「お?よお八九寺」
「なんですか?ドアラ木さん」
「人の名前を中日ドラゴンズのマスコットキャラクターみたいな名前で呼ぶな。僕の名前は阿良々木だ」
「失礼かみました」
「違う、わざとだ」
「現在濃霧で試合は中止されています」
「なんでや阪神関係ないやろ!」
「あれ?そういえばどことどこが戦ったんですっけ?」
「そこ覚えていないのかよ!......千葉マリーンズと阪神タイガースだよ」
「よく覚えていましたね——はっはーさては阿良々木さん、阪神ファンですね!」
「ちげーよ、僕がスポーツに興味がないことくらいわかるだろ?たまたまだよたまたま、お父さんが観ていたんだ」
「へーお父様がですかそうですか——話は変わりますが阿良々木さん。アニメ終物語の終盤、くらやみが扇さんを飲み込もうとした時に阿良々木さんは扇さんにダイブしたじゃないですか?」
「ん?ああそうだな」
「そこでふと疑問に思ったのですが、阿良々木さんは抱きつく瞬間右腕を扇さんの後ろに回していましたよね?そして覆いかぶさる形で倒れていましたよね?その状態からどうやって右腕を持っていかれたのですか?」
「重箱の隅をつつくな!あれについては倒れながら一回転して腕が持っていかれたってことで片付いたじゃないか」
「いえ、それは作者と知人でのリアルの方の話じゃないですか。こちらでは今まさに提起されたので解決も何もないですよ」
「ブルブルブルブルアイ!✌(՞ਊ՞✌三✌՞ਊ՞)✌アイ!✌(՞ਊ՞✌三✌՞ਊ՞)✌ブ・ル・ベ・リ・アイ!!✌(՞ਊ՞✌三✌՞ਊ՞)✌ブルブルブルブルアイ!✌(՞ਊ՞✌三✌՞ਊ՞)✌アイ!✌(՞ਊ՞✌三✌՞ਊ՞)✌ブ・ル・ベ・リ・アイ!!✌(՞ਊ՞✌三✌՞ਊ՞)✌」
「お、斧乃木ちゃん?」
「どうしたんだい?鬼のお兄ちゃん」
「いや、どうしたんだいはこっちのセリフなんだけれど」
「今のかい?表情筋のウォーミングアップだよ。ほら、僕って死体人形じゃないか——ずっと喋らないままだと死後硬直って言うんだっけ?それで顔が固まっちゃうんだよね」
「なるほど——キョンシーみたいなものか」
「そうだね、種族や属性は全くと言っていいほど違うのだけれど——まあ同じ死体人形同士、共通点は案外多いのかもれないね。関節が固まることしかり、表情が固まることしかり。そういえば、キョンシーは関節が動かない——なんて言われているけれども、じゃあいったいどうして跳ねたり人を噛んだりすることができるのだろうね?」
「ん?そりゃあ——こう、足首で地面を蹴るようにさ」
「でも鬼いちゃん、足首も関節だよ?」
「じゃあ神通力でも使っているじゃないのか?ほら、長い年月を経たキョンシーは神通力が使える——っていうじゃん?」
「なるほど、結構いい線いっているかもね。僕もその長い年月を経れば神通力が使えるようになったりするのかな?具体的にはあと50年くらい?」
「......」
「どうしたの?まさか僕が神通力を使ってどこぞの四国の魔法少女のように空を飛ぶ姿でも想像した?」
「魔法少女斧乃木余接か、アリなんじゃないか?」
「ラストの方では鬼いちゃんが魔法少女になって僕を生き返らせるよ」
「作者や一部のマニアしか喜ばないようなことを言うのをやめろ」
「でもそういう奴もいるよね。いつだったかはハッキリと覚えていないけれど魔法少女っぽい服を着て杖で胸をド突くという限りなく雑な心肺蘇生法を下着姿の女の子にしていた男の子を僕は直江津高校で見たことがあるよ」
「あ!阿良々木さんじゃないですか!」
「人を西尾維新氏作の物語シリーズの主人公みたいな名前で呼ぶな。僕の名前は——ってあってるじゃねえか」
「1話の中でそう何回も噛みませんって」
「珍しいじゃないか、勤務中にお前の方から話しかけてくるなんて」
「勤務中に小学生女児と遊ぶ警察官の方が異常だと私は思いますけれどね」
「それはほら、地域密着型の警察官だからさ」
「そうですか。さっき用水路にですね『ポイ捨て禁止』という看板がポイ捨てされていました——私は一部始終を見ていたのですけれど近所の小学生のタチの悪いイタズラです。私は神様なので用水路から脱出する梯子や階段が神隠しというバチを当てておきましたがきっと再発するので警察側から注意しておいて貰えますか?」
「了解——どこら辺なんだ?」
「浪白公園の近くの団地があるじゃないですか?あそこの裏手にある水の少ない用水路ですよ——あと犯人はたぶんまだ上に上がれていないと思うので見に行ってみてください」
「そうか、それじゃあ今から行って見てくるとするよ」
「ええ、では私も町の霊的平和を守るため、パトロール——もといお散歩を再開することにしますね。では」
前回の次回予告で三本予告したけれど全く別のネタが浮かんでしまった。許してクレメンス