Legends of Stratos   作:光影陽炎

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このぐらいしか行けませんでした・・・!


試験、そして入学

俺、ジャック・デュノアはIS学園と呼ばれる学校に強制転入された。

いや、そうすることしか出来ない状況に追い込まれたのだ。あの日、オヤジに言われてISに触れた俺は、眩い光に吸い込まれいつの間にかISに乗っていた。

社員達は驚き半分、そしてやっぱりかといった顔が半分になっていた。いや、俺男なんですけど?

その後、IS学園に入学することを国の政府に言われ、日本に向かった俺は、あっちの訓練施設で適正試験とやらをやることになったんだが・・・・

 

 

 

相手が世界最強ってどうゆうことよ?

 

 

「ではジャック君!ISに乗ってください!」

驚異のデカさな胸を持った教師が俺にそう言う。

それに俺は頷いて、目の前に鎮座しているISに乗る。

未だにこの試験で世界最強と戦わなければ行けないのかが分からん。しかも向こうからご指名とは意味がわからん!まぁ自分も前世では最強だったけれども!

IS<打鉄>に乗った俺に、まず肩の装甲が浮遊し、腕甲が腕を包み、足が浮き始める。

―――展開完了―――

俺は前回の経験を頼りに、展開を完了させる。

「展開完了、準備OKです」

「では、訓練頑張ってください!」

目の前のゲートが開き、目の前に光が射す。

俺は、機体を前に飛ばし懐かしの戦場に向かった―――――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――――そして数日後。俺は自分のクラスである1年1組にいた。

 

「では、一人ずつ自己紹介をしてもらいたいと思います!」

あの試験の時にいた教師、山田先生が全員にそう言った。

一人ずつ席を立ち、自己紹介を初めて行く。あの織斑一夏はどうやら教室の状況に驚いていたようだった。

あまりにもぼうっとしていたようだったので、山田先生から涙目で自己紹介を頼まれていた。

「お、織斑一夏です!」

大きな声でそう言った。うむ、声が大きいって言うのは非常にいい事だ。で、気になる自己紹介だが・・・・

「・・・・・以上です!」

クラス全体がガタッと揺れた。もう少し自分をアピールしようよ、有名人なんだからさぁ。

そして次の番である、3人目の帽子を被った男が立った。

「・・・・唐沢です。趣味は読書で、特技は声真似です。男ですが、よろしくお願いします。」

そう言って唐沢は一礼して、席に着こうとした瞬間・・・

 

「「「「「キャ――――――!!」」」」」

 

教室が、爆発した。

「ミステリアス男子キター!」

「それに力強そう!」

「かっこいいわぁ~!!」

教室外であればわからないだろうが、一瞬核爆弾が落ちたかと錯覚するほどだった。

しかし奴、あんな大音量な嬌声が上がったというのに、何故悠然と立ってるんだ?

「・・・・・(スポッ)」

耳栓・・・・だと・・!?

そして唐沢が座ったあと、また教師が入ってきた。

ツカツカと歩いて教卓に向かい、手に持っていた本やらなんやらを置いて俺達のほうに向いた。

「生徒諸君、おはよう!私は織斑千冬だ。これから一年間諸君の担任を務める事になったので、よろしく頼む。」

そう言って再度爆弾が落ちかけたが、織斑先生が無言で制した。

どうやらさっきの爆発を聞いていたようで、それをさせまいと無言で彼女らを見ていた。

「自己紹介をしている程、時間があるわけではないのでな。次の一人で自己紹介を終わらせてもうことになるが、最後の一人は誰かな?」

と言って、俺の方を眼だけで見た。

ヤロー俺に自己紹介をしろってか?まったく、メンドくせぇな・・・・と思いつつも立ち上がる。

「・・・ジャック・デュノアだ。趣味は自己鍛錬だ、3年間よろしく頼む。」

そう言って席に座る。

そしてポケットからティッシュを丸めたのを耳に詰め、耳栓の代わりにした。

「「「「「キャーーー!!」」」」」

予想通りの爆発音。まったく、絶叫爆弾は勘弁してほしいもんだよ・・・・

「ワイルド系男子!」

「織斑君もいいけど、彼もいいよねー!」

「ウホッ、いい男!」

女子が色々と評価を述べていく。最後の奴は織斑じゃないよな?唐沢だとしてもゾッとするわ・・・

「さて、自己紹介もいいところにして、授業に入るぞ!全員教科書の最初のページを開いてくれ」

織斑教員がそういうと、全員が教科書を取り出して、指定されたページを開く。

さて、久しぶりの勉学と洒落込みますか・・・

 

 

授業が終わった後、俺と俺の隣にいる唐沢の元に織斑がやってきた。

「よう。あんたらも無理やり入れられた感じか?」

「俺は偶然だ。まぁ無理やりと言えば無理やりだけどな」

拒否しようと思えば出来たけどな。

「・・・俺も黒服に誘拐された」

「「それはお前だけだろ」」

黒服に誘拐とか、どこの暗部だよ・・・

「まぁ3年間仲良くやって行こうぜ。俺は一夏で呼んでくれ」

「あぁ、よろしくな。俺はジャックでいい」

「俺は俊幸でいい。・・・ちなみに一夏、あそこで睨んでる女子はお前の知り合いか?」

俊幸が指した方向には、じっとこちらを睨んでいるポニーテールの女子がいた。なんだ?一夏の女か?

「・・・・箒か?ちょっと行ってくるわ」

そういうと一夏は睨んでいた女子の方に向かっていった。なんだ、やっぱり女か。

「・・・そういえば、ジャック。お前適性検査の相手は誰だった?」

「俺か?俺はブリュンヒルデだったぜ」

まったくあの時は本当にひどかったな。あんなのはもう勘弁だ。

「そうか、お前もあれだったのか・・・」

「ってことはお前もか?」

「ああ・・・嫌な、試験だったよ」

それだけは同意するぜ。いや本当に。

「少しよろしくて?」

「あ?」「ん?」

目の前に現れたのは金髪の女子。風貌からして何処かの国の代表候補であることは出しかだろう。そしてもう一人、茶髪の奴がそばにいた。両方とも、お嬢様系の品のある奴に見え――――――

「あら!代表候補生であるこのセシリア・オルコットに対して、少々無礼ではありませんこと?」

「「・・・・・・?」」

訂正。とんでもなく今のご時世に乗っているただの馬鹿だった。つーか金髪の方は何処かで見たことある顔だな・・・・どこでだっけ?

「何かおっしゃったらどうなのですか?」

「申し訳ない、ミスオルコット。あまりに突然だったもので対応が遅れました。で、ご用件とは?」

先ほどまで少し貯めながら話していた唐沢が、突然滑るように話し始めた。

あれ、なんかこいつ何処かで聞いたことがある話し方だな?

「え、ええ・・・やってきた男性適性者がどのような方なのか、品定めに参ったのですが・・・まさかあなたがいるとは思いませんでした、ジャック・デュノアさん」

あ、思い出したぞ!

「あの列車事件以来だな、姫。アルバードさんとロザンヌさんはお元気か?」

「ええ、お会いしたらお礼を言うようにと伝えられました」

「おいジャック、何の話だ?」

俺とオルコット嬢の会話に、俊幸が絡んでくる。まぁ普通にきになるよな。

「数年前の大陸横断鉄道で起きた脱線事故は知ってるか?」

「あぁ、あの死者0の奇跡の脱線事故だろ?ニュースで見かけたことがある。」

「あれの当事者に俺とオルコット嬢の両親がいてな、その時に知り合ったんだ」

「わたくしの父と母は、いつもデュノアさんに助けられたと言っているんですよ?」

あの二人をかばって鉄骨を脇腹に食らった程度だけどな。あのクソババアは投資してくれる貴族が他国から出たからものすごく喜んでいたけど。

「ほう、そんなことが・・・」

「そんで、その後のパーティに呼ばれて知り合ったってとこだ」

「そうでしたわね・・・」

と、ちょうどその時授業の始まりのチャイムが鳴った。

「では私は戻ります」

「おう、また後でな」

 

と、そのやり取りがあった後の数分後頭に巨大なたんこぶが出来た一夏とあいつの女が入ってきた。織斑教員に殴られたか・・・ドンマイだな。

「はい、授業を始めますよ~」

山田先生がのんびりとした声でそう告げた。

それに応じて教科書を開いて授業を進めていく。織斑に目を向けると、全く分かっていないのか、ノートに書き込むペンが止まっている。

「ここまでで、誰か分からない人はいますか?」

黒板に書くチョークを一度置き、俺達の方を向く山田先生。今黒板に書いていた内容は、ISに乗る者として最低限知っておくレベルの内容である。手が挙がっているわけがないのだが・・・

「すいません、全部わかんねーです」

クラス全員が唖然とする。こいつは入学する前の分厚い本を読んでいなかったのか?

あれを読むのに俺は1ヶ月かかったがな。だって難しい言葉をならべてきやがったんだもん。

「え、ええっと・・・・織斑君以外に分からない人はいますか?」

再度山田先生が俺達に問いかけると、今度は俊幸の奴が手を挙げていた。ま、まさかお前まで・・・!

「『搭乗者の生命が危うい状況に陥った場合、ISの展開を緊急措置として認める』とありますが、危害を与えてきた市民に対しての発砲は許可されるのですか?」

「危害を与えてきた市民に対しての発砲は許されますが、致死になるまでの発砲及び攻撃は認められていませんので、許可は下りますが射撃等をする場合は周囲を警戒しなかればいけません・・・で、分かりましたか?」

「ありがとうございます」

なるほど。撃ってもいいけど殺しは駄目よって訳か・・・テロリストなら容赦しなくてもいいらしいな。これの場合は市民って書いてあるからな。

その後、やってきた織斑先生にあの分厚い本を一週間で覚えるように命令された一夏は、死刑宣告された囚人のような顔をしていた

 

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