先に動いたのは月読命だ。月読命はいま薙刀を使っている。俺は
大鎌だから少し分が悪いかな。
「怒剛 地壊烈断!」
「うおっ!!」
あっぶねぇ、さっそくおっかない技きやがった。あ、後ろの空き家
8件位倒壊した。技は直撃していないのに。これ、何て無理ゲー?
「そちらも技を放ったら?来ないのなら行くけど。」
「生憎大鎌の技はないんだわ。でも、」
俺は瞬間の速度を強化して、月読命の後ろをとった。
「こっちは速度で挑もう。」
「っ!?結界!」
チッ、結界で防がれたか。かってぇな。けど、後ろを取ることが
出来ただけでも収穫あり・・・かな。
「こちらも速度を上げるよ!」
「うわっ!あっぶねぇな。死んだらどうする。」
「そこは~、頑張って!(`・ω・´ )b」
頑張ってじゃねぇよ。しかも人間が神様と戦闘って、ほぼ100%負けるじゃねぇかよ。
<おい、お前はどっちが勝つとおもう?>
<いやいや、どう考えたって月読命様だろ?>
<俺はあの新人に駆けるぜ。>
<私は月読命様かな?だって、見たところ能力使えてないし。>
<確かに月読命様は能力使用してるしな。>
<というか、あの新人外からきたやつだろ?>
<外様か。外様は正直いらないんだが。>
あのさ、さっきからコソコソ言ってるの聞こえてるからな?あと、能力は使えねぇん
じゃなくて使ってねぇんだよ。それと、外様と言って差別とかいい度胸じゃねぇか。
それよりも、月読命さん?額に青筋が出てまっせ。せっかくの美人が台無しでっせ。」
「「「えっ!?」」」
「ん?」
「ムー」
あれ?何で皆時間が止まったようになってるの?そして月読命は顔を赤くしてるの?
さらに月乃はなぜ頬を膨らませてんの?
「ちょっ!?こんな大勢の前でいきなりにゃにを!?///」
「ん?俺が何か言ったのか?」
「え!?だってさっき美人って。」
「あれ?もしかして口に出てた?」
「「「うん、思いっきり口に出してた。」」」
うわーー!!マジか!俺社会的に殺されるやん。え!・・・はぁ、俺の人生もここまでかぁ。
って不老不死やけん死ねへんは!・・・現実逃避はやめよう。
「え?何時から口に出てた?」
「『さっきからコソコソ』って言うとこからだよ。旦・那・様。」
「ちょっと待て!月乃!目が、目が完全にイっちゃってるから!いや、ちょ!
マジでやめろ!刀をこっちに向けるな!?あと旦那様ってお前とは付き合ってない!」
「いいからこっちにクル。」
「・・・はい。」ズルズル
ああ、俺の人生もここまでかぁ・・・。(二回目)いや、結構ガチなんだな。これから
いったいどんなO・HA・NA・死☆されるんだろうか。
「・・・どうしますか?月読命様?」
「う~ん、生きてることを祈ってここまでにしよう。」
この日、試験は中止になった。あ、ちなみにガチギレした月乃は怖かったですまる
次の日~
昨日は結局中止になってしまったが動きの筋はいいと言うことで良しとなった。こんなので
良いのか?軍よ・・・。まぁいい、今日は指揮のテストだ。新人の中でもリーダーを
決めるためらしい。ホログラフィーシミュレーションと言うものでするそうだ。
「順番に5人ずつ行います。では始めてください。」
そのあと、普段通りに進んだ。そして、やっとこさ試験全てが終了した。結果は俺
が二等兵、月乃がリーダーを勤めることになった。・・・えええ!?あの月乃が!!
「おめでとう。しかし月乃がリーダーとは。大丈夫か?今年の新人。」
「ちょっと!それどういうこと~。」む~
む~って、それよりも、今日はこれで終了かな?先輩たちは遠征に行ったけども。
「あ、ねぇ東、なんで戦闘の時に本気出さなかったの?」
「何故って、本気は疲れるしめんどいからな。まぁ、後は見てる奴等のためでもある。
よく考えろ?お前が俺と戦闘するときよりもおぞましい殺意を感じるんだぞ?」
「あー、確かにそれはね。」
「たろ?分かってくれっ!?」
何だ?妙な胸騒ぎが・・・。そしてこの気配、もしかして大妖怪クラスがきてるのか?
でも、月読命も誰も気がついていない。
「月乃、少し手伝ってくれるか?」
「うん、この気配でしょ?」
「ああ、じゃあ、行くか。ステルスしとけよ。」
妖怪side
「さて、ここが都市と言われるところね。ここの二人に私の下僕がやられたと。
ふーん、このルーミアにたてつく者がまだいたとはね。」
ふふ、楽しみだわ。その二人は私を満足させて貰えるのかしら。あと二時間もすれぱ
夜が来る。その時に襲撃をする。ふふふ、完璧ね。
「あーっと、そこの大妖怪さん?何かうちにご用事が?」
あら、間違ったわ。相手の方から来てくれるなんて。では早速お手並み拝見と
しましょうかね。
東side
妖力をたどって行くと金髪の女性が都市を見ていた。いや、都市の中の誰かを見てるのだろうか?とりあえず攻撃するつもりなのだろう。
「あーっと、そこの大妖怪さん?何かうちにご用事が?」
すると此方を向いた。その顔は新しいオモチャを貰った子供みたいに無邪気で、
しかし人を殺すことを楽しむ狂った笑顔に見えた。そして、周りが暗くなった。