「全く。仕事は最後まで気を抜かないでやり遂げてもらいたいわね」
「…申し訳ない」
緋野の言葉に、何も言い返せずに頭を下げる。
男の魔族化自体を直接的に防ぐ術は無かったとはいえ、捕らえた時点で気絶させるなりして魔法を封じておけば良かった話。状況証拠で発声がなければ魔法を使えないだろうと他かをくくってろくに注意を向けなかったのは油断と言うほかない。
「まあいいけど。元々私が居ればどうとでもなるんだし」
「……」
彼女の軽口にも、今度は反論できない。事実、あれだけの力があれば彼女単独でも問題なくあの男を捕らえられただろうし、魔族化を許したとしてもあの通りすぐに打倒できる。自身の失態も相まって、その不遜な物言いに言い返す頃ができなかった。
改めて、魔族の燃えカスを見やる。あの灼熱の一撃を受けて原型が残っているのは、さすがに魔法に長けた魔族というべきか。だが、それでも残ったのは元の形も判別できないような黒い塊だけ。しかも、自ら炎を操る魔族をこうも簡単に焼き払うというのは、緋野の力量の高さを改めて実感する。
チラリ、と緋野の横顔を覗き見る。彼女は僕にも魔族の残骸にも興味を失ったような風で、周囲をゆっくりと見回している。残党探しか、あるいは周囲にけが人でも出ていないか確認しているのか。流石にそれくらいは僕も探査魔法で確認しているので周囲に問題がないのは分かっているが、それを言っても素直に聞くような女ではない。
心の中でため息をつく。彼女の実力は確かに高いが、僕だって別に足手まといってわけじゃない。実際、案件の解決への寄与は似たようなものだし、単独で魔法病の罹患者を捕らえるのに不足があるわけでもない。それでも、僕が彼女からの協力を得たことは一度もなかった。
――やっぱりまだ、信頼が足りないのかね…
実のところ、僕はこのチームにとってはまだまだ新人。入ってからかなり日が浅いので、チームメンバーとの信頼関係がそれほど構築できていなかった。そして、その最たる例が、この緋野との不仲なのである。
…いや、逆に短期間で関係性が悪化しすぎなんだけど。ただ、それはこの女が一々挑発してくるのも悪い。
「ねえ、なにジロジロ見てるの?」
「ああ、えっと……探査魔法で周囲の確認は終わってるんだけど…」
「……」
無視。
思わず、ため息が出る。これは先が長そうだ。
「先輩!」
「おう、終わったみたいだな」
そう思い悩んでいると、路地の角から二人の男女が現れた。そのうちの一人である少女は、ぱたぱたと僕のもとへと駆け寄ってくると、パッと花が咲いたような笑顔で微笑みかけてくる。
「お疲れ様です。ご無事でしたか?」
「ありがとう、日向さん。僕は全然問題ないよ」
「もうっ!『愛』で良いですよっていつも言ってるのに!」
そう言った少女――日向愛は、ちょっと拗ねるような表情を僕に見せた後、くるりと振り向いて緋野の方にも話しかける。
「緋野さんも、お疲れさまでした」
「…別に、これくらいなんてことはないわ」
「えっと、そうですよね…あはは……」
緋野の素っ気ない返しに苦笑いになる日向さん。ことさら仲が悪いのは僕くらいだが、緋野は基本誰に対してもこんな感じで素っ気ない。人懐っこい感じで人当たりのいいの日向さんに対してもこれなのだから恐れ入る。
日向さんはなおも緋野に何かを話しかけようとしていたが、肝心の緋野の方は全くそれに応じようとする気配もない。結局、しょんぼりと肩を落として諦めたみたいだ。
そんな僕らの様子を見ていたもう一人――我妻さんが、僕たちの会話がひと段落したところで話しかけてくる。
「…まあ、残りはこっちでかたずけておくから。誰かに見つかって騒ぎにならないうちに帰っとけ。菊川の嬢ちゃんももう帰ったみたいだ」
「ええ、了解です。あとはよろしくお願いします」
「いつもすみません」
「いや、こっちはこれが仕事だからな」
そう言って、我妻さんはニカッと僕たちに笑いかける。
残り、というのは先ほど消し炭にした魔犬、そしてその元となった男に関する処置のこと。僕たちは魔法に関する特別対策チームに所属しているが、あくまで協力者であって警官ではない。そのため、こうして魔法を用いた犯罪者や魔族に対処することはできても、その後の処置関わることは出来ない。それは、資格という意味でも、能力という意味でも。さらに言うと、僕たちが対策チームの人間であることが知られてしまうこともよろしくない。公安の情報が漏れ出すことにもなりかねないし、なにより僕たちの身の安全にも関わることだから。そんなわけで、こうして案件への対処が終わった後は、他の人に見つからないうちにすぐに解散するのが常となっていた。
「お疲れ様です。では、また次の会議で」
「お疲れ様です。お仕事頑張ってください」
「……」
「おう、気を付けて帰んな!」
我妻さんに別れの言葉を告げ、帰路に着く。もちろん、人目につかないような道を選んで、ついでに認識阻害の魔法も発動して。なんてやっているうちに、いつの間にか緋野が姿を消し、僕と日向さんの二人きりに。別れの言葉もなしとか、本格的にコミュニケーションを断絶していやがる。
「あはは、緋野さん、どこかに行っちゃいましたね…」
「ごめんね、僕って緋野に嫌われてるみたいで」
「いえ、緋野さんは割といつもこんな感じなので…」
「…そうなんだ」
「私も緋野さんと、もっと仲良くしたいんですけどねぇ…」
やや寂し気に、日向さんがそう語る。日向さんは、チームでも特に人間関係の改善に重きを置いている一人だ。それは、日向さん自身が人と人との繋がりを大切にしているというのもある。だが、一番の理由はそもそものチームワークの悪さにあるのだろう。
緋野は顕著な例ではあるが、他のメンバーも似たり寄ったりな部分はある。もう一人の魔法使いである少女――菊川莉緒は、緋野のようにあからさまに交流を避けることこそないものの、あまり他人と関わろうとしない。それも、人見知りというよりは何かを怖がっているかのように…
そして、そもそもの話。僕たち魔法使い――魔法病の罹患者は、魔法病に罹っていない一般の人々から大いに恐れられている。一つは、単純に未知の技術である魔法への恐れ。もう一つは、致死率100%と言われる魔法病のキャリアに接触することへの恐れから。さらには、最近増加している魔法を用いた犯罪への嫌悪の感情なんかもあり、我々魔法使いはなかなか難しい立場に追いやられているのだ。
ともかく。
日向さんはそんな現状へ不満というか、悲しみを覚えているらしい。そんなわけで、何とかチームの皆と仲良くなり、ひいてはチーム全体が良い関係性を保ったままに活動できるように、と日々頑張っているのだ。
とはいえ、なかなか成果は上がっていないようだ。というのも…
「でも、緋野さんが他人を拒絶するのも分かるんですよね。ご家族全員、特に中の良かった妹さんまで『教団』のテロで亡くされて…」
「緋野が対策チームに入った理由、復讐だっけ?」
「はい。勅使ヶ原リーダーからはそう聞いてます」
勅使ヶ原リーダー。対策チームの統括役である彼も、チームの現状には憂慮しているらしい。「ホントはダメなんだけど…」と言いつつも、本気で調べれば分かる程度の情報は教えてくれている。
「…多分、緋野さんはもう大切な人を作らないようにしているんだと思います。大切な人を無くす悲しみを、もう味わいたくないから」
「そうなの?リーダーは特にそんなことは言ってなかったけど…」
「私、そういう人の感情を推し量るのだけは得意なんです。魔法とかは、からっきしなんですけど」
そう言って、日向さんは困ったような顔で頬を掻く。日向さんは、チームでは唯一の魔法使いでも警察側の人間でもない存在だ。なんでも、魔法に関する研究所から派遣されてきたのだとか。
「…でも、そうなると、仲良くなるのは難しいかもね」
「はい。私も、『近寄らないで』って人にグイグイ迫るのはちょっぴり無神経かな?とは思うんです」
「まあねえ…」
「でも、やっぱりそういうのって寂しいと思うんですよ」
日向さんの瞳が熱を帯びる。
「別に、みんなで仲良くしよう、とか言うつもりはありません。でも、同じチームで働く仲間になったのに無関係の他人だなんて、悲しいと思うんです」
「悲しい、か。確かにね」
「はい。折角こうして知り合ったんですから。お話もしたいし、一緒にご飯も食べたいですし」
「…まあ僕も、もうちょっと普通に会話できればとは思うかな」
「ふふ、そうでしょうそうでしょう」
そう言って、にっこりと笑う日向さん。本当に、この子は笑顔が似合う。
「だから、諦めません。緋野さんも、他の皆さんも。全員ともっとしっかりお話して、仲良くなろうと思うんです!…もちろん、先輩とも仲良くしたいんですよ?」
日向さんが、僕の瞳をのぞき込む。間近に迫った彼女の黒い瞳に、吸い込まれそうな気分になる。
視線を反らし、軽く頭を振る。初めて会った時からこんな感じでグイグイと迫ってくる彼女に、僕はいつも翻弄されっぱなしだ。こういうのが、知り合い全員と仲良くなるっための秘訣なのだろうか。
「何と言うか、流石だね、日向さん」
「…もう、『愛』でいいですって、言ってるのに」
「それはまた今度ね」
「……いけず」
はあ、とため息をつく日向さん。しかし、すぐにニッコリ笑顔に戻ると、パッと一歩前に進み出て、くるりとこちらに振り返る。周りを見ると、いつの間にか駅の前にたどり着いていたようだ。僕と彼女では使う路線も違うため、ここでお別れという事になる。
「では!今日はお疲れ様です。先輩と仲良くなるのは、次の機会に持ち越しという事で!」
「ははは……お手柔らかに」
「全力で行きます!…ではまた!」
そんなことを言った日向さんは、深々と一つお辞儀をして、手を振って雑踏の中に消えていった。最後までエネルギッシュな彼女がいなくなると、周りがやけに静かになったように感じる。ちょっと寂しい。
「…攻略、されかかってるかな?」
ふとそんな言葉が浮かんで、苦笑してしまう。
どのみち、彼女と仲良くなって困ることもないし、悪い気もしない。
――名前で呼んであげた方がいいのかねえ…
そんなことを考えていると、秋の風が頬を撫でた。その冷たさに身を震わせた僕は、逃げ込むようにそそくさと駅構内に入っていった。
***
「ただいま」
「あ、おかえり、お兄ちゃん!」
玄関の扉を空けると、リビングの奥から元気のいい声が聞こえてくる。と同時に、鼻腔をくすぐるおいしそうなスパイスの匂い。空腹を煽るその匂いに、ぐうと腹が鳴ってしまう。
「もう、お兄ちゃんったら、帰ってきてすぐそれ?食いしん坊さんなんだから!」
その音が聞こえたはずもないのだが、妹は僕の心を見透かしたような事を言ってくる。まあ、こんなやり取りもいつものことなわけだが。
妹の揶揄いの言葉を無視して、リビングに入る。今日は特に寒かったためか、エアコンで温められたリビングの暖かさがことさらに心地いい。思わず、寒さに凝り固まった体をほぐすように、グッと一つ伸びをする。
リビングの奥のキッチンに目をやると、そこにはエプロン姿の妹――花蓮の姿。仕事が多忙なせいで深夜以外は滅多に家にいない叔母や、『部活』のせいで帰りが遅い僕に代わって、食事を作るのはいつも妹の役目になっている。台所に立つ花蓮の姿ももう見慣れたものだ。
「そんなに物欲しそうな目で見なくても、もうすぐ出来るよ!」
「いや、別に催促したわけじゃ…」
「ふふん。私に嘘は通じないって、分かってるでしょ?」
「…ぐぅ」
食い意地が張ってるみたいな言い草に思わず言い返してしまったが、ぴしゃりとその反論を封じこまれる。実際、食欲をそそるカレーの匂いに早く出来ないかと期待していたのは事実だ。そんな心理を見抜いた言葉に何も言えなくなる。そんなわけで不貞腐れてソファにうずもれていたのだが、妹はそんな僕の心情はお構いなしだった。
「ほら。ご飯できたから、運ぶの手伝って?」
「…分かった」
「早く早く。出来立てが一番なんだから!」
妹に急かされて、仕方なくソファから立ち上がる。
手渡された皿を見ると、そこにはポテトサラダとサケのムニエル、それにトマトのマリネ。さらに奥の鍋を見るとベーコンのスープもあるらしい。基本的に簡素な献立を作ることが多い花蓮にしては豪華な内容にちょっと驚く。ウキウキとそれらを盛り付ける花蓮からも、嬉しそうな感情が伝わってくる。
「珍しく豪華な夕飯だね。何かいいことでもあった?」
「ん?うん、前から仲良くしたいって思ってた子とやっとお話しできたから。そのお祝い」
「そりゃおめでとう!確か、前島さんだっけ?」
「そう、その子。前島藍子ちゃん」
「なるほど。仲良くなれそう?」
「多分ね……まだちょっと、魔法病のことは怖がってるみたいだけど…」
花蓮がちょっと寂しそうな表情でそう答える。
魔法病がこの世に登場して、およそ十年。魔法病の特性は最初期に比べるとそれなりに判明してきたと言われているが、それでもまだまだ未解明の部分は多い。感染性は低いため魔法病の患者に接触しても罹患することは無いと公表されているが、それでも魔法病の患者は人々にだいぶ怖がられている。なにせ、未だに治療法の糸口すら掴めていない状態。万が一にも感染すれば決して治ることのない死病という恐怖は、理屈の上で問題ないと分かっていても早々ぬぐえるものではない。
それゆえ、花蓮は学校でも孤立しがちだ。一応何人か友達と言える人間はいるみたいだが、その友達の友達にとってはやはり花蓮は怖い相手らしく、いつも一緒に、と言う訳にはいかない。だから、少しでも自分を怖がらないでいてくれる友達を増やしたいと、日々頑張っているらしい。
「…そっか。仲良くなれるといいね」
「うん!頑張っちゃうから!」
そう言って、花蓮はにこやかに笑う。
花蓮のこういうところは、昔から敵わないと思う。僕自身が割と友人に恵まれてきた人生であるというのもあるが、花蓮のように自分から進んで友人の輪を広げようとする根性はそれほどない。まして、それが自分を怖がっている人間となると…
魔法病の病状のせいか、花蓮は自分の想いに全力になることに躊躇いがない。「自分らしく生きるのが大切なんだよ!」とはいつも言っている言葉。
処置のしようがないから、と自宅療養になっているだけで、花蓮の魔法病の病状はちっとも回復していない。魔導器官が取り込み続けるマナを一部僕の魔導器官で引き取って安定させているとはいえ、魔法病の浸食は徐々に進んでいる。
もって、あと数年。
同じ魔法病の罹患者としての第六感が告げる期限。力いっぱい日々を過ごすその元気な姿からは想像もできないような短い機嫌が、花蓮に残された命の時間だった。
二年前。
『教団』が白昼堂々引き起こした魔法病テロによって、僕たちの両親は命を落とし、僕と花蓮は魔法病の罹患者となった。だが、高い適応率と特殊な体質のおかげで魔法病に罹りながらも体への影響がほとんどなかった僕とは違い、適応率の低い花蓮は死の淵に立たされていた。その時、僕は咄嗟に花蓮の心臓の魔導器官と僕の魔導器官を接続する魔法を発動し、花蓮の魔導器官が取り込むマナを一部引き受けることで、花蓮の魔法病の進行を抑えることができたのだ。
だが、このやり方が成功したのは、奇跡的ともいえる僕の特殊体質によるところが大きい。それは、魔法病の進行が時間経過で回復していくという、他に類を見ない体質。この体質によって、僕は魔法の継続使用で魔法病が進行してもそれを補うことができるし、他人からマナを引き受けて浸食が進んでも問題ない。治療法と呼べるようなものではない力技であったとはいえ、確かに花蓮の死期を遠ざけることには成功した。
ただ、それも死期を遠ざけるだけであり、その方法によって魔法病を完全に克服できたわけではない。
一部のマナを引き受けることで魔法病の進行を抑えられたとはいえ、すべてのマナをこちらに引き込むことはできない。取り込んだマナの通る経路に分岐を作ることで、部分的にマナの流れを分けているだけなのだ。だから、僕に流した分の残りのマナを取り込んだ分だけ、花蓮の魔法病は進行する。一般の魔法病患者よりは遅いとはいえ、日々確実に死に迫っていくその感覚は、いかなるものなのだろうか。能天気なように振舞っているその笑顔の奥で、どうしようもない恐怖が時たま花蓮を襲っているのは分かっている。魔導器官を接続した影響か、しばしば近くにいる互いの感情が流れ込んでで来ることがあるのだ。特に、強い感情を抱いた場合に。
今だって、新しい友達と仲良くなろうという意気込みのその裏に、やがてその友達と永遠の別れを告げることへの怯えと寂しさが含まれているのが伝わってくる。逆に、僕がそれを知って憂いを感じていることも、花蓮には伝わっているのだろうと思う。
「まあたぶん、話しかけるのに一か月くらいだから、仲良くなるのには一週間くらい?」
だというのに、そんな内心はおくびにも出さず。花蓮は今日も楽しそうに笑う。死ぬのが怖くないわけじゃない。やけくそになっているわけでもない。ただ、限られた時間を精一杯自分らしく生きようとするその姿に、やっぱり僕はこれからもずっと敵わないんだと思う。
「…どんな計算でその期間になったのかは分からないけど。まあ、上手く友達になれたらお祝いしてあげるよ。ケーキとか買ってこようか?」
「え~?妹の友達が増えてお祝いとか、なんかシスコンっぽい!」
「つまりケーキは要らないと」
「いやいや、そんなことは言ってないって」
「…まあいいけど」
やったあと喜ぶ花蓮を尻目に、改めて思う。
この可愛い妹は絶対に死なせない、と。
それは、僕が対策チームに入ることにした理由でもあった。魔法犯罪対策チーム、とは銘打っているが、実際のところは『教団』の犯罪に対抗するための組織という意味合いが強い。それだけ、今の日本で引き起こされる魔法犯罪は教団の手によるものが多いのだ。
そして、教団は日本で一番の魔法犯罪組織であるとともに、恐らく日本で一番魔法技術に通じている組織であもある。それは、教団に所属する魔法病患者の数が多いこと、そしてその『教義』によって魔法の使用に躊躇いがないことに起因する。実際、度々退治する教団の幹部は驚くほど多彩な魔法技術を使ってくる。だから、恐らく教団には魔法病に対する何らかの治療法もあるのではないかと思う。対策チームのリーダーも同じ事を考えていると言っていたから、単なる希望的観測と言う訳でもない。
魔法犯罪に対抗するために協力する代わりに、教団から得られる治療法をもって花蓮の延命を計る。
それが、僕が対策チームで戦う理由だった。