第10話 島の秘密
カンナギタウンバトル大会からかれこれ1年近くが経過する。時がたつのは年々早く感じてはいたがこの体になってからというものより早く感じるのは気のせいだろうか。
紫蘭「ふぅ‥‥」
ハク「イブ?」
紫蘭「ん?あぁ大丈夫さ早くこの作業を終わらせようぜハク♪」
因みに自分が何をしているのかというと大工と言えば良いのか。森に生える木を何本かいただき中庭である物を作っていた。
紫蘭「長さはこうだから‥‥木が後少し足りねぇかハクさっきの森からまた木を2本ぐらい調達してきてくれ」
ハク「イッブイ♪」
ニコリと笑いながらジャンプしハクは森へと向かっていった。だがこうなると1人で組み立てるのは大変だな。
紫蘭「なら頼むとするか」
腰にぶら下げているボールを取り出し空高く投げ、
紫蘭「出番だ陽炎!」
と、言うとポンッという音と共に陽炎が姿を現す。
陽炎「グワァ~!」
雄叫びをあげ自分を見てニコリと笑う。陽炎のボールをキャッチし、
紫蘭「すまないがこれを作るのを手伝ってくれ」
陽炎「バゥ♪」
紫蘭「とりあえずこれをその地面に刺してくれ」
そう言うと陽炎は進化しパワーアップした肉体で加工した重い木を持ち上げ地面へと突き刺す。
紫蘭「そしたらその木を持ってそこの木にくっつけてくれ」
陽炎は指示にしたがい立てた木に木をくっつける。
紫蘭「もうちょい右‥‥そう‥‥良いぞそのままな」
釘と金槌で的確に素早く打ち付け固定させる作業を一通り終わらせる。
紫蘭「よし」
とりあえずハクが戻るまでに粗方の細かい作業はやってしまおう。防腐剤が入ったバケツを近くおき刷毛で木材にムラがないように防腐剤を塗っていく。
陽炎「がう」
紫蘭「‥‥お前もやるか♪」
陽炎「♪」
自分の持つ刷毛はなりには大きいが陽炎からしたら少し小さいため自分のよりも大きな刷毛を陽炎へと渡す。
紫蘭「やり方はたっぷりつけて少しだけバケツの縁で落としてから木材に刷毛を当てて伸ばしていくように塗るんだ分かったか?」
陽炎「ガウ」
そうして防腐剤を塗り終え今度は燃えないように防火液を染み込ませたローブを繋ぎ合わせクモの巣作りそうして、
紫蘭「これでアスレチックの一部は完成だな」
これで一部は完成だ。後はハクが来ればと思っていると森の奥からエーフィーとなったハクが大木を5、6本程サイコキネシスで浮かせて持ってくる。
紫蘭「結構な量を持ってきたな‥‥」
大木を庭に置くとハクはニコニコと笑いながら頭を近づける。どうやら撫でて欲しいのだろう。そのご要望に答えて頭を撫でる。
紫蘭「ありがとうなハク♪」
ハク「フィ~♪」
頭を撫でられ満足したハクは離れエーフィーから元のイーブイに戻る。
紫蘭「良しハク、陽炎もうひと踏ん張りだ頼むぜ」
ハク「イ~ブイブ」
陽炎「がぅ!!」
そうして大木を加工し組み立て防腐剤や坊火材そして塗装を施しついに、
紫蘭「完成だぜ!」
ハク「ブイ♪」
陽炎「バウッ♪」
作った物はポケモン達が遊ぶためのアスレチックだ。クモの巣やジャングルジムと併合した滑り台を作りそして木から木へと飛ぶ移るアスレチックやシーソーやブランコだったりと自分にしては案外にも多く作ったものだ。更には、
チルタリス「チルルルZzZzZzZ」
ハクが持ってきた木材が余りに余ったちめについでだったからチルタリス専用の寝床スペースも作ったが気に入ってくれたのか即寝落ちしていた。というか彼奴はよく寝るな。だがこれだけ作ったからこそ思うことがある。
紫蘭「野生のポケモン達がここで遊んでくれると良いんだけどな」
それは野生のポケモン達が遊んでくれると良いなと。でなければ作った意味がない。まぁ最悪は自分が捕まえたポケモン達を放し飼いにして遊ばせるのにも使うか。
ハク「イブ!」
陽炎「ガウ!」
2匹は遊んでくれると言ってくれているのかな。2匹の頭を撫でながら、
紫蘭「ありがとうな♪」
と、お礼をのべて体をグゥ~と伸ばす。
紫蘭「さて日も暮れてきたし飯を食って寝るか」
ハク「イブ!」
陽炎「ガウ!」
そうして自分達の今日という1日は終了するのだった。そして翌日、自分達は起床し朝飯を食べ終えて中庭が見れる窓へと向かう。窓から射し込む日向に当たりながらボーとしながら向かうとそこには、
ポケモン「ちゃもちょも!」
ポケモン「コォーン♪」
ポケモン「アウン!」
昨日までチルタリスしかいなかったこの中庭にポケモン達が集まり自分達が作った遊具で遊んでいてくれていた。それも楽しそうに跳ねたり登ったりして楽しそうだ。
紫蘭「‥‥作った甲斐があったな♪」
ハク「イブ♪」
中には面白いことにチルタリスの羽毛に潜り込んでいるポケモンもいたりしたがチルタリスは全く気にしてないのか眠っていた。彼奴はよく寝るな。
紫蘭「さてと俺達は冒険といくか」
ハク「イブ!」
実は今、自分達はある冒険をしているのだ。それは何処かというと、
紫蘭「ハク、モード:ブラッキーそして月の光で照らしてくれ」
ハク「ブイっ!」
姿をブラッキーに変えて額の輪の模様を輝かせる。実は住んでから1年近く住んでいたが冒険していない場所がこの屋敷にはあったのだ。それはこの屋敷の地下室の更に下にまだ地下通路が存在していたのだ。何故かは分からないがこの屋敷の地下室の更なる下に地下通路があったらしくこれまで見落としていたのだ。まぁあんまり地下室に向かう事がないから仕方ないが、これが俗に言う灯台下暗しって事なのだろうか。
紫蘭「準備は万端か?」
ハク「ブラッキ!」
紫蘭「良しいくぜ」
そうして地下への階段を降りていくと若干だが広い通路に出る。やはり地下だけあって日が当たらないためか結構カビ臭い臭いがしてくる。顔にマスクを着けハクの顔にも布を当ててあげる。
紫蘭「今日はもう少し奥へ行こうぜ」
ハク「ッ♪」
ここの地下を冒険し初めて今日で2週間が経過しているが中々の品々が見つかっている。爪みたいな物や光輝く石みたいな物はたまたボクシングパンチが付いたマジックハンドだったりとふざけた物まで出てきている。今回も何かしらの物があるだろう等と思いまだ進んでいない奥へと向かうと、
紫蘭「ありぇ?」
その先にはまさかの壊れた扉の部屋しかなかった。どうやら地下はここが最後みたいだ。
紫蘭「何だよ全く‥‥期待したのにな」
そんな事を呟きながら部屋へと入ろうとした時に気づく。倒れている扉は重い鉄の扉なのだがその鉄の扉は強い力でねじ曲げられたような後があった。何があったのだろうと思いながら部屋へと入るとそこには大きな壁画があり更には幾つも本棚が倒れていた。
紫蘭「何じゃこりゃ‥‥」
その壁画には大きな裂け目から何かポケモンなのだろうがこれまで見てきたポケモンとは類を見ないポケモン達が飛び出している絵が掘られており更にその下には人間達はたまた無数のポケモン達が逃げ惑い時にはそのポケモン達は穴から出てくる何か達とで戦いが起こっていた。
紫蘭「………」
こんな場所があったとは驚きだ。数歩前へと出ると足に何かが当たる。ハクの光で照らされている地面を見るとそこには1冊の本いやこれは日記帳が落ちていた。広い見てみると、「この島の秘密」と書かれていた。
紫蘭「……‥ハク一旦戻ろう」
ハク「ブラッキー!」
自分達は一度地下から出てダイニングルームに戻り机の上に本を置く。
紫蘭「ゴクンっ」
日記を広げると文字は時代と共に古びてしまい破れていたりしていて見えない所があったが何とか一番下は無事だったため読むと、
紫蘭「これを読む者へこれはこの島での秘密を知るために私はこれを書き記す。もしこれを読む者がいたならどうかこれを後世に残して欲しい‥‥ねぇ」
何か厨二病臭い本だな。こういうのは俺じゃなくて彼奴が専門なんだけどなぁ。とりあえずページをめくると見開きよりもボロボロで読める所が全然ない。
紫蘭「うわぁ酷いなのこれ‥‥」
何とか頑張って読んでみると、
○月の冬
漂流し●の島に流●つき早●●2年●過ぎた。調●て分かった事はこ●島にはど●●ら先●民がいたみた●。何せ寂れた廃村があり●らかの形で●人島●化したようだ。そして古ぼけたこの●●を住みかにしていて地下●眠るこの壁画を調べ●●く内にど●●らこ●島には何●●密がありそうだ。
紫蘭「古ぼけた?」
古ぼけた●●の地下というのは恐らくはこの屋敷で間違いないだろう。しかしここの何処が古ぼけているのだろうか。設備は全然新しいし庭の手入れは行き届いていて古ぼけたはないの思う。だがどうやら自分が来る前に誰かがここに住んでいたというのは理解した。続きを見るためにページを捲るとページの大半はは破られていた。
紫蘭「ここまでとはなぁ」
仕方ないためページがある所を開き見るともう最後に近いページになっていた。残りのページは何処にいったのやらと思いながらページを見ると、
秋の季●
今日、自●の唯一の手持●●あるチルットはチ●●リスに進化した。そ●●とても嬉しい事だが何故か●分からないが●●までのデータに●い程の力を秘●ていた。恐らくそれの原因は●の島に流れる龍脈の影響●●●と考察している。この島の真下には巨●な龍脈が流れて●る。その●響で●の島のポ●●ン達は本島のポケモン達よりも遥かに強いのは確かだ。だが自分は思うの●●●の島の存在そして本島よりも強●ポケモン達これらが合わ●●ことに何かしらの運命があるのではないかと。
と、書かれていた。待てよチルットから進化って確かチルタリスだからもしかしてあの中庭で寝ているチルタリスはこの日記の所持者のポケモンなのか。
紫蘭「って次で最後かよ」
ページを捲るともう最後のページだ。内容を見てみると比較的に損傷が少ない感じだ。
冬の季節
この島の秘密が分●●と共にこの島の運命も見●てきた。この島には大きな龍脈が流れている。その龍脈の力に引かれてなのかこの●●に存在しないポケモン、いやポケモンと言えば良い●●すら分からない異形なる生物達がこの島の龍脈に引か●何年かの周期で現れるみたいなのだ。その生●達は必ずと言って●良い程に現れる際に●空に不思議な穴が開かれそこから現れる。それはあ●壁画そのままの姿なのだ。そしてそれを見て経緯がある程度の考察はできた。この島にいた先住●達の全ては恐らくこの生物達によって●害されたもしくはその力に恐れ海を渡り逃げたというのが壁画からの考察だそして龍脈の力に影響さ●●この島のポケモン達●中でも最も強いポケモン達はその異形なるポケモン達と争いを起こす。そ●が今、自分が壁画や状況から考えた全ての考察でありこの島に生きるポケモン達の運命なの●ろう。実際どうなるのか是非ともこ●目で見てみたいものだ。
と、書かれていた。最も強いポケモン恐らくはエリアのボスポケモン達の事を指すのだろう。そしてそのボスポケモン達はその異形なるポケモンと戦うか。そしてページを巡り裏を見ると先程の字よりも乱雑に文が書かれていた。
今、私は危険な状況にある。昨日までの自分をバカだったと罵り殴り●い。何故ならば異形なるポケモン達が空に突然できた穴から攻めてきたのだ。屋敷の窓から異形なポケモンの1体と目が合う。すぐさ●地下室に避難したが鉄の扉に衝撃が走っている。この部屋の外に●る異●なるポケモンが壊そうとしているのだろう。もう鉄の扉も外にいる異形な生物達によって壊れそうだ。何とかチルタリスは逃がし●が果たして無事なのか。せめてあの子●けは生きて欲しい。もうじき私は●●だろう。だからこれを読む者へ伝えたい。早くこの島から 逃げろ
最後の文字だけは黒く血が滲んだかのような文字で描かれていた。しかもよく見てみるとこのページの周りに黒い点々と染みが出来ていた。恐らくこれはこの日記を書いていた者の‥‥いやよそう。
紫蘭「ふぅ‥‥こぇぇよ!!?」
思いっきり日記を地面に叩きつけて叫ぶ。なんだこれ今は夏じゃねぇぞ。何でこんな背筋が凍らなきゃならないんだよ。マジでふざけんな。
ハク「イブブ?」
紫蘭「あっあぁ大丈夫だ」
しかし最後の逃げろという文字。この日記を含めて怠惰に相談しないとな。
紫蘭「‥‥」
だが俺も気になった。その異形なるポケモン達は何なのかを。この時の自分はまだそんな考えが浅はかであるという事を知らないのだった。
怠惰「ではでは今回はここまで」
千「うむ1ヶ月いや2ヶ月近くぶりじゃな」
怠惰「まぁちょちょこと書いてる感じだからね」
千「それで怠惰よこの島での研究レポートを発表せよ」
怠惰「えぇ~はいはい分かったよ‥‥この島での研究レポートはまず1つ目はこの島にいるポケモンは本島のポケモン達‥‥分かりやすくメタ発言で言えばこれまでゲームで出てきたカントーやらシンオウやらジョウトだとかが本島な訳だけどそれら島にいるポケモンよりも強い」
千「メタいがまぁ良いじゃろう更に分かりやすく言えばどんな感じなんじゃ?」
怠惰「う~んどう説明しようか‥‥まぁガチ勢なら分かる言葉だろうけどそこまでの方はちょっと分からないかもしれないから出来る限りで解説を入れたいなぁ‥‥千ちゃん解説だとかをいれてくれない?」
千「構わんぞ♪」
怠惰「OKそれでえぇと何処が凄いかっていうとまぁ種族値が普通よりも高いって事だよ」
千「種族値とはポケモンの種類によって決められておるステータスじゃろ?」
怠惰「そうそうHP、攻撃、防御、特攻、特防、素早さの6つのステータスはポケモンによって決められているんだよ千ちゃんは600族って聞いたことない?」
千「あるぞあまり意味は分からんがな」
怠惰「まぁ600族ってのは6つのステータスの合計が600あるそれが所謂600族って言われてるんだけど」
千「それだと伝説やら幻もそうじゃろ?」
怠惰「そうそこで更に細分化されるんだよ♪まず伝説、準伝説、幻を除いた一般的に手に入るポケモンであること」
千「ほうほう」
怠惰「そして進化前が2つあること例で言えばカイリューは、ミニリュウ→ハクリュウ→カイリューって感じでミニリュウとハクリュウっていう進化前が2つあるでしょ?それが2つ目の条件なのさ」
千「成る程のぉ」
怠惰「まぁ大きな条件はそれなんだよ」
千「ほうほう‥‥それでそれとこの島と何の関係があるんじゃ?」
怠惰「ではどう関係するか‥‥例えばの話でこの島で生まれ成長したカイリューがいたとしようそのカイリューと本島で生まれそして育ったカイリューと比べてみた場合の種族値合計は本島のカイリューが600ならこの島のカイリューは約630だ」
千「ふぁ!!!?」
怠惰「更にボスポケモンのキテルグマに限っては本来の種族値合計は500なのにも関わらずボスキテルグマの種族値はまさかの560もあった訳さ」
千「待て待て怠惰よそうなるとキテルグマでいえば全ステータスが10も上がっておる計算になるぞ!?」
怠惰「だからそういう事だって言ってるじゃん?」
千「きっ鬼畜レベルじゃ!?」
怠惰「だからある意味でこの島のポケモン達を使えば世界征服も………」
千「止さぬか!?」
怠惰「冗談だよ♪」
千「まったくしかしワシの予測じゃと恐らくじゃが」
怠惰「やっぱり思う?ね
千「うむ龍脈の影響で間違いはないじゃろうな‥‥これで何か起こらなければ良いがの」
怠惰「まぁ何なら紫蘭くんの所に遊びにいこうよ」
千「じゃな♪って怠惰よもう時間が」
怠惰「おっと!?それじゃ長くなったけど今回はここまで!」
千「また次回投稿した際にはよろしくの!」
怠惰「それではサラダバー!」