暖かい日差し
美味しそうなお弁当
そして、
今にも気絶しそうなムッツリーニ
「「「ムッッッッツリィィィィィィィニ!!!」」」
時は朝まで遡る
「あ・・・あの、その」
そんな彼女の声に皆が反応する
「あの、もしよろしければ昨日の約束の・・・」
一体なんの話だろう
「もしかしてお弁当かの?」
秀吉の質問で皆があぁと言った顔をする
「は、はい」
いつそんな約束をしたのか、全く知らなかった
だが、約束の場にいなかった俺はお呼びで無いのだろう
「じゃあ、行っといで。」
そう言って購買にでも行くかと考えたところで
「え、あのよろしければご一緒に・・・」
彼女は女神なのだろうか
「まじで!やったね!」
「・・・・・・なら屋上に行こう」
「じゃの、いくらなんでも此処ではの」
「なら俺が飲み物を買ってこよう、弁当の礼も込めてな」
「ウチも行く、坂本一人じゃ持ちきれないでしょ?」
「では、先に行ってるとするかの」
「俺たちの分も残しておけよ」
「わかってるよ、でもあんまり遅いと食べちゃうかもね」
少女達移動中…
「うん、いい天気だ」
心地いい日差しに程よい風
まさにお弁当日和と言ったところだろう
「シートもあるんですよ」
そう言って小洒落たシートをひいてその上に皆が座ったところで
「あまり自信はないんですけどね」
そう言って彼女は重箱を取り出す
「「「おおおおぉぉぉぉ」」」
思わず声が重なる
なぜなら
「すごいよ、姫路さん!」
「ありがとうございます」
中にはとても手間や時間が掛かりそうなものから、色取り取りの野菜まで揃っていて贔屓目無しでも美味しそうだっからだ
「・・・頂き」
そう言ってムッツリーニがおかずの一つを一足先につまむ
バタン!
誰もが思いもしないことが起きた
ムッツリーニが倒れて動かなくなったのだ
・・・大丈夫かな?
「つ、土屋くん!?大丈夫ですか!」
そんな彼女の声が響いた時
ムクリと起き上がり親指を立ててグッというジェスチャーをした
(どう思う二人とも)
彼女に悟られぬ様に小声で話しかけた
(どう思うといわれてものう、あれは演技ではないじゃろ)
(僕もそう思うよ、まだムッツリーニの足は震えてるしね)
(・・・とりあえず食ってみるか)
(ダメだ!燈!雄二が来るまで間をもたすんだ!)
(いや、俺さなんだか興味がわいてきたんだよね)
(興味かのう?)
(あぁムッツリーニをあそこまで追いやった料理を食べてみたい)
(いや、ここはわしが行こう)
((ひ、秀吉!!))
(俺が行くって、だから早まるな!)
(ふっ、わしの胃袋を舐めるでない、ジャガイモの芽程度ではびくともせん)
(俺は食べてみたいんだ!だから俺が行く)
(強がらなくてもよい、手が震えておるではないか?大方約束していたわけでもないのに手料理を振舞ってくれた姫路に義理立てしたいのじゃろう?)
(う・・・)
(で、でもそれじゃあ秀吉が)
この間約0.2秒である
「お、うまそうじゃないか」
ひょいとおかずを一つ口に入れる雄二
「あ!ばか待て!!!」
俺の制止は少しばかり遅かった
「ぐはぁ!」
雄二が倒れた・・・だと
バカな、あの雄二でさえ耐えられないのか
倒れた雄二が目で訴えている
(毒を盛ったな)
(姫路さんの実力だよ、残念なことにね)
「あれ、坂本?何やってんの?」
島田も帰ってきた
そういえば二人で行ってたなぁ
忘れてたよ、完全に
「あ、足がつってな」
「ダメだよ?雄二、運動不足じゃない?」
「坂本ってもうこれ以上ないくらい鍛えてると思うんだけど」
その疑問は正しいよ島田さん
ただ、この場ではその正しさが恨めしい
「気のせいじゃないかな?それより島田さんさっき虫の死骸がてにのってたよ」
「ちょっと!そういうことは早く言いなさい!」
急いで何処かに行く島田さん
多分手を洗いに行くんだろう
今はそれよりも
「ナイスだ!明久」
(さて、どうする?)
(ぼくに任せて!)
((明久!))
(僕に案があるんだ!)
(さ、流石のわしもさっきのを見たら決意が揺らいだのじゃ。頼むぞ明久)
「あ、あれはなんだ!」
「どれですか?吉井くん」
そう言って彼女の気を引いた明久は
お弁当を、雄二の口に、流し込んだ
「お、ああ、ええあえお」
雄二が声にならない声を出している
「気のせいだったよ姫路さん、あとお弁当美味しかったよありがとう」
「うむ、とても美味じゃったぞ」
「・・・ご馳走様」
「ご馳走様、美味しかったよ」
「あ・・・ありがとな、姫路」
皆がそれぞれ姫路さんにお礼を言う
「あ、はいお粗末様でした」
「美味しいと言えば駅前の喫茶店が凄く評判なんだって」
明久が話題をかえる
また作りますみたいな展開を防ぐためだ
「いろんな種類のデザートがあってどれも美味しいみたいだよ」
「あ、デザートといえばですね・・・」
嫌な予感がする
頼む!外れてくれ!
「実はデザートがあるんです」
「やめろ明久!次は俺でもきっと死ぬ!」
明久と雄二が命のやり取りをしている間に
(秀吉、どうする?)
(ムッツリーニは無理そうじゃしの、わしかお主が行くしかあるまい)
(ダメだよ二人とも!死んじゃうよ!?)
(俺のことは犠牲にしようとしたよな!?)
(・・・俺が行くさ)
決意を固めて立ち上がる
「頂きます!」
ええい!あとは野となれ山となれ!
そう思いながら一心不乱にデザートを食べた
「ぐへぁ!!!」
そこで俺の意識は途絶えた
「・・・雄二、さっきはごめん」
「分かってもらえたならいい」
そんな会話を聞きながら
今回gdgd感がヤバイです。ごめんなさい。
次からもっと頑張りますのでよろしくおねがいします!
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