選択した者のポケモン生活   作:怠惰のクソ悪魔

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皆さんこんにちは怠惰のクソ悪魔です。出来たので投稿しますが、先に言っておきます。『戦闘はゲームのポケモンではなくアニメ&漫画のポケモンの戦闘を採用』しています。なのでこんなのありえん!何て言うかもしれませんが上記の通りなのでお願いします。それでは本編へどうぞ。


第19話 ライディング ポケモンバトル

プラターヌ研究所に宿泊して翌日、自分達は朝食を取っていた。

 

紫蘭「やっぱり旨い‥‥」

 

この味には感動せざる得ない。2日連続でしっかりとした料理なんだからな。

 

ソフィア「そんな簡単な料理で大袈裟な‥‥」

 

プラターヌ「アハハ‥‥喜んでくれているなら何よりだよ」

 

トーストに木の実の数々そして何よりもバターがありジャムがありとそれだけでも満足だ。カップ麺は飽き飽きなんだよ。

 

デクシオ「それで今日お迎えなんですよね?」

 

ジーナ「アケディア博士かぁ良いなぁそんな人とお知り合いだなんて」

 

紫蘭「そうか?」

 

ジーナ「そうよアケディア博士って言えばポケモンの伝説や幻といった神話とポケモンの関係性そして過去の道具と人間とポケモンの生態を研究している凄い方なのよ」

 

デクシオ「彼がこれまで発見してきた物の数々はとても貴重な品が多くてね彼はよくそれを博物館に献上してくれたりもしているんだよ」

 

そうだったのか。しかし彼奴が博士ねぇ似合うような似合わないような何とも言えないな。

 

プラターヌ「そうだ紫蘭くんまだ時間もあるし良ければミアレシティを観光しないかい?僕が案内するからさ♪」

 

紫蘭「えっ良いのか?」

 

プラターヌ「あぁ今日はすることもないしねどうかな?」

 

紫蘭「是非とも頼みたい!」

 

プラターヌ「分かったなら食べ終えたら準備しようか」

 

紫蘭「あぁ」

 

そうして朝食を終えハク達がいる庭へと向かうと、

 

ハク「イブイブ」

 

陽炎「グワォーーン!」

 

村雨「ター!」

 

3匹は楽しそうに過ごしいた。ハクはこの庭のポケモン達と遊び陽炎はこの庭にいたガブリアスと腕相撲をしていたり村雨は日々の鍛練なのか落ちてくる葉を切るといった事をしていた。

 

紫蘭「お前ら集合!」

 

と、叫ぶとそれに気づいたハク、陽炎、村雨は此方へと集まる。

 

紫蘭「今から少し出るからしばらくボールに入っていてくれ」

 

陽炎「ガウ!」

 

村雨「ター!」

 

ボールを取り出し2匹をボールへと入れハクは肩に乗り頭に前足をのせて定位置につく。

 

紫蘭「行きますか」

 

ハク「イブ!」

 

そうして自分達は庭を出て玄関へと来ると、

 

プラターヌ「おっ来たね」

 

紫蘭「すまない待たせたか?」

 

プラターヌ「今さっき来たところだよ」

 

何この人あれか俗に言うイケメンって奴なのか。

 

プラターヌ「それじゃ行こうか」

 

紫蘭「あぁ」

 

そうして外へと出ると昨日の夜の景色とはまた違った景色が広がる。そして気づかなかったが少し遠くの方では大きなタワーが建っていた。

 

プラターヌ「あれが気づかなかったのかい?」

 

紫蘭「あぁ‥‥」

 

プラターヌ「あれはミアレタワーって言ってねここミアレシティのシンボルなんだよ」

 

紫蘭「へぇ~」

 

プラターヌ「そしてミアレシティのポケモンジムでもあるんだ」

 

ポケモンジムねぇ。確か昔に渡された資料で見たことあるな。何でもジム巡りなるものをしてバッチを8つ集めてポケモンリーグに出場する的な感じだったよな。そんで現チャンピョンを倒して新チャンピオンになるとかだった筈だ。まぁ別にチャンピオンになる気なんてないけどな。

 

プラターヌ「とりあえず何処から行こうか‥‥そうだ博物館なんてどうかな?」

 

紫蘭「博物館?」

 

プラターヌ「あぁ君に図鑑をたくしたアケディア博士が見つけた古代の遺物だったり有名なアーティさんを始めとした画家達が思考して作り上げた絵や写真家そしてここ、カロスのジムリーダーとしても有名なビオラさんの写真だったりも展示したりもしているんだ」

 

紫蘭「ほう‥‥」

 

ハク「イブブ‥‥」

 

展示の幅が広いなぁ。正直な話で博物館とかそんなのって眠くなるんだよな。小学生の時なんかあまりにも暇すぎて展示物で遊んだりとかしていた。まぁだいたいそれで死んだ親友に止められたりとか先公から職員室に呼び出しくらったりとかしたんだけどな。

 

プラターヌ「それに今はイッシュ展示会ってのをやっていてねイッシュ地方のシッポウシティの博物館の展示物が期間限定で展示されているんだよだから是非とも見てみたいと思っていてね」

 

紫蘭「そっそうなのかー‥‥まぁ良いんじゃないかこれといって行きたいなんてのもないしな」

 

プラターヌ「そうかなら行ってみようか♪」

 

そう言いプラターヌはノリノリで歩き出す。

 

紫蘭「ハク‥‥俺が寝たら起こしてくれ」

 

ハク「イブ!」

 

紫蘭「頼むな‥‥」

 

そうして自分もプラターヌ博士の後をついていくのだった。ついていくと人だかりが出来ている事に気がつく。

 

紫蘭「へぇこんなに人が集まるんだな」

 

ハク「イブブ‥‥」

 

プラターヌ「いやおかしい‥‥確かに期間限定の展示だけれど初日でもないしかといって最終日すらでもないのにも関わらずこの人だかりって‥‥それに今日は平日だそんなに混む筈はないんだけどな‥‥」

 

紫蘭「そうなのか?」

 

プラターヌ「うん‥‥」

 

何て言っていてもよく分からないため、

 

紫蘭「近づいてみないか?」

 

プラターヌ「そうだね」

 

そうして人を避けながら進むとその先には金髪の眼鏡をかけ悔しそうにする少年そして、

 

少女「お兄ちゃん助けて!!」

 

少年「っ!このっ!!」

 

フード「おい動くな!動いたらこのガキ共々に殺るからな!」

 

灰色のローブにフードを被った声からして男。その男性が小さな女の子を腕で挟んでそう叫んでいた。何だこれ何かのパフォーマンスか。そう思っていると、

 

婦警「そこの男性!速やかにその子を離して投降しなさい!さもないとライボルトの電撃をくらうことになるわよ!」

 

メガホンを片手に明らかに俺の中ではワースト1位の仕事をしているポリ公の格好をした緑髪の婦警は言うが男性は、

 

男性「やれるもんならやってみろ!そしてらこのガキ共々道連れにするからな!」

 

これどう見てもパフォーマンスじゃないよな。だって顔はガチだしポリ公もいるし。

 

プラターヌ「ってあれジムリーダーのシトロン君に捕まっているのは妹のユリーカ君じゃないか!」

 

あの眼鏡が例のジムリーダーかよ。それに妹ってこれ本当にヤバいやつじゃないか。

 

プラターヌ「ジュンサーさんこれは!」

 

と、婦警に話しかけると、

 

ジュンサー「プラターヌ博士!実は博物館に強盗団が入りましてそれであの女の子が人質に‥‥」

 

プラターヌ「やっぱりそうなのか!」

 

ガチでヤバい感じみたいだな。まるでドラマみたいだ。そんな事を思っていると博物館の中から同じローブを着た奴が出てくると人質をとっている男の耳元で何かをささやく。

 

フード「了解したぜ‥‥良いか!動くなよ!何がなんでも動くな動いたら殺るからな!」

 

これどうするかな。とりあえず、

 

紫蘭「ハク‥‥俺の後ろに降りてシャワーズになれ、そんで溶けるを使って彼奴の足元に行け合図したらあの子を救出しろ」

 

ハク「イブ!」

 

そう言いハクは上手く足元に行くとシャワーズへと進化し溶けるを使って男性の足元へとこっそり移動する。そしてタイミングを見計らい、

 

紫蘭「アクアテール!」

 

ハク「シャーー!」

 

飛び出したハクのアクアテールは見事、人質を取っているフードの背中に直撃し少女を離す。すぐさま少女をキャッチする。

 

紫蘭「とと‥‥大丈夫かガキンチョ?」

 

ユリーカ「あっありがとう‥‥」

 

紫蘭「ほら行ってやんな」

 

とりあえず離すとシトロンといった少年の元へと駈け、

 

ユリーカ「お兄ちゃん!」

 

シトロン「ユリーカ!」

 

2人は抱き合う。こうみると妹思いのお兄ちゃんって感じがするな。そんな事を思っていると、

 

フード「てめぇ!よくも!!」

 

先程の男性は起き上がりこっちを見てくる。ハクはすぐさま自分の元へと戻ると俺はニッコリと笑い、

 

紫蘭「アハハハハ♪楽しかったか弱い者いじめはさぁ?」

 

男性「なっ何だと」

 

紫蘭「こんな小さなガキを人質にして?挙げ句の果てに恐怖に落としてよ‥‥」

 

指をならしながら近づき、

 

紫蘭「次は俺達がいじめるからお前がいじめら役な?」

 

こういう輩は徹底的にボコさないと付け上がるからな。

 

ジュンサー「貴方!人質を助けてくれた事には感謝するけどここからは警察の仕事よ!」

 

ポケモン「ライライ!!」

 

と、婦警いやジュンサーだったかが言ってくるが、警察なんぞにまかせらかってんだ。

 

紫蘭「お前みたいな奴等に任せられるかよ!おい速く来いよこっちはぶちのめしたくて仕方ねぇんだからよ」

 

ハク「シャー!」

 

フード「舐めやがって!」

 

と、フードはモンスターボールを構えるがもう1人のフードに肩を掴まれ抑えられる。

 

男性「ちっ!」

 

紫蘭「何だ?来ないのか腰抜け」

 

フード「残念ながらお前みたいな奴に構ってる程、暇じゃねぇみたいなんでな!」

 

そう言った瞬間、トラックが裏路地から飛び出しドリフトして止まるとフードの連中はその荷台へと乗り込み、

 

フード「あばよ~!」

 

そう言うとトラックは多量の排気ガスを吹かせ走っていった。吹いてきた排気ガスは見事に顔面に直撃する。

 

紫蘭「ごほっ!ごほっ!あの野郎!」

 

ハク「ケホッ!ケホッ!」

 

人の顔をすすだらけにしやがってしまいにはハクの毛にまで彼奴等は絶対に許さん。追い詰めてぶち殺す。とりあえず追いかけれるものはないかと思い辺りを探すと、

 

紫蘭「良いもん見っけ!ハク!」

 

ハク「シャー!」

 

見つけた物それは良い感じのサイドカーがついたバイクだ。それに乗り込みエンジンをかけるとハクもイーブイへと戻り自分の胸へと飛び込む。

 

ジュンサー「ちょっと!貴方それは私のバイク!」

 

紫蘭「借りてくぜ税金泥棒」

 

ジュンサー「なっ誰が税金‥‥」

 

面倒くさいからアクセルを踏み思いっきり駆け出す。だが、

 

紫蘭「‥‥‥‥サイドカーが邪魔だなハクそのサイドカーの接続部分を破壊してくれ」

 

ハク「イッブイ!」

 

スピードスターで接続部分を壊しサイドカーを離すとそのまま更にフルスロットルでスピードを出す。速度は軽く70Kmを越える。だぎ久々‥‥そうこの風だかつてまだ青臭かった頃はこうやってバイクに乗って嫌な事も忘れていたな。いや今はそんなのんきな事を考えてる場合じゃないな。

 

紫蘭「見~つけたっ!」

 

さっきのトラックを見つけすぐさまトラックの横へとつくと運転席には先程のフードの奴と同じ格好した奴が運転していた。フードの1人は俺と目が合うと、

 

紫蘭「よっ♪」

 

ハク「イブ~♪」

 

とりあえず喧嘩は挨拶からだ。そのため挨拶をすると運転手は黙って此方を見ると、

 

フード「‥‥‥‥‥‥なぁ!!?」

 

驚いた声をあげた直後に思いっきりトラックを蹴飛ばしガードレールにおしつける。トラックはガードレールにぶつかり大きく擦れ火花が散るがすぐに体勢を立て直す。

 

紫蘭「とりあえずこれは挨拶だ‥‥少し付き合ってもらうぜ!」

 

と、言うとトラックは此方へと向かってたいあたりを仕掛けてくる。すぐさまブレーキをかけて回避するとトラックはガードレールに再び直撃し火花を散らす。しかしこのバイクよく手入れされてるブレーキの効きといいスピードといい最高だ。するとトラックの荷台から、

 

フード「てめぇさっきの!」

 

紫蘭「よぉぶちのめしに来てやったぜ!」

 

フード「ちっ!」

 

フード「おい彼奴を殺るぞこのまま野放しにするとこっちにとっては障害だ」

 

フード「分かってるっての!来いスピアー!」

 

フード「行きなさいフォクスライ」

 

モンスターボールから2体のポケモンが姿を現す。1匹はよく森で見かけていたスピアーか。ウォッチをかざして見てみると、

 

スピアー どくばちポケモン 両手とお尻にある3本の毒バリで相手を刺して刺して刺しまくって攻撃する。

 

改めて見ると怖い説明文だな。そしてもう1匹の狐みたいなポケモンは見たことないな。ウォッチをかざして見てみると、

 

フォクスライ きつねポケモン 身軽な体と鋭いツメでエサやタマゴを盗んでまわる。パルスワンが天敵。

 

と、書かれていた。盗むという単語から恐らく彼奴のタイプは悪タイプだろうな。何て思っていると、

 

フード「スピアーミサイル針!」

 

フード「フォクスライは悪の波動!」

 

フォクスライ「フォー――!!」

 

スピアー「ビー―!!」

 

悪の波動とミサイル針がこちらに向かって飛んでくる。すぐさま車体を傾け悪の波動と連発してくるミサイルを避ける。

 

紫蘭「フハハハハハ!!そんなちんけな攻撃がこの紫蘭様のバイクテクで当たると思っていたのか!!」

 

ハク「イブイ!!」

 

おっハクも最高潮みたいだな。そういえばまだ小さった頃はよく乗せてもんな。

 

フード「しぶてぇ野郎が」

 

フード「是速力で撒け」

 

黙っていたフードが叫ぶとトラックは更に加速していく。

 

紫蘭「何、逃げてんだよてめぇら!ハク、スピードスター!」

 

ハク「イッブイ!!」

 

尻尾を大きく振りスピードスターを放つ。放たれた星はトラックの後ろに何発か当たりトラックを大きく揺らしてスピードが落とさせる。

 

フード「この野郎!おいお前のポケモン貸せ!」

 

と、言うと荷台から木のような見た目をしたポケモンが出てくる。ウォッチを開き見ると、

 

ウソッキー まねポケモン 襲われないように木の真似をする。水が苦手で雨が降り出すといつの間にか姿を消す。

 

ウソッキーというかあの見た目で水が苦手って何なんだよ。草タイプじゃないのかよ。そう思っていると、

 

フード「岩石封じ!」

 

ウソッキー「ソッキー!!」

 

何処からともなく大きな岩が自分の動きを抑制するかのように目の前に落ちてくる。

 

紫蘭「ナメるなぁ!!」

 

岩と岩との隙間をギリギリで通り抜けながらトラックを追いかける。

 

紫蘭「てめぇゴラ!危ねぇだろうが!!」

 

フード「ひっ!?ごめんなさい!‥‥って何で俺が謝るんだよ!!」

 

そんな事なんぞ知るか。とりあえずさっさと彼奴等を片付けないとな。ベルトにかけてある陽炎と村雨のモンスターボールを取り手に持ったまま、

 

紫蘭「陽炎!村雨!」

 

スイッチを押すとボールが開き陽炎と村雨が飛び出す。

 

陽炎「ガウッ!」

 

村雨「ター!!」

 

2匹は飛び出すと陽炎はその翼を羽ばたかせ村雨はよく分からないがフワフワと浮き走るバイクに並走する。

 

紫蘭「陽炎は火炎放射!村雨はサイコカッター!」

 

陽炎「フゥ~ブワァァァ!!」

 

村雨「ヤーターー!!」

 

火炎放射とサイコカッターがトラックに当たり大きく揺れて煙をあげる。

 

紫蘭「へっどんなもんだい!」

 

だが、上がった煙が消えるとそこには光るネットが何重にもトラックに張り付きトーチカされていた。そしてボロボロになりながらもトラックは少しの損傷で済んでいたのだ。

 

紫蘭「なっ」

 

フード「スピアーのエレキネットはどうだ?普通は相手の動きを制限するだけの技だが使い方を変えればこんな風に盾代わりにも使えるんだぜ?」

 

そんなのありかよ。こいつただのバカかと思ったがどうやら違うみたいだな。エレキネットが消えると、

 

フード「フォクスライは悪の波動!」

 

フード「スピアーはミサイル針!ウソッキーはロックブラスト!」

 

フォクスライ「フォ~フォ!!」

 

ウソッキー「ソッキー!!」

 

スピアー「ビー!!!」

 

3匹は自分に達に向かって一斉攻撃を仕掛けてくる。すぐさま、

 

紫蘭「全員攻撃を見極めて回避!!」

 

と、指示をし陽炎は見事な身のこなしで、村雨はその鋭利な体を利用し攻撃を一刀両断し、そして自分は運転技術で回避する。攻撃が一度止むと空かさず、

 

紫蘭「もう一回、同じ技を放て!」

 

村雨「タ~ターー!!」

 

陽炎「ふぅ~ブワァァァ!!」

 

サイコカッターそして火炎放射を再び放つが、

 

フード「エレキネット!!」

 

スピアー「ビー~ー!」

 

それらは見事にトラックに直撃するにはすふがスピアーがその直前でエレキネットを張りトラックを守るためダメージがそこまで通らない。マジであれをぶっ壊す気でやらねぇとな。

 

フード「無駄無駄てめぇのそんな攻撃が通ると‥‥」

 

その余裕ぶってるのが腹立つしムカつく。野郎に教えてやる。俺がぶっ壊すと思えば必ず何がなんでもぶっ壊すんだよ。

 

紫蘭「陽炎!」

 

ウォッチからメガストーンを取り出し陽炎へと投げ渡す。それをキャッチすると陽炎はニヤリと笑う。それには俺もニヤリと笑い、

 

紫蘭「やるぞ!」

 

左目の眼帯を思いっきり外し閉じている左目を開く。

 

紫蘭「限界を越えろ!メガ進化!!!

 

左目のキーストーンと陽炎の持つメガストーンが共鳴し輝くと光と光がぶつかりあう。そして、その光は陽炎を包み込み、

 

陽炎「ガァァァァ!!!!」

 

陽炎の姿を変える。大きく猛々しい翼を羽ばたかせ咆哮をあげると空から降り注ぐ日の光がさらに強くなる。やはり陽炎がにほんばれを使っているような気がするんだよな。

 

フード「なっなんだ!」

 

フード「メガ進化‥‥っまずい!早く逃げるぞ!」

 

と、言うとトラックは更に速度をあげようとするが、

 

紫蘭「陽炎は火炎放射でエレキネットを破壊しろ!!破壊した瞬間を狙って村雨はスピアーに向かってサイコカッター!」

 

陽炎「ふぅ~~ブワァァァ!!」

 

村雨「タ~ターーー!」

 

火力が上がった火炎放射は何重にも張られたエレキネットを燃やし破壊する。しかし破壊するもスピアーが再びネットを張ろうとするが即座に村雨のサイコカッターがスピアーを切り刻む。

 

スピアー「ビーー!!?」

 

フード「なっスピアー!」

 

切られて気絶したスピアーは目を回しながら地面へと落ちていく。だがすぐさまフードがスピアーをボールへと戻す。

 

フード「てめぇよくも俺のスピアーを!!」

 

紫蘭「これでエレキネットはなくなった!!」

 

トラックのエレキネットがなくなりこれで防御手段はなくなった。後はトラックを破壊してでも奴等をぶちのめす。すると、

 

フード「フォクスライはそこの電柱に向かって悪の波動」

 

フード「ウソッキーは壁を張るように岩石封じ!」

 

フォクスライ「フォー!!」

 

ウソッキー「ウソッキー!!!」

 

悪の波動が電柱に命中し電柱が倒れ障害となるが、

 

紫蘭「掴まってろよハク!!」

 

ハク「ブイ!」

 

勢いをつけて大きくジャンプし電柱を飛び越える。だがその次の障害としてウソッキーの岩石封じが地面に積み重なり壁となる。

 

紫蘭「っ!」

 

ブレーキと思ったが隣を見るとそこには1本の裏路地があった。これは一か八かの賭けでやるか。

 

紫蘭「陽炎と村雨は奴等を追いかけろ!俺とハクは裏路地から追いかける!それと陽炎は一定の感覚で空に向かって火炎放射!」

 

陽炎「ガウッ!」

 

村雨「ターー!!」

 

指示を出すと2匹は岩石封じの壁を上から越えて追いかける。そして自分はドリフトからの急旋回で裏路地へと入る。

 

紫蘭「ハク先に言っておくがミスったら‥‥悪い!」

 

ハク「イブ!?」

 

細く狭い裏路地を通っていると、

 

男性「うおっ!?」

 

女性「キャ!?」

 

紫蘭「どけどけ!」

 

人とぶつかりそうになるがすぐさま避けてくれるためぶつからずに済む。とりあえず許せあのゴミ共を片付けるまでは。すると、

 

紫蘭「ん!?」

 

横道から2人の男女が出てくる。1人は40歳の男性そしてもう1人は癖っ毛みたいな髪型の女性だ。

 

紫蘭「どけぇ!!」

 

女性「なっ!?」

 

男性「ボス危ない!!」

 

すぐさま男性が女性を引っ張り避けてくれる。そしてその男女を通り過ぎる。だが少しだけだがその女性と目が合い感じる。何処かで見たことがあると何よりも死んだ異世界の仲間に似ているような不思議な感じだ。だがゴミ野郎達を追いかけるため無視して通りすぎる。

 

ハク「イブ!イブイブ!イッブイ!」

 

紫蘭「悪いハクお前の言ってる事がよく分からんねぇ‥‥」

 

リラはもう死んだんだ。いる訳がないそれにリラは男だから女性な訳がない。

 

紫蘭「しかし何処まで続くのか」

 

何て言っていると開けた広場に出る。すると少し遠くで炎の柱が建つ。どうやら彼処にいるみたいだな。

 

紫蘭「しゃーー!!!」

 

広場の階段をバイクで駆け上がり火柱が上がった方向へとバイクを走らせる。そして再び狭い路地裏を通り抜けると、

 

陽炎「ブォォ!!」

 

村雨「ターー!」

 

トラックを追わせてる2匹の声が聞こえてくる。どうやらもう近くか何て思っていると、

 

紫蘭「おっ!」

 

通っている路地裏の先の出口の方で何と追っているトラックの先端が見えたのだ。

 

紫蘭「行くぞ!!」

 

ハク「イブ!

 

アクセス全快で走りながらハクを抱き抱え、

 

紫蘭「くらいやがれ!!」

 

ハク「イッブイ!!」

 

バイクから飛び降りると全快のアクセルで走っていたバイクはトラックの運転席へと向かっていき、

 

ドゴン!!

 

と、大きく鈍い音をたててぶつかりバイクが運転席へとめり込むとトラックは大きく揺れだし転倒するとビルの壁へと突っ込む。

 

紫蘭「どんなもんだい!」

 

ハク「イッブイ!!」

 

と、言っていると陽炎と村雨も近づいてくる。

 

紫蘭「ありがとうな陽炎に村雨」

 

陽炎「ガウ!」

 

村雨「ヤー!」

 

この2匹がいなかったら恐らくここまではいかなかったな。すると倒れたトラックの荷台から3人のフードが倒れたスピアー以外の各々のポケモンを引き連れて現れる。

 

フード「てめぇ‥‥よくもやりやがったな!!」

 

紫蘭「へっやられてばかりなのは性に合わないんでな」

 

フード「教祖様の大切な貢ぎ物が‥‥」

 

フード「貴様‥‥ノーブンデウス教団に盾ついた事を後悔するといい」

 

フード達のポケモンが臨戦態勢をとる。どうやら相手もやる気みたいだな。それなら喜んで相手をしてやるよ。俺のポケモン達も暴れたくてうずうずしているみたいだしな。

 

紫蘭「来いやゴラ!」

 

と、言った瞬間に無数のパトカーが自分達を取り囲む。

 

フード「ちっ警察がもう来たぞ!」

 

フード「‥‥撤退する」

 

フード「ちきしょうが‥‥てめぇの顔は覚えたからな!」

 

フード「フォクスライ地面に向かって悪の波動!」

 

フォクスライ「フォーーー!!」

 

フォクスライは悪の波動を地面へと向かって放つと煙が上がる。そして煙が消えるとフード達3人とそのポケモン達はいなくなる。

 

紫蘭「っ逃がしたか!」

 

ちきしょうめ。一発もぶちのめせなかったな。そんな事を思っていると陽炎はメガ進化から元の状態へと戻る。

 

紫蘭「不思議だなメガ進化ってのは‥‥

 

と、言った瞬間、

 

警察「確保!!!」

 

警察がそう叫ぶと一斉に俺に向かってボディープレスを仕掛けてくる。

 

紫蘭「なっなんだ!?」

 

こいつらまさか俺達を捕まえる気なのか。警察達は一斉にボディープレスをしてきて自分の腕は押さえ込まれ後ろに手を固定され手錠をかけられる。そしてハク達には警察のポケモン達が威嚇しながら近づいてくる。こいつらを捕まらせる訳にはいくか。

 

紫蘭「お前らは逃げろ!!」

 

ハク「イブ!イブイブ!!」

 

陽炎「ガウ!!」

 

村雨「タァーー!!」

 

と、言った瞬間にハク達は悔しそうな顔をしつつも陽炎がハクを掴み村雨が撹乱のためにサイコカッターで全体に威嚇攻撃をすると3匹は空へと逃げていった。

 

警察「追え!!」

 

警察の指示で飛行ポケモン達は3匹を追いかけに向かう。そして手錠をかけられた自分は立ち上がらせられると目の前に先程の婦警いやジュンサーだったが立っていた。

 

紫蘭「なっこのアマ!」

 

ジュンサー「公務執行妨害に器物破損罪およびに公共物の破壊に名誉毀損罪おまけに交通違反の諸々で逮捕するわ!」

 

紫蘭「このクソアマ!!!」

 

ジュンサー「連れていって後は署で話すから」

 

と、言うと護送車に投げ入れられる。そしてその鉄格子の窓から外を覗き、

 

紫蘭「この税金泥棒共がぁぁぁ!!」

 

そんな怒りと悲痛の叫びをあげつつも紫蘭は連れていかれるのだった。そして少し時間は戻り路地裏では、

 

ハンサム「ボス!大丈夫ですか!」

 

先程の暴走バイクを何とか回避したハンサムはボスの安否を聞く。

 

ボス「‥‥‥‥問題ないですありがとうございます」

 

ハンサム「なら良かった‥‥ボス?」

 

ボーとするボスを呼ぶと、

 

ボス「褐色の肌に眼帯そして白い髪の毛‥‥まさか生きて!」

 

何て言っていると遠くの方で物凄い音が響きわたる。

 

ボス「行ってみましょう!」

 

ハンサム「はい!」

 

路地裏を進み、ちょっとした広場へとつくと、

 

ハンサム「なっボスこのレーダーを!」

 

ボス「これはウルトラビーストが近くに!」

 

どこにと思っていると影が2人に覆い被さる。空を見上げるとそこには、

 

ハンサム「黒いリザードンに‥‥あれは間違いない!Ub:SLASH(スラッシュ)!やはりカロス地方にUBが!」

 

ボス「黒いリザードン‥‥それにSLASH‥‥やっぱり生きているのね紫蘭‥‥」

 

ハンサム「それって例の?」

 

ボス「えぇ行きましょうあの子達の進む先へ!」

 

そうして2人はリザードン達が向かう方向へと進むのだった。またとある路地裏では不思議な扉が現れそこから2人の男女が現れる。それは紫蘭を迎えにきた怠惰と千だ。

 

怠惰「いやはやこれなら飛行機のチケットとか紙屑だよね」

 

千「いやワシ的には飛行機の方が‥‥」

 

怠惰「Shut up(おだまり)!」

 

千「うるさいわい!単純にお主が飛行機に乗れないだけじゃろうが!?」

 

怠惰「仕方ない乗り物酔いが激しいんだもん」

 

何て言っていると何処からかざわつく音が聞こえてくる。何だと思っていると空から何かがこちらへ落ちてくる。

 

怠惰「千ちゃん!」

 

千「分かっておる!」

 

すぐさま避けると自分達のいた地点に何かが落ち土煙をあげる。

 

怠惰「なっ何なんだ」

 

千「ん?これは!」

 

それは久々に見る黒いリザードンその背には白いイーブイそして初めて見る謎のポケモン?らしき生物がいた。すると、

 

リザードン「がう!!」

 

イーブイ「イーブイ!!」

 

黒いリザードンとその背に乗っているイーブイが驚きながらもすぐに満面な笑顔で千へと向かってやって来る。

 

千「うぉ!?こやつ達まさかハクに陽炎か!」

 

怠惰「‥‥なんで紫蘭の手持ちのお前らがここに‥‥それに‥‥」

 

? 「‥‥‥‥」

 

見たことのないポケモンこれはデータにない。これも彼奴の手持ちという事になるのか。

 

怠惰「実に興味深い‥‥ん?」

 

未開のポケモンを眺めていると空が騒がしい。それを聞いた3匹は空を睨む。見てみるとそこには、

 

千「なっ何じゃあの数のヒノヤコマ達は!?」

 

怠惰「‥‥確かヒノヤコマは警察の手持ちポケモンとしても有名だった筈‥‥さては彼奴、何かやりやがったな」

 

ハク「イブ!イブイブイ!」

 

千「ふむふむ‥‥なったっ怠惰よ紫蘭の奴‥‥警察に連行されたみたいじゃぞ」

 

怠惰「あのヒノヤコマの群団ですぐ予想できたよ‥‥」

 

本当にすぐに予想ができてしまう。まったく彼奴はトラブルしか起こさないよな。

 

陽炎「グルル!!」

 

? 「ター‥‥」

 

2匹は臨戦態勢を取るが俺は手を出し2匹を止める。

 

怠惰「お前らは何もせず見ておきな♪」

 

ニコリと笑い前へと進み、

 

怠惰「しかし本当に千ちゃんのバカ息子みたくトラブルメーカーなことで」

 

千「息子の悪口を言うでないわ!?」

 

怠惰「はいはいまったく‥‥やるならバレないように無力化させないといけないじゃんかよ面倒くさいなぁ‥‥」

 

数歩だけ進みそして影が出るような立ち位置まで来て止まり、

 

怠惰「出番だダークライあのうるさい群団を黙らせろ」

 

と、指示を出した瞬間、自身の影に潜んでいるダークライは飛び出し空を飛ぶと、

 

ダークライ「フワァァァァ!!!」

 

巨大なダークホールを作り投擲するとそれは大きく広がり群団となっているヒノヤコマ達を包み込むとヒノヤコマ達は眠らされ地面へと落ちていった。

 

怠惰「さながらヒノヤコマの雨だな」

 

千「止めんか変な想像をしてしまうじゃろ!?」

 

怠惰「あいあい文句ばっかりだなぁ」

 

何て言っているとダークライは自分の前へと降りてくる。

 

怠惰「お疲れさんまた何かあったら頼むな」

 

ダークライ (。-`へ´-。)

 

若干、照れながらダークライは再び自分の影に潜む。

 

怠惰「さてと‥‥」

 

3匹は此方を見て驚愕的な顔をしてくる。そんな顔をするなよな楽しくて興奮してしまうじゃないか。

 

怠惰「まぁとりあえずプラターヌ研究所に預けて、あのバカを迎えに行くか」

 

千「じゃなお主達、ついてこい」

 

ハク「イブ!」

 

陽炎「ガウ!」

 

? 「ター!」

 

そうして怠惰達は紫蘭の手持ちを一度、プラターヌ研究所に預けるため向かうのだった。

 

 




怠惰「ではではこんな状況だけど今回はここまで」

千 「うむ!」

ハク「イブ!イブブ?」

怠惰「え~千ちゃん何て?」

千 「しかたないのぉ‥‥翻訳するぞ、これは何の茶番かと」

怠惰「え~と後書きコーナーってやつだよ‥‥」

ハク「イブ~」

千 「そうなのか~と‥‥」

怠惰「ハクちゃんは喋るけど他の2匹は喋らないの?」

ハク「イブ‥‥イブイッブイ‥‥」

千 「紫蘭の事が心配で‥‥そのあまり話す気になれないと言っておるそして村雨はよく分からんと」

怠惰「村雨あぁあの新種の子ね‥‥そうまぁ大丈夫でしょう彼奴、コイキングみたくしぶいといからね」

ハク「イブ~イ」

千 「だよね~と‥‥って意外に淡白じゃなぁ」

ハク「イブブ」

千 「もう慣れたっておいおい‥‥」

怠惰「下手したらこの子の方が肝が座ってるね」

千 「じゃな‥‥そういえば発表するお知らせがあるんじゃろ?」

怠惰「あぁそうそうこんな時にって感じなんだけど実はこれなんだよね」


【挿絵表示】


怠惰「どうこれ?」

ハク「イブイブ!!?」

千 「これは私とご主人様と言っておるな‥‥これはやはり小僧とハクのイラストなのか?」

怠惰「はいそうなんです紫蘭とハクちゃんを撥ね飛ばしたバイク乗りのリアルの方が描いてくださいました」

千「暴食氏がか凄いの!」

ハク「イブブ?」

千「何でまたと聞いておるな?」

怠惰「まぁね怠惰さんから依頼して彼が描いてくれてるって感じかな♪彼もイラストの練習にもなるし描いてくれれば少ないながらも俺は報酬も出すそれで俺はこれを使えると互いにWInWInな関係な訳よ」

千 「ほう」

ハク「イブ~」

怠惰「とりあえずこれは発表したかったから発表しました」

千「うむ天晴れじゃ!」

怠惰「ねぇ~さてそろそろ時間だから今回はここまで」

千「うむそれでは読者様また次回もよろしくの!」

怠惰「それでは読者様!」

ハク「イブ~!」

千「うむさらばじゃ!」

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