟飯の方は、言われたとおりに気を探るのに集中しつつも、その表情はどこか暗い。彼女と近くにいる事に、若干胸躍るものは感じていたものの、この時彼の頭を占めていたのは、また別の事だった。

 

 

(大丈夫よ。今日はあんまり前に出ないでいいわ。あなたの事も、私が守ってあげるから)

 

 

 ナッツにそう言われた事を、悟飯は未だに気にしていた。彼女の方に、全く悪気はないと、分かってはいたけれど。

 

(3年前、フリーザがナッツを人質に取った時も、ボクは何もできなかった……)

 

 トランクスの来なかった本来の歴史では、痛めつけられたナッツを見た悟飯が怒りで超サイヤ人に覚醒し、彼女を救い出していたのだが、今の少年にそれを知る術はなく、仮に知った所で、気持ちは晴れなかっただろう。

 

 超サイヤ人にもなれない自分は、正直言ってこの戦いでは足手纏いだろう。にもかかわらず、変身していない素の強さは、自分の方がナッツより上と言われても、どうにも実感が持てなかった。

 

 確かに3年間、お父さんやピッコロさんと修行はしたけれど、それはあくまで常識的な範囲で。弟が生まれて以来、300倍の重力室で、時には意識を失うような厳しい訓練をしていた彼女と比べると、時間も意識もまるで足りない。

 

 それなのに、自分の方が強くなったと言われても、それは何だか違うと、引け目を感じてしまうのだった。

 

(それに、強ければいいってものでもないし……)

 

 この時悟飯が思い出していたのは、彼女が地球に来たばかりの頃、銃を持った命知らずの強盗に人質にされた時の事だった。

 

 手加減のやり方が判らず、相手を傷付ける事を恐れて手が出せなかった彼の前に颯爽と現れて、ナッツを助けてのけた格好良いおじさん。

 

 いくら格闘技のプロだといっても、銃を持っていた強盗に挑むのは命懸けだっただろうに、見ず知らずの子供のために勇気を出して立ち向かった彼の事を、悟飯は尊敬すると同時に、強い羨望を覚えていた。あんな風に、格好良い大人になりたいと思った。

 

 ミスター・サタンという名前の彼は、最近よくテレビの格闘番組に出ていて、律儀なナッツは、クレープを買い直してくれた彼の事を覚えていた。

 

「あのサタンって人、あの時のおじさんだわ!」

「格闘技の世界チャンピオン候補? うーん、世界一強いのは父様だけど、あくまでただの地球人の中での話なら……」 

「やった! ダイナマイトキックが完全に入ったわ!」

 

 そんな風に、彼女がサタンの活躍を見て嬉しそうにはしゃぐ度に、一緒にテレビを観ている悟飯は、胸がちくりと痛むのを感じていた。

 

 もちろんナッツが自分を好いてくれているのは、自惚れではなく判っていたけれど。戦いよりも勉強の方が好きな自分が、彼女が期待しているほど強くなれるのか、全く自信がなかった。

 

 学者さんにもなりたかったし、彼女を格好良く助けられるヒーローにもなりたかった。けれど激しい怒りなんて、どうすればいいのだろうか。

 

 悟飯が自分の不甲斐なさを強く嘆いた瞬間、彼の髪の毛が、風も無いのに小さくざわりと動いたけれど、隣にいたナッツは警戒に夢中で、それに気付いていなかった。

 

 

 

 それから1時間以上が経過し、現在の時刻は午前10時17分。蟻の一匹も見逃さないような警戒にも関わらず、いっこうに人造人間が現れない事に、ナッツ達は戸惑いを感じていた。

 

「どういう事だ? あの未来から来た奴の情報が間違っていたのか?」

「あの人はそんなヘマをする人じゃないわ!」

 

 訝しがる天津飯の言葉に、何故だか頭にくるものを感じて反論するナッツ。

 

「午前10時に人造人間が現れるというのは、あくまでも奴が未来から来なかった場合の話だ。奴が来たせいで、少しばかり歴史がズレても不思議じゃない」

「さすが父様! 頭が良いです!」

 

 娘から向けられる尊敬の眼差しに、今更ブルマから聞いたとも言えず、父親は内心複雑な気分で目を逸らす。実戦経験の豊富な彼は、事前の情報収集を忘れていなかった。

 

 この島の下見もその一つで、戦えば犠牲が出るだろう事も、それを娘が気にするだろう事も把握していた。その上で、住民の避難など余計な事をすれば、警戒した人造人間が出て来なくなるだろうと予想し、あえて何もしないでいたのだった。

 

 彼としても、娘に優しく接してくれる地球人達に対して、思う所が無いではわけではなかったが、それよりも娘の安全の方が大事だったのだ。

 

(悪く思うな。後でまとめてドラゴンボールで生き返らせてやる)

 

 父親が無言で街を見下ろしていた、その時だった。その場の全員が、何者かの接近を感じて即座に戦闘体勢を取る。だが感じられる気はそう強いものではなく、速度もゆっくりなもので。

 

 やがて彼らの前に現れたのは、個人用のスカイカーだった。ドアを開けて降りてきたのは、大きなマスクとサングラスで顔を隠し、腰から刀を下げた小太りの男だった。

 

「ヤジロベー、どうしたんだその格好?」

「しーっ! 名前を呼ぶんじゃねえ! ほら悟空、仙豆持ってきてやったんだよ!」

「おお、サンキュー!」

「ヤジロベー、お前は戦わないのか?」

「だから名前を呼ぶんじゃねえ! オレは命が惜しいんだよ!」

 

(あの人、カカロットやクリリンの知り合い? どうして顔を隠してるのかしら?)

 

 彼の名前を聞いても、それを知らないナッツは首を傾げていた。

 

(けど、どこかで見たような気がするわ……)

 

 不思議そうな目で、じーっ、と見つめてくる少女の視線に怯えたように、彼は踵を返し、早足でスカイカーへと向かう。

 

「じゃ、じゃあオレは帰るからな!」

 

 その瞬間、彼の腰に差された刀を見て、ふいにナッツの記憶が蘇る。

 

「あーっ!? あいつ! 父様の尻尾を切った奴じゃない!」

「やべっ!?」

 

 慌てて走り出そうとしたヤジロベーの目の前に、長い髪を金色に輝かせた少女が瞬時に現れ行く手を塞ぐ。ばちばちと気のスパークを全身に纏わせながら、透き通った青い目の少女は、嗜虐的な笑みを浮かべて言った。  

 

「ずいぶん久しぶりじゃない? せっかく会えたのに、どこへ行くのかしら?」

 

 そう言いつつも、今の今まですっかりナッツは彼の存在を忘れていた。もちろん地球に来たばかりの頃は、見つけ出して殺すべく探し回っていたのだが、殺気だった彼女が悟空達に居場所を聞いても教えてくれるはずがなく。

 

 仕方なく戦闘力の高い地球人を片っ端から尋ねても、見つかるのは関係無い人ばっかりで、素質があるから殺し屋にならんかと誘われたり、10年経ってピチピチギャルになってからまた来て欲しいと言われたりするだけで、そのうち地球の生活が楽しくなって、すっかり忘れていたのだった。

 

 気を探るのが苦手な彼女にとって、地上数百メートルのカリン塔に住んでいるヤジロベーを、彼の気配も知らないまま探すのは至難の業だったのだ。しかし今、当の本人が目の前にいる。

 

「し、死にたくねえ! オレが悪かった! 許してくれ!」

 

 ヤジロベーは地面に身を投げ出して謝るも、彼女の心は動かない。

 

「許せるはずないじゃない。お前のせいで、父様の尻尾はまだ生えてこないのよ? 私がトランクスを尻尾であやしている時、父様はこっそり羨ましそうな目で見てたんだから」

 

 可哀想な父様と、少女は呟きながら、怯える彼に、親指を曲げた掌をかざす。優しい目を向ける皆に必死に言い訳している父親に気付かぬまま、ナッツは言い放つ。 

 

「本当はじっくり遊びたいところだけど、いつ人造人間が現れるか判らないから、一撃で宇宙のチリにしてあげるわ」

 

 少女の掌が眩く輝き、フリーザとコルド大王をまとめて消し飛ばせる程のエネルギーが収束していく。

 

「光栄に思いなさい。これが父様の編み出した、ビッグ・バン・アタックよ。とても知的で格好良い名前でしょう?」

 

「ビッグ・バン・アタック……」

「ビッグ・バン・アタックかぁ……」

「な、何がおかしい! だいたい貴様らの技の名前も大概だろうが!」

 

 微妙な目を向ける皆とぎゃーぎゃー言い合っている父親に気付かぬまま、ナッツが技を撃ち放とうとしたその瞬間、彼女の後ろから悟飯が飛びつき羽交い絞めにする。

 

「ちょ、ちょっと!? 危ないわよ悟飯!?」

「ヤジロベーさん逃げて!」

「た、助かった! あんがとよ!」

 

 スカイカーに飛び乗ったヤジロベーは、全速力でその場を離れて行く。それを見ながら、ナッツは悟飯を傷付けないよう振り解こうとじたばた暴れていた。 

 

「離してよ悟飯! あいつ殺せないわ!」

「ナッツ、もう許してあげようよ……」

「駄目よ! あいつが父様の尻尾を切ったせいで、私達がどれだけ苦労したか……」

 

 そこで父親の方を見たナッツは、彼が去っていくヤジロベーに手を出さぬまま、ただ立ち尽くしている事に困惑する。大事な尻尾を切られて、一番怒っているのは父様のはずなのに。

 

「……父様? どうしたんです?」

「ナッツ、オレの尻尾が切られていなかったら、どうなっていたと思う?」

「? えっと……」

 

 父親の言葉に、娘は素直に考え込む。少なくとも、ナメック星でザーボンやギニュー特戦隊に苦戦する事は無かったはずだ。それでそのままフリーザと戦って。そこまで考えたところで、ふと気づく。

 

(……父様が大猿のままだったら、カカロットは間違いなく死んでるわよね?)

 

 それでフリーザを倒せたかというと、絶対に無理だ。あの戦いは本当にギリギリだった。間違いなく、私も父様も殺されてしまうだろうし、たとえ私が超サイヤ人になっても1人では勝てない。

 

(そ、そもそもそれ以前に、その状況なら悟飯も父様に殺されちゃってる……! それで間違いなく、私と父様は地球を滅ぼして、ブルマやチチさんも死んじゃうわ……! そしたらトランクスも生まれない……!)

 

 起こっていたかもしれない結末を想像しただけで、ナッツの瞳に、じわりと涙が滲む。そんなのは、絶対に嫌だった。金色だった少女の髪が、輝きを失い黒へと戻る。恐ろしくて悲しくて、泣きじゃくりながら震える娘を、父親は優しく抱きしめる。

 

「……父様」

「大丈夫だ、ナッツ。大丈夫だ」

 

 父親の身体から伝わってくる温もりに、少女の心から、恐怖と悲しみが拭い去られていく。ナッツは大きく息を吐いて、涙を拭う。それから、逃げ去っていくスカイカーに目をやった。その表情は複雑なものだったけど、恨みや怒りは欠片も無かった。

 

(父様の尻尾を切ったのは本当に許せないけど……そのおかげで、私達は地球で今、幸せに暮らせているんだわ)

 

「……本当に癪だけど、父様が気にしてないのなら、許してあげるわ」

 

 

 少女が呟いた瞬間、遠くに見えるスカイカーが爆発した。

 

 

「……えっ?」

 

 呆然と目を見開く少女の視界の先で、黒く焦げた機体の部品がぱらぱらと海へと落ちていく。

 

 あまりの事態に、思わずその場の全員がナッツを見た。彼女は慌てて反論する。

 

「わ、私は何もしてないわ!? あなた達も見てたでしょう!?」

 

「見ろ! あれだ! あれが攻撃したんだ!」

 

 ヤムチャが指差した先、先程の爆発からやや離れた上空に、小さな2つの人影のようなものが浮かんでいた。

 

 2人は明らかに自然落下ではない速度で、街へと降下していく。

 

「やっぱり人造人間だ!」

「……どうして? 戦闘力を全く感じなかったわよ?」

 

 少女は訝しむ。あのヤジロベーという奴を殺そうとしていた間も、あの車が爆発する直前も、気配の感知は一切怠っていなかった。どんなに上手く戦闘力を隠しても、攻撃をした瞬間は、必ず感じ取れるはずだ。

 

 同じく気の感知に集中していた悟飯も、目まぐるしく思考を回転させる。気を一切感じさせずに攻撃する方法。候補は気を使わない、銃や爆弾といった火器。いやそもそも、人造人間という事は、身体自体が生き物では無いのでは?

 

 そして結論に至った彼は、愕然とした顔で呟いた。

 

「じ、人造人間だからだ……き、気なんか無いんだ……!」

「嘘でしょう……?」

 

 その言葉が意味する事に、ナッツは脅威を感じて唇を噛む。少女は物心ついた頃から戦場で戦ってきたが上に、情報がもたらす有利不利をよく承知していた。

 

「相手の位置も戦闘力も判らない。それにもし、あいつらがスカウターのような機械を持っていたら、こっちの情報だけ筒抜けになっちゃうわ。不意打ちも撤退も思うままじゃない」

 

 彼女の言葉に、圧倒的に不利な状況を理解したヤムチャは、顔を引きつらせて言った。

 

「ど、どうする? 全員で固まって奴らを探すか?」

「まとめて消し飛ばされたいなら好きにしろ」

「そ、そうか……」

「手分けして探すぞ。見つけたらすぐ戦闘力を高めて知らせろ」

「わかりました、父様!」

 

 言って真っ先に飛び出していく娘を、父親は慌てて止めようとする。

 

「あ、待てナッツ!? お前はオレと……」

「そこの地球人達もバラバラに探すんですよね? 私だけそんな真似はできません! 大丈夫です! 警戒していれば、不意打ちされても逃げるくらいはできますから!」

 

 勇ましく言い切って街へと向かう娘の姿は、サイヤ人の王族に相応しい颯爽としたもので。父親は一瞬感動に胸を打たれて硬直するも、すぐさま我に返り、自らも全速力で突撃する。

 

「人造人間共! オレが先に探し出してブッ壊してやる!」

「オラ達も行くぞ!」

「お、おう! あんな小さな子も行くんだからな……!」

 

 そして一斉に飛び立とうとした彼らに先んじて、飛び出す影がひとつ。悟飯は自分でも驚くほどの凄まじい速度で、先行していた少女に追い付き呼びかける。

 

「待って、ナッツ! ボクも行くよ!」

「悟飯……」

 

 少女は彼の戦闘力が、倍以上に高まっているのを感じて、悟飯の中にはどこまで力が眠っているのかと、こんな時だというのに、嬉しくなってしまう。

 

 けれど、それでも、超サイヤ人に変身できない彼の戦闘力は、今この状況では、頼りないもので。悟飯を守りながら人造人間と戦う自信は無かったから。サイヤ人の血を引く少年を傷付けてしまう事を承知で、ナッツは彼の目を見ないまま、海面を手で示して叫ぶ。

 

「悟飯はあいつをお願い! まだ生きてるはずだから!」

「あ……」

 

 ナッツの拒絶に、悟飯が停止し、その場に立ち尽くす。そして逃げるように速度を増して街へと降り立っていく少女の姿を見つめながら、少年は彼女にそんな事を言わせてしまった自分の無力さに、悔しそうな顔で、強く握った拳を震わせるのだった。




ヤジロベー「悟飯ー! 早く来てくれー!」


 というわけでお待たせしました。原作より悟飯にとって辛い展開になってますが、後でしっかり挽回しますのでご安心下さい。

 それと今回は阿井 上夫さんからまた主人公の素敵なイラストを頂きましたのでご紹介します! 


【挿絵表示】
 
【挿絵表示】


 1枚目が超サイヤ人になったナッツの立ち絵で、2枚目はそれを扉絵風にしたものですね。色まで塗って下さって本当に有難うございます……! 後で27話の方にも掲載する予定です。

 次の話は、いよいよナッツと人造人間が遭遇します。
 遅くなるかもしれませんが、気長にお待ち下さいませ。
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