ハイスクールD×D 神器使いは静かに暮らしたい   作:ベロリンガRX

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第一話

僕の名前は吉良吉影。駒王学園に通う2年生の人間だ。

妙な言い回しだと思うが、それにはとある理由がある。それはこの世界には動物や人間だけが存在しているわけではないらしいからだ。では一体どういう事なのかと言うと、人間の間ではおとぎ話や空想の産物とされている天使や悪魔などが存在しているらしいのだ。

何を言っているのか良くわからないだって?確かにそうだろう。僕だって実際に天使や悪魔をこの目で見た訳ではない。良くわからない他人にそんなことを言われたら『こいつの頭はクサレ脳ミソだ』と思いっきり引いてしまうことだろう。しかし、自分は天使や悪魔に会ったことはないが、それに準ずるものになら遭遇したことがあるのだ。というか、今も時々家に遊びに来る。一年くらい前に『ドラゴン』が家にやって来たのだ。名前はオーフィスという。あいつはいきなり僕の家に不法侵入すると図々しくも「力を貸して」だの「グレートレッドを倒して」だの言ってきて訳がわからなかった。まぁその後、同じ平穏を目指す者同士意気投合して現在の友人関係に至る訳だが・・・もちろん、友人だからといって無闇矢鱈に協力するわけじゃあない。いくら僕の神器が強力な物だろうと使う気にはならない。どうせ僕の平穏な人生においては無用の長物だろうしね・・・

 

 

 

 

 

 

学校では特にこれといった事件は起こらず、実に平凡で平穏な時間だった。強いて挙げるならば、『変態三人組』の兵藤一誠とか言う奴が天野夕麻とかいう奴を知らないかどうか訪ねてきた。当然そんな奴の事は知らないし、どうでもいいね。僕の目標である平穏な人生にこの男の存在は少しばかり目障りだ。まぁだからと言って殺そうなどと思いはしないけどね。さて、今日はオーフィスが来る予定だったし、冷蔵庫の食料も残り少なかったので、スーパーまで買い出しに出かけることにしよう。

 

 

 

 

 

 

スーパーの帰りに、僕は今までの人生で最も不幸な出来事に見舞われた血みどろで息も絶え絶えな兵藤と黒い羽を生やした男だった。

「・・・なるほど、アレが堕天使か・・・」

話には聞いていたが実際に会ったのはこれが初めてだ。奴は既にこちらに気づいていたらしく、僕に視線を合わせる。『隠れても無駄だから出てきて殺されろ』とでも言いたそうな顔だ。全く、冗談じゃあない。だが、ここで兵藤が野垂れ死にしようが僕には関係無いが、知り合いが死ぬ場面を直接見る事になるのだけは御免被りたい。そんな事になれば、きっと安心して熟睡できないだろうからね。僕はおとなしく姿を現すことにした。

 

 

 

 

「おや、もう隠れていなくていいのか人間よ?それとももう逃げられないと死期を悟ったか?」

「やぁ、初めましてだね、堕天使さん。ここは自己紹介をした方がいいのかな?」

「必要ない。どうせ今から死ぬ人間の名前など聞いても無駄だ」

「そうかい?ならいいんだ。ところで、僕が死ぬ前に一つ確認しておきたい事があるんだが・・・今、ちょうど僕と君の間で死に損なっているのは、兵藤で間違いないのかな?」

「ふむ、こいつと知り合いだったのか。ならば安心しろ。お前もそこの男も、今すぐあの世に送ってやろう」

 

堕天使が手をかざすとそこに光の槍が作り出された。

そして今まさに光の槍を僕等に向かって投げつけようとしたその瞬間、ヒュンという風の音と共に光の槍共々堕天使の腕が爆ぜていた。

 

 

「その子に触れないでちょうだい」

 

 

突如現れた女には見覚えがあった。

『駒王学園の二大お姉さま』の一人。オカルト研究部なんていう超マニアックな部の部長。

確か、リアス・グレモリーとか言ったかな・・・?

そのリアスが堕天使の男と少し会話した後、堕天使はあっさりと引き下がってしまった、

 

 

「さて、吉良吉影よね?はじめまして、リアス・グレモリーよ」

「えぇ、僕も先輩の事は知っていますよ。顔と名前くらいですけどね・・・」

「あなたとも詳しく話をしたいけれど、まずはあの子を直してあげなきゃいけないわね・・・悪いけどまた今度、事情説明するから」

「はい、お願いします」

 

 

僕は一礼するとそそくさとその場を後にする。これ以上あの場にいる必要はないし、何よりあの殺伐とした雰囲気は僕の目指す平穏とは程遠い。全く、本当にひどい目にあった。

今日は寝る前にオーフィスの手をスケッチさせてもらおう。そうしないと安心して熟睡できなさそうだ。

 




あ、ありのまま今起こった事を話すぜ・・・『俺はなのはのSSを仮面ライダーBLACKネタで書こうと思っていたらいつの間にかHSDDでジョジョを書いていた』・・・な、何を言っているのかわからねーと思うが、俺も何をしているのかわからなかった・・・頭がどうにかなりそうだった・・・『吉良主人公のSSみてみたいなぁ』だとか『オーフィスと吉良って結構相性良さげじゃね?』だとか、そんなチャチなもんじゃ断じてねぇ・・・もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ・・・
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