島に戻って数日が経過する。紫蘭達はこの数日間、何もなく平和に過ごしていた。
紫蘭「……‥だぁぁぁ!!?」
ハク「イブ!!?」
そう平和に過ごしていたのだがすぐに平和はなくなるようだ。
紫蘭「やっぱり読書は性に合わねぇ!!?」
屋敷にある図書室から本を見ていたがあんまり頭に入ってこないというか俺には合わなかった。というか俺はインドア派じゃないアウトドア派だ。
ハク「イブ!イブイッブイ!」
紫蘭「あっあぁ悪かった‥‥」
静かにと注意されたみたいだ。因みにだが、ハクは読書が好きなのか机に本を乗せ更に自分も乗ると四つん這いでしゃがみながら右足を使って普通にページをめくって読書していた。というか内容を理解できるのかよ。
紫蘭「はぁ‥‥ハクすまないがテレビつけるぞ」
ハク「イブ~‥‥」
許可をもらいリモコンを手に取りテレビをつけるとニュースが流れていた。
キャスター「速報ですイッシュ地方の国際警察のフーリッシュ局長が辞任と同時に現行犯逮捕された事が明らかとなりました、今朝にフーリッシュ局長は犯罪組織との密約や横領等を繰り返していた事が発覚しその場で現行犯逮捕されたとの事です」
何て事をニュースキャスターが述べていると国際警察の御偉いさん方々が一斉に頭を下げていた。こうして見るとこっちも自分達がいた世界と大差変わらないな。というかリラやハンサムは大丈夫なのか。
紫蘭「こっちでもこんなか‥‥元いた世界と大差変わらねぇんだな‥‥そういえば何時までかかるんだウォッチの修理は‥‥」
早くリラと通話したいんだけどな。そんな事を思いながら述べていると、
セバス「イエサン‥‥」
セバスが俺が飲む珈琲とハクが飲むモーモーミルクを机に置いてくれる。
紫蘭「おっとありがとうなセバス」
ハク「イブイブ♪」
セバス「イエッサン‥‥」
数日の間、共に過ごしたがセバスとメアリはとても気遣いが出来るポケモンだった。千さんから言われていたが炊事洗濯は出来るしポケモン達の怪我は治せるしで有能過ぎる。
紫蘭「ふぅ‥‥この苦味に酸味そしてその奥にあるコクやはりセバスの煎れる珈琲は最高だありがとうな」
セバス「イエッサン‥‥」m(_ _)m
それ程でもと述べお辞儀をする。しかしイエッサンというポケモンはどうも人間らしいポケモンなのかな。それともセバスやメアリだけが人間らしいのか。だがどちらにせよ気兼ねなく話しやすいがな。
紫蘭「はぁ~何かこう面白いことはないもんか」
ハク「イブイブ‥‥」
ハクはやれやれと呆れているみたいだが、これまで常に緊迫している環境に置かれていたからこう平和な日常に慣れないんだよな。
紫蘭「久々にポケモンバトルといいたいが相手がな‥‥」
チルタリス、キテルグマといったボスポケモン達はどこかに行っているみたいでいないし自分のポケモン同士でバトル何てものありだがありきたりすぎるしな。何て思っていると、
セバス「イエッサン!」
と、セバスが突然、大きな声で訴えかけてくる。そしてセバスはニコリと微笑みながらそのジト目で見てくる。
紫蘭「‥‥まさか相手をしてくれるのか?」
セバス「イエス‥‥」
どうやらそのようだ。セバスってポケモンバトルできたのか。まぁポケモンだから出来てもおかしくないか。
紫蘭「なっならお相手してもらおうかな‥‥ハク、ポケモンバトルするぞ」
ハク「イブ!!」
本を読むのを止め自分の肩へと乗っかる。どうやらハクもヤル気満々のようだな。
セバス「イエサッーン」
トコトコと歩きドアまで向かうと付いてこいと手招きしてくる。それに従い付いていくのだった。そうして廊下を歩いていると、
メアリ「イエサン?」
からっぽの洗濯籠を持ったメアリと出会う。
メアリ「イエッサ?」
セバス「イエスサン」
メアリ「イエッサーン!」
何か会話をすると自分達とセバスを何回か見るとメアリは目を煌めかせる。そしてトコトコと見た感じは遅いのだが本人は急いで籠をもって去っていく。
紫蘭「えっと」
セバス「イッエサ」
ついて来いと再び指示され付いていく。そうして外へと出てかつて怠惰と戦ったバトルフィールドへと出る。セバスはフィールドに立つと自分達もフィールとに立つ。
紫蘭「良いんだな?」
セバス「‥‥イエンサ!」
手を差し出し待てと言ってくる。何だと思っているとトコトコと先程、別れたメアリがやって来る。そして自分達の真ん中に立つと、
メアリ「イエサン‥イエサイエサン‥」
まさかメアリ‥‥
メアリ「イエッイエサン?」
お互いに良いですかと聞いてきている気がする。
セバス「イエッサン」
問題ないと言ったのか此方を見つめる。当然、自分達も問題はない。
紫蘭「行けるなハク?」
ハク「イブイブっ!」
肩から飛び降りハクは臨戦態勢を取る。やる気は充分みたいだな。バトルコートの定位置まで移動し問題ないと頷くとメアリは手を掲げ、
メアリ「イエッサン!!」
大きく振り下ろすと同時にバトルがスタートする。それに合わせてセバスは左手を胸に当ててお辞儀をしだした瞬間だった。突然、セバスを中心に何かオーラのような物がドーム状に自分達を包み込むと足元がふわふわと不思議な感じになり辺りに薄い桃色の霧が出てくる。
紫蘭「なっなんだこれ‥‥」
ハク「イブイブ!?」
感じたことない感覚そういえば前に嫌々ながら見た本でこんな事が書いてあったな。フィールドを支配する技が確か4つぐらいあった筈だ。電気のフィールドを作るエレキフィールド、草を生い茂らせるグラスフィールド、濃霧を発生させるミストフィールド、そして不思議な感覚にさせるサイコフィールドの計4つがあった筈だ。それらで当てはまるのは4つ目のサイコフィールドだ。セバスはサイコフィールドを発生させたとでもいうのか。
紫蘭「だが今のは技で使った感じじゃ‥‥いやまさか」
フィールドを発生させる技を使ったのではなく恐らく特性として自動的にフィールドがサイコフィールドになった。となるとセバスの特性はフィールドを発生させる○○メイカーの類いであると予想してして特性はサイコメイカーといった辺りか。
紫蘭「気を張れよハク‥‥セバスが何してくるか分かんねぇからな」
ハク「イブ‥‥!」
どう仕掛けてくるかと思っているとセバスは手を開いた状態で此方へと向けると無数の不思議な光の玉が現れると一気にハク目掛け玉が向かってくる。
紫蘭「スピードスターで打ち落とせ!!」
ハク「イブ!!」
大きく尻尾を振るいスピードスターを放ち向かってくる光の玉を防ぐと煙が上がる。それに乗じて、
紫蘭「電光石火!」
と、指示をだすと煙の中からハクが飛び出しセバスへと駆け出すのだが、
ハク「イッイブ!?」
紫蘭「どうしたんだハク!」
何故かは分からないがハクのスピードがいきなり下がったのだ。本来なら名前の通り電光のように駆けるのにスピードがなくただ走ってるという感じだ。
セバス「‥‥」
セバスはハクへと手を向けるとハクがその場でピタリと止まるとゆっくりと浮き上がる。
ハク「イブイブっ!?」
紫蘭「なっ!?」
驚いた次の瞬間、セバスが手を一気に下ろすと同時に浮き上がったハクは地面へと思いっきり叩きつけられる。
ハク「イブーー!!」
紫蘭「ハク!!」
叩きつけられそして吹っ飛ばされるがすぐさまハクは体勢を整える。
紫蘭「大丈夫か!」
ハク「イッブイ!」
流石はハク、良いガッツを持ってるぜ。対するセバスは、かかってこいと手招きしてくる。ならお望み通りやってやるよ。
紫蘭「俺らの力を見せるぞハク!モードブラッキー!」
ハク「イブ!!」
光に包まれたハクはブラッキーへと進化するのを確認し、
紫蘭「バークアウト!」
ハク「ブラッキー!!」
捲し立てるように大きく咆哮すると黒い波紋がセバスへと向かっていく。だがセバスは地面に手を付けるとセバスの目の前に透明な壁が出現しハクのバークアウトを止めてしまう。
紫蘭「光の壁!?」
光の壁まで張ってくるのか。地味に面倒な戦いをしてくるな。光の壁が消えるとセバスはサイコキネシスで地面を砕き無数の岩を浮かせだす。
紫蘭「あれをどうする気だよ‥‥」
ハク「ブラッキ‥‥」
セバスがゆっくりと手を此方へとむけてくる。恐らくあれをこちらへと飛ばしてくるのだろう。そっちがそうなら、
紫蘭「ハク、ふいうち!」
ハク「ブッラキー!」
一気に駆け出そうとした瞬間、ハクは先程の電光石火と同様に一気に速度が落ちだす。またこれか、このサイコフィールドは厄介だ。速度が落ちたハクに目掛け無数の岩が向かってくる。
紫蘭「ジャンプして避けろ!」
ハク「ッ!!」
すぐさまジャンプし1発目を何とか回避するが更に2発目、3発目が向かってくる。
紫蘭「岩を足場にして上へ飛べ!!」
ハク「ブラッキ!」
指示を聞いたハクは向かってくる岩を足場にして上空へと飛び上がる。
セバス「サッ!!?」
メアリ「イエッ!!?」
そんな戦法するとは予想外だったのかセバスそして審判のメアリすら驚いていた。どうだこれが死地を潜り抜けてきた俺達のやり方だ。だがそれをセバスが見逃すわけもなく腕に光を収束させだす。あれは確かマジカルシャインか、今のハクは悪タイプなため受ければ致命傷は必須それに上空では逃げ場がない。だがそれは考えなしならの奴の指示ならの話だ。俺には憶測ではあるがちゃんとした考えがあるのだ。
紫蘭「不意打ち!!」
ハク「ブラッ!!」
岩を思いっきり蹴飛ばし一気にセバスの後ろへと回り込む。
セバス「イエッ!?」
ハク「キッ!!」
セバス「サッ!!?」
そこから一気にセバスへと体当たりをくらわせるとセバスは苦悶の声をあげ思いっきり吹っ飛び地面に転がっていくが受け身を取りすぐさま立ち上がる。
紫蘭「やっぱりか」
先程の不意打ちが何故、成功したのかそれは地面に足をついていないから。いや正確にいえばサイコフィールドが張られている地面に足をつけていないというのが正しいな。フィールドは言葉とおり地面に影響を及ぼすもの。そのため空中ならと思い試してみたが案の定だ。
セバス「イエッ‥‥サン‥‥」
紫蘭「畳み掛けてバークアウト!!」
ハク「ブラッキーー!!!!」
再び捲し立てた咆哮をあげ黒い波紋でセバスを攻撃する。
セバス「っ!!」
だがすぐさまセバスも先程と同じように光の壁を張り防ぐのだが光の壁にヒビが入る。そして、
バリンッ!!
と、大きな音が響くと光の壁は割れバークアウトがセバスに直撃する。
セバス「イエッサ‥‥ン!!」
バークアウトで吹っ飛びセバスは地面を転がっていく。先程の不意打ちが致命傷だったのか動きにムラが出てきている感じがするな。流石にこうなればセバスも降参するだろうと思っていたのだが、
セバス「イッエッサッーーーーン!」
ふらふらと立ち上がり大きく咆哮をあげる。ゆらゆらと揺れながらセバスは此方を見つめる。
紫蘭「まっまだやるのかよ」
ハク「ブッブラッキ‥‥」
負けず嫌いなのか凄い根性してるぜ。ハクと同等といっても良いくらいのガッツだぞ。するとセバスは腕を前へとだし丸く小さな何かを作り手に持つ。
セバス「イエッサ‥‥」
いったい何をする気なのだそう思っていたその時だった。
?「セバスチャンそれは今のお前にはまだ速いから止めておけ‥‥やるとしても体力が万全の時のみだ」
と、声が聞こえてくる。声のした方を見るとそこには見慣れた薄笑いを浮かべる怠惰とジーと此方をみるダークライが側に立っていた。セバスは構えを止めてすぐさまペコリと怠惰に頭を下げる。そして審判のメアリも同じように頭を下げる。
紫蘭「怠惰‥‥」
ハク「ブラッキー‥‥」
こいつ人がバトルしているのに邪魔をする気なのか。
紫瀾「せめてバトルが終わってから声をかけろよ」
怠惰「あぁ悪いねだがもう勝負は決しているよ紫瀾くん‥‥ほら」
と、言いながら怠惰はセバスを指差す。するとセバスは糸がきれた人形みたく倒れそうになるが片膝をつきゼェゼェと息をきらす。それを見たメアリはトコトコと急ぎ足でセバスへと駆け寄る。
怠惰「すまんがメアリ、セバスの治療を任せても良いか?」
メアリ「イエッサーン」
メアリの手から見た感じからして暖かいような光が出るとセバスを包み込む。あれは確か千さんのハピナスも使っていた癒しの光だな。
怠惰「さてと勝負の邪魔をしちまったみたいで申し訳ないんだが‥‥とりあえず話があるからよちょっと良いか?」
紫瀾「あぁハク、バトルは終わりだ」
と、言うとブラッキーから元のイーブイの姿へと戻り定位置となっている自分の頭に乗っかる。
紫瀾「それで話ってのは‥‥」
何て言っているとメアリの治療で傷を癒したセバスは立ち上がると怠惰とダークライの前に頭を垂れてひざまづく。俺やハク達とは偉い違いだな。
怠惰「少し良いか」
紫瀾「えっあっあぁ」
何をするんだと思いながら眺めていると普段の怠惰から想像も出来ないぐらいの優しい笑顔で、
怠惰「どうだったセバスチャン君から見て紫瀾くんやハクちゃん達は世話をするに相応しいかい?」
セバス「‥‥‥‥イエッサン‥‥」
コクリと縦に首を振り鳴く。怠惰はセバスの頭に手を置き、
怠惰「そうか‥‥なら君の仕事は前にも言った通りだ今後ともよろしく頼むよセバスチャン」
ダークライ (WWー・)
セバス「イエッサー」
そう言うと立ち上がるとメアリと顔を合わせると早足でトコトコと屋敷へと戻っていった。
紫瀾「なぁセバスってお前のポケモンなのか?」
怠惰「ん?あぁまぁなセバスのトレーナーは俺だよ‥‥それとメアリは千ちゃんがトレーナーだな」
そうだったのか。となると怠惰の手持ちポケモンの1匹はセバスなのか。
紫瀾「ふーん‥‥」
ハク「イブー」
怠惰「何だよ紫瀾はともかくハクちゃんまでその意味ありげな視線と声はさぁ」
紫蘭「いやお前みたいな人徳の無さそうな奴にダークライやセバスといった面々がよくついてくるなぁと思ってな」
ハク「イブイブ」
怠惰「君達は失礼だねぇ!?」
ダークライ (井`ー´)
嫌だって現にこいつの腹黒い所とかを見るとどうしてもそう思うしかねぇんだよな。ハクだってそうだって言ってるぞ。というかダークライから少しだが威圧感が漂ってくるな。
怠惰「まぁ良いけどさぁ‥‥それとダークライ俺の許可なく暴れたりしたら分かってるよね?」
ダークライ (-人-;)
何か段々とダークライの表情が分かってきている自分がいるな。恐らく「すいません」と言っている表情だな。
怠惰「さて話をするにしてもここじゃあれだし屋敷に行こうか」
紫瀾「あいよ」
ハク「イブ~♪」
そうしてバトルフィールドから屋敷へと向かう。その道中に少し気になったことが見つかる。
紫瀾「そういえば千さんは?」
千さんの姿が見えないのだ。普段から怠惰にくっついている筈なんだが屋敷にいるのかと思ったため聞くと怠惰は呆れた表情で、
怠惰「千ちゃんあっちの世界でやるべき仕事を怠りまくっていた結果、仕事を貯めすぎちゃってね今、何十万枚っていう書類の束に囲まれて仕事しているんだよねぇ‥‥」
紫瀾「‥‥‥‥そっそうなのか‥‥千さんにドンマイとでも伝えておいてくれ」
怠惰「あい承ったよ」
何て事を述べながら自分達は屋敷へと戻りダイニングルームへと来ると、
セバス「イエッサン」
メアリ「イエッサーン♪」
陽炎「グワゥ」
村雨「ター!」
先に戻っていたセバスとメアリそして別行動をしてい陽炎と村雨がおりテーブルには紅茶と砂糖がまぶしてあるお菓子が置かれていた。あれは確か元の世界の修学旅行で食べた事のあるマラサダ‥‥だよな。
怠惰「準備をありがとうね君達も食べてくれ‥‥それと俺は紫瀾くんと話があるからよ少し離れていてくれ」
ダークライ「‥‥ファァ」
セバス「イエッサン」
メアリ「イエサン」
3匹は皿に盛られているマラサダを1つずつ取り少し先にあるソファに座りマラサダを食べだす。自分達は椅子に座ると怠惰はセバス達が淹れてくれていた紅茶を飲みだす。
紫瀾「食べて良いんだよな?」
怠惰「あぁ君達に土産で持ってきたもんだからな」
紫瀾「そうかい‥‥礼を言ってお前達も食べな」
ハク「イブ~♪」
陽炎「ガウ」
村雨「ター!!」
怠惰「はいはい召し上がれ♪」
各々はマラサダを咥えると嬉しそうにムシャムシャと食べだす。ハクと陽炎は分かるんだが村雨はどうやってマラサダを食べているのか。というか前々から不思議な食べ方をするから良く分からねぇんだよな。何て思っていると、
怠惰「さて‥‥道中で言った通りとりあえず幾つか話すことがあるが‥‥まずはこれだな」
紫瀾「ん?」
白衣の懐を漁るとそこから修理を頼んでいたウォッチが出てくるとそれを自分に差し出してきた。
紫瀾「直ったのか!?」
怠惰「あぁ通信機能の修理だったり後は所々で気になった箇所を修正及びに改造しておいたぜ」
ウォッチを受けとるとそれは新品同様にピカピカになっていてビックリする。
紫瀾「千さんの話だと長くて数年とか言っていたが数日で直って良かったぜ」
怠惰「まぁ俺も少し機嫌が良くてなついさっき大きな商談が決まってね」
紫瀾「そうだったのか」
確かに怠惰の機嫌は凄く良さそうだ。ウォッチの電源を入れた次の瞬間、
?「ハロハロー!よろしくロー!」
紫瀾「‥‥んんん!!!?」
何だこれ‥‥まさか新しくなったかと思ったらぶっ壊れているのか。何か変なキャラクターがニヤケ顔と共に出てきているんだけど。
紫瀾「なっ何だこれ‥‥」
怠惰「驚いた?ねぇねぇ驚いちゃったりしたかい♪」
紫瀾「うっうぜぇ‥‥で、何だよこれ!?」
怠惰「おっと俺が言うのもあれだから‥‥ロトムくんよろしく」
と、言うとウォッチのキャラクターは笑いながら口を開ける。ロトムっていうのか。
ロトム「了解ロ!初めましてマスターさん自分はロトムと言うロ!現在はこのウォッチに住んでいるロ色々とサポートするようアケディア博士から言われているロ!だからよろしくロ」
紫瀾「なぁこいつポケモン‥‥なのか?」
怠惰「あぁ間違いなくポケモンだよ‥‥ロトム君、君のデータが記されている図鑑を彼に見せてやってくれ」
ロトム「了解ロ!」
そう言うとウォッチの画面が切り替わりロトムの事がかかれている図鑑が出てくる。
ロトム「ロトム プラズマポケモン プラズマで出来た体で色んな機械に潜りこむ。驚かせるのが大好きだ」
と、ロトムが声に発して読んでくれる。しかし色々な機械に潜り込む事が出来るか‥‥何ともユニークな能力だな。というか本来の姿のまま画面に映し出されているんだな。
怠惰「念のためにだが言っておくがそのロトムは手持ち外のポケモン言うなればお助けポケモンって奴なんだよだからバトルさせようなんていう考えは捨てておけバトルに出てもそのロトムは糞の役にも立たず開始3秒で瞬殺しちまうからな」
ロトム「ぼっボロクソに言われたロ!酷いロ!アケディア博士~ー!?」
紫瀾「いやまぁ無理強いはさせねぇよ‥‥」
俺もロトムの言葉には同意見だ結構なぐらいに酷い発言だな。
怠惰「だがバトルでは役に立たなくても『サポート』という面では比重に優秀であるのは間違いはない図鑑の音読にポケモンのバイタルを確認する機能や電子化させた持ち物の整理等々をやってくれるからな以前よりもより使いやすくはなるな」
一度落としてからフォローするとは汚い流石は悪魔だけあって汚い。
ロトム「アケディア博士は自分をけなしたいのかフォローしたいのかどっち何だロ‥‥‥‥」
怠惰「けなしてる訳ではない説明しているのさ、そのためフォローもけなしも関係ない‥‥それと物を電子化させて保存できる機能のは分かるよな?」
紫瀾「原理は分かんないが保存は良く使うからな」
怠惰「まぁその保存技術だとかを活用したロトムの家っていう自作アプリを作ったんだよ」
紫瀾「ロトムの家?」
ロトム「ならそれを開きますロ」
そう言うとウォッチの画面が切り替わり殺風景な部屋が現れる。そこにはポツンと窓が1つあるだけで後は何もなく真っ白の壁に真っ白な床だ。そこにロトムが1人立っていた。
怠惰「そこがロトムの家になっていてな家具とかを電子化させてその中に入れてアプリを起動そしてそこのメニューボタンに保存してある物が出てくるから置きたい物を指で選択してスライドすれば置けるから、もしいらない家具とか雑貨があったら是非ともロトムの家に置いてやってくれ」
ロトム「壁紙や床なんかも変更できるからもし必要なくなったら寄付をお願いするロ」
紫瀾「お前よくこんなの作れるな」
怠惰「まぁなこれからの未来の事も思ってこういうのは作ってるのさリデュース・リユース・リサイクルの精神だ」
ロトム「とても大切な考えロ」
確かに今の世界ではゴミ問題が深刻化している最中では大切な考えではあるな。あくまで元の世界ではの話だがな。
怠惰「折角だ試しに設置してみろよ特別にアイテムはメニューに入れてあるからよ」
そう言われ弄ってみると確かに1つ機械みたいな物があるな。言われた通り選択し設置してみる。
怠惰「それはロトム作業台って言うんだその中にいるロトムがロトパワーっていう特別なアイテムをそれを使って生成してくれる家具だな」
ロトム「そうロ!それで自分がマスターさんをサポートするロ」
紫瀾「アイテムってどんな何だよ?」
どういうのか分からないため聞くとロトムが更に説明をしだす。
ロトム「例えるな戦闘の間、能力値を上げるアイテムだったりポケモンの体力や状態異常を回復させるアイテム何かをランダムで作る事が出来るロ」
紫瀾「へぇ」
それはまた便利そうだな。前みたいに傷薬がなくなる心配がこれでなくなりそうだな。
怠惰「家具だとかを配置してやれば作業効率だとかも向上するだろうし気が向いたらレイアウトしてくれ最高の仕事をするならまずは環境からだしな♪」
紫瀾「ごもっともだな」
それは怠惰の言う通りだな。早めに家具だとかのレイアウト考えてやらないとな。
紫瀾「とりあえずロトムこれからよろしくな」
ロトム「よろしくお願いしますロマスターさん」
そう言うとウォッチの画面が暗くなる。まさかここまで進化して戻ってくるとは予想外だったが嬉しい限りだ。
怠惰「ロトムをよろしく頼むぜ紫瀾くん‥‥ただそのウォッチの電子化収納だとかを他人に見せるのは控えてはくれよ?」
紫瀾「何でだよ?」
怠惰「簡単な話この世界にその技術は過ぎたる物だからさポケモンを転送したりする技術は確かにあるが物を電子化させ収納するなんて技術はまだない下手に解析されるとこの世界の技術が僅か1週間で10年分ぐらい進む恐れがあるから見せるなと言っているのさ」
紫瀾「‥‥‥‥あぁ~とつまり‥‥どういうこと?」
そんな難しい話は良く分からないんだよな。もっと簡潔的に頼みたいんだがな。怠惰は呆れながら、
怠惰「‥‥収納したりする所を見せるなOK?」
紫瀾「簡潔的だなその方が分かりやすぜ」
怠惰「はぁ~‥‥このバカは‥‥」
確かにバカだけどバカ言うなよ。だが待てよ見せるなって言われたけどそれ以前にこれを見せている奴がただ1人だけいる。
紫瀾「なぁ怠惰」
怠惰「ん?」
紫瀾「その‥‥申し訳ないんだがリラにそれ見せちまっているんだが‥‥」
怠惰「リラ‥‥あぁ国際警察のUB対策の部長やってるあの女性か‥‥そうか‥‥そうなのか‥‥」
深く怠惰は考え出す。そして、
怠惰「面倒だないっその事‥‥」
紫瀾「怠惰?」
ぶつぶつと何を言っているんだ。怠惰を呼び掛けるとこちらを向き、
怠惰「‥‥あぁ問題ないだがこれからは出来る限り見せるな良いな?」
紫瀾「善処する」
あいつリラに何かをする気なのか‥‥まさかな俺の考えすぎだよな。
怠惰「よろしい‥‥それと最後になんだが」
紫瀾「なんだよ」
怠惰「お前これから何をするのか決まっているのか?」
紫瀾「何をするってそれはお前や千さんの言う奴をぶっとばすに‥‥」
怠惰「それ以前の問題で言っているんだこの世界の連中はポケモントレーナーとして旅していたりする訳だがお前は何かする気はあるのかと聞いているのさ」
そういえば考えてはいなかったな。前にシロナは考古学者とポケモンチャンピオンになるとか言っていたしリラは警察に所属しているしプラターヌさんはポケモン博士それに目の前の怠惰も同様にポケモン博士だしな。まさか俺、ニートになるのか。
怠惰「考えてはいないみたいだな‥‥」
紫瀾「まぁチャンピオンになろうとも考えてはいないからジムチャレンジなんてのも興味はなぁ‥‥」
怠惰「まぁ目指すものは人それぞれ‥‥ポケモンをバトルではなくその魅力で輝かせるコーディネーター、ポケモンをどのように育てるかを吟味するブリーダー、傷ついたポケモン達を治すポケモンドクター等々たくさんある訳だが」
紫瀾「う~んといった感じだな」
というかそんなにポケモン関連の職業ってあるんだな。
怠惰「そうか‥‥まぁ決めてはいないにしろとりあえずは旅をしてみたらどうだい?こんな所にいても見聞は広がらないしそれにポケモンとの出会いはあっても人との出会いはないんだからなそれにお前が倒すべき敵の情報でさえ掴めないからな」
ごもっともだ怠惰の言うことは正論ではあるな。
紫瀾「なら旅してみようかな折角だしさ」
怠惰「それだと何処へまずは向かう気なんだい?」
紫瀾「何処へか‥‥」
怠惰「この世界もお前がいた世界みたくバカ広いからなぁ色々と見て回るのがいいかもしれんがまずは何処へ行くのか考えないとな」
紫瀾「そうだな‥‥」
前に見た世界地図を見ると世界は広い。それ故にどこから行こうか迷ってしまうよな。
怠惰「あっそれと行く候補にイッシュ地方は出来れば今は止めておけよ」
紫瀾「何でだよ?」
怠惰「今はちょっと荒れているからな」
そういえばニュースでイッシュ地方が出ていたな。治安が悪いのか。怠惰の忠告は受け取って除外しておくか。
紫瀾「う~ん‥‥おすすめってあるか?」
怠惰「おすすめも何もないとは思うがなぁ‥‥お前さん和風と洋風だったらどっち派?」
紫瀾「和風‥‥かな?元々は日本人な訳だからな」
怠惰「となるとカントー、ジョウト、ホウエン、シンオウかな?」
紫瀾「和風なのかそれ?」
というかそれ以前に4つもあるのかよ。
怠惰「あぁお前の元いた世界で例えるならカントーは関東地方、ジョウトは近畿地方、ホウエンは九州地方、シンオウに関しては北海道みたいなもんだな」
敢えて言おう凄くメタイし生々しい事を言ってくれるな。だがそうなってくると、
紫瀾「ならカントー地方から見てまわっていこうかな」
怠惰「カントーねとなるとオーキド博士か」
紫瀾「オーキド博士?」
怠惰「カントー地方でポケモン博士をしている人でねポケモン研究の世界的権威として有名じ‥‥いやお前に話してもポカンだから分かりやすく言うとようは凄く偉い博士だ」
紫瀾「納得」
今のは凄い分かりやすい。
怠惰「本当に大丈夫なのか不安になってきた‥‥」
紫瀾「うるせぇやい‥‥」
余計なお世話だっての。
怠惰「どちらちせよ自分なりに頑張りなよ‥‥」
紫瀾「あぁ」
そんな会話をしつつお茶を楽しむと怠惰は器をテーブルに置き立ち上がり、
怠惰「夕方だなそろそろ帰るとするか」
紫瀾「帰るんだな」
怠惰「あぁ長居しすぎると千ちゃんがうるさいからな‥‥ダークライ帰るぞ」
と、指示をすると皆とは離れポツンと外を眺めていたダークライは頷き怠惰の影へと潜り込む。
怠惰「紫瀾お前が旅立つ際には1本電話をよこしてくれよ」
紫瀾「何でだよ?」
怠惰「特別にカントーまで送ってやるよここから遠いしな」
紫瀾「マジで送ってくれるの?」
怠惰「あぁそのくらいはな」
それは助かるな。陽炎で行こうかと考えていたから正直な話でありがたい限りだ。
怠惰「とりあえずそんな訳だから頼むな」
紫瀾「あいよ」
怠惰「セバス、メアリこの屋敷の事は任すぞ」
セバス「イエッサン」
メアリ「イエッサー」
そう言うと怠惰は時空の扉を抜けて去っていった。セバスとメアリは食器の片付けを開始するとハク達が自分の周りに集まってくる。
紫瀾「さてお前達に言っておこう俺はこれからカントー地方へと旅立つことを決めた!」
ハク「イブ!?」
陽炎「グワァ!?」
村雨「‥‥‥‥?」
ハクと陽炎は驚くが村雨は子首をかしげる。恐らく村雨はバトル出来ればそれで良いみたいな考えがあるのかあまり興味はなさそうだな。
紫瀾「向かうのは明後日!それまでに各自で体と心の調整をしておくように‥‥良いな!」
ハク「イブイブ!」
陽炎「グワゥ!」
村雨「ター‥‥?」
そんなこんなで俺達の最初の冒険の舞台は決まったのだった。そんなこんで時間は経ちPM7時の夜へと変わる。
紫瀾「この時間なら大丈夫かな」
ハク「イブブ?」
紫瀾「リラに電話しようと思ってな」
ハク「イブ~♪」
自室のベットに座りウォッチをかざして、
紫瀾「ロトム起きてるか?」
ロトム「起きてるロ~マスターさん」
画面内にロトムが現れ返事をしてくれる。それを確認し、
紫瀾「すまんが今から言う番号に電話をかけてくれるか?」
ロトム「電話ロね番号をどうぞ」
紫瀾「えぇ~と名刺はこれか番号は‥‥」
リラから貰った名刺を元に番号をロトムへと伝える。
ロトム「OKロ!」
と、言うとお馴染みのプルルル音が鳴り出す。それが3回ぐらい鳴ると、
?「はい‥‥こちらUB対策本部部長リラです」
だからどうやら繋がったようだ。しかし何か疲れているような声だな。
リラ「もしもし?」
紫瀾「悪いなこんな夜に電話をかけちまって」
と、言うと暫く電話の声が聞こえなくなるそして、
リラ「ししし紫瀾ですか!!?」
大声でリラが叫びだした。その声にうってなりながらロトムに音を下げて貰うように手で合図すると音量のメーターが下がるのを確認する。しかし本当にロトムは便利だな。
紫瀾「あぁその紫瀾様だ♪そんな声を荒げてどうしたんだよ?」
リラ「カロスの後から電話をよこしてくれなくて少し心配していました」
紫瀾「悪いな通信機器が壊れていたもんだから修理にだしていてな」
リラ「そうだったんですか」
だが何故だろうかリラの声に元気がないような気がする。疲れているのかなんて思っているとウォッチの画面に文字が現れる。そこには、
マスターさんどうやらお相手の電話にはライブカメラ機能があるみたいロ繋げてみるロ?
と、書かれていた。とりあえずコクリと頷くと画面が切り替わりリラの顔が映し出されるのだが、
紫瀾「ぶっ!?」
ハク「!!?」
何と映っていたのは目の下に隈が出来ていてやつれているリラの姿だった。
紫瀾「りっリラ‥‥お前その顔‥‥」
リラ「えっ‥‥えぇ!?ななな何でライブカメラが勝手にオンに!」
どうやら元気がないという感じは本当みたいだな。前に会った時のリラの顔からは想像できないぐらいやつれていて俺もハクもビックリだ。
紫瀾「どうしたんだその顔‥‥」
ハク「イブブ‥‥」
リラ「えっえぇと‥‥ついさっきまで始末書や事情聴取をされていてやっと解放されたばかりでしたので‥‥」
紫瀾「始末書に事情聴衆‥‥って何かあったのか?」
リラ「えぇ私のポケモン達が負傷してしまいましてその理由を上の人達から質問され続けそしてボールの破損による始末書ポケモンの治療の書類などを書かされていて散々でした」
紫瀾「そっそうか‥‥ドンマイ」
朝のニュースといい国際警察って元の世界の警察よりもブラック労働なのか。
リラ「‥‥紫瀾」
紫瀾「どうしたよ」
リラ「貴方の言った通りでしたアケディア博士は深淵そのものでした‥‥」
まさか彼奴に関わっちまったのか。あれ程、忠告したのに。
紫瀾「関わっちまったのか」
リラ「はいカロスで貴方と別れた後に彼が1人でいるのを見つけて尾行した結果、罠にはめられました‥‥貴方の言った通り彼は全てお見通しでした」
紫瀾「だから言っただろう‥‥」
リラ「それに私のポケモンがあんな一方的に倒されるだなんて‥‥」
紫瀾「まさか怠惰の手持ちの彼奴と会ったのか」
リラ「えぇデンリュウに‥‥」
デンリュウ?ダークライじゃなくてか。ウォッチの右端にロトムが現れ小さく画面を開いてくるとそこにはポケモンが映っていた。
デンリュウ ライトポケモン 尻尾の先が光り輝く。昔の 人達はその明かりを使って合図を 送りあった。
と、書かれていた。というかヤケに可愛らしい見た目したポケモンだな。こんな温厚そうなポケモンにボコボコにされたのか。
リラ「しかも影からアケディア博士の護衛ポケモンの攻撃を受けてモンスターボールを破壊されたりと散々でした」
恐らく影という単語からそれがダークライだよな。つまり怠惰の手持ちの1匹はデンリュウということか。
紫瀾「それどう説明したんだよ」
リラ「暴漢に突然の奇襲を受けてモンスターボールを破壊されたためバトルを行ったものの双方共に負傷して暴漢を取り逃がしたと伝えてあります」
紫瀾「そうかすまないな俺の身内が」
リラ「それは構いません‥‥それに口止めもされてしまいましたから‥‥」
彼奴はいったい何をしたんだよ。どんどんリラの顔が青ざめていっているぞ。
リラ「貴方とアケディア博士の関係は前に聞きましたが本当にそれだけ‥‥なんですか?」
それはどういう意味だろう。確かに少しばかり嘘はついてはいるがあながち間違ってはいないしな。
紫瀾「何でそんなことを聞くんだ?」
リラ「あれは人間なんかじゃないましてやポケモンですらない人の形をした名状しがたき異形そのものとでも言えば良いのかそれに怖じ気づいてしまった私やハンサムさんはあんな‥‥あんな‥‥」
紫瀾「リラそれ以上は考えるな考えた所で発狂するだけだぞ」
ハク「イブッイッブイ」
恐らく怠惰の悪魔(自称)として本来の力の片鱗を見てしまったのだろう。現に自信に満ちていたカロスの時のリラの姿は今や恐怖で顔をひきつらせているのだから。
リラ「貴方は知らないのですか」
紫瀾「正直な話になるがよく知らんただ言うなれば俺のポケモンバトルの師匠とでも言えばいい存在ってのは確かってのと俺を生かした存在という認識だけだな」
リラ「そう‥‥ですか‥‥」
紫瀾「あぁリラ今は深く考えず少し休みなそうすればスッキリするぞ?や
リラ「その通りですねならそうします」
とりあえずリラを休ませてやるために電話を切ろうかと考えていると、
リラ「気になったのですが紫瀾は今何処にいるのですか?」
紫瀾「俺の家と言えば良いのか拠点とでも言えば良いのか‥‥」
リラ「そうでしたか」
紫瀾「あぁと言っても明後日にはここを出て旅に出るけどな」
そう言うとリラは驚いた顔をしだす。疲れきっているだろうに表情が豊かだな。
リラ「旅ってどこに行くんですか?」
紫瀾「とりあえずカントー地方にでも行こうかなって思っているんだ」
リラ「カントーですか」
紫瀾「あぁ何をするかは決まってはいないがこれから見つけて行こうとは思ってるかな」
リラ「そうですか‥‥」
紫瀾「どうしたんだよ?」
リラ「いえ意外だなって思って」
意外か。確かに昔の転生する前の俺が今の俺を見たらそう思うかもな。だがこの世界に来た以上は俺のやれるべき事を見つけていこうとは思っているからな。そのために旅をするんだ。
リラ「紫瀾、気をつけてくださいね」
紫瀾「あぁお前も体に気を付けろよ」
リラ「はい‥‥それでは」
紫瀾「あぁ」
そうして電話が切れると画面に映っていたリラの顔も消える。そして代わりにロトムが現れる。
ロトム「電話番号は電話手帳に登録するロ?」
紫瀾「頼む」
ロトム「了解ロ」
とりあえず約束の電話もしたし大丈夫かな。ただ、怠惰には後で忠告だけしておかなければな。
紫瀾「やれやれ‥‥ふわぁ~‥‥そろそろ寝るか」
ハク「イブ~‥‥」
紫瀾「ロトム目覚ましで7時にアラームをかけて起こしてくれ」
ロトム「かしこまりましたロ」
アラームを設定しベッドに横になり、
紫瀾「そんじゃお休み‥‥」
ハク「イブ‥‥」
ロトム「お休みロ」
そうして明日のために自分達の1日は幕を閉じたのだった。そしてここコトブキシティの大きなビルの頂上では、
怠惰「あぁ私だ元気にしているかい?」
?「こっこれはアケディア博士!」
そこでは怠惰は誰かに電話をかけていた。
怠惰「あぁ君の可愛い娘さんが入りたがっていた例のタマムシ大学の入学についてだが検討したくてね」
?「それはつまり裏口にゅ‥‥」
怠惰「いやいやそんなちゃちな真似はしないよ君や娘さんの経歴に傷がつくからね当然ながら試験や面接は受けてはもらうよただあくまでも『推薦』という形にするだけさ‥‥」
?「すす推薦!?」
怠惰「あぁ今年度、俺からの推薦は誰も決めてはいないからね是非にともと思ったんだが‥‥博士からの推薦それも過去に主席として卒業している俺からの推薦なら面接とかでも有利にたてるし同点数ぐらいのライバル達と少しぐらい差がつくと思ってねぇ‥‥まぁいらないなら」
?「いえ!ぜっ是非にお願い致します!」
それを聞いた怠惰はニヤリと口許を歪ませる。そして、
怠惰「OK分かったただしGive&Takeだ?」
?「つまり条件ですか‥‥?」
怠惰「あぁそれは‥‥」
そうして怠惰はやって欲しい根回しを彼に伝える。そうして数十分近く話すと、
怠惰「という訳だが簡単だし出来るよな?」
?「えっえぇと‥‥」
怠惰「出来るよな?」
?「は‥はい‥‥その位でしたら‥‥」
怠惰「そうかそうかいい返事が聞けて良かったよ♪それじゃそっちに資料を送っておくよそれを君の所の上司にリークしておいてくれ‥‥あぁそれから2人の推薦もさりげなくだな特に女の方は重点的に根回しをしておけ‥‥良いな?」
?「ぎょっ御意!!」
怠惰「ハッハっハッ♪よろしい任せたぞ安心しろその分、期待はしておいてくれたまえよ?」
?「ありがとうございます!!」
怠惰「あぁよろしくな」
そうして電話を切り深く社長椅子に腰掛け、
怠惰「ククク‥‥アハハハ!人間とは実に業が深い生き物だね‥‥己が欲のためならば何だってするなぁ鬼退治をする桃太郎が敵である鬼に媚びへつらっている光景を見ているみたいだぜ♪ダークライもそうは思わないか?」
ダークライ ( ー _ー)
呆れつつダークライは紅茶を淹れると怠惰に手渡す。それを受け取り怠惰は紅茶を飲む。
怠惰「本当につまらねぇこの世界の人間共は‥‥友である筈のポケモン達を格下と見るような奴ばっかりで吐き気がするぜ」
今から‥‥いや俺の本来いる世界では数十年近く前になるだろうか1人の人間が中心となりその人間よりも遥かに圧倒的な力を持つ狂ってしまった神を相手に奮起する勇姿を見せられ人間の評価を見直したというのに、この世界の人間ときたら甘い密をすする羽虫または何かしらの者に依存しなければ生きられないような寄生虫ような連中ばかりで嫌になる。ここの神がある意味で頭がイカレてるから人間もイカれてるのかもな。
怠惰「やはり人間は俺のいた世界の人間に限るな」
ティーカップを机に置き椅子から立ち上がり窓に映るコトブキシティの夜景を眺めて思う。
怠惰「それに‥‥この世界には毒が足りないな刺激的かつ害ならない毒がな」
はたして紫瀾という存在がこの世界にどう刺激をもたらすか実に興味がある。かつて俺の下した人間に対する評価を見直させ世の中捨てたものではないと思わせたあの人間の青年のように俺を楽しませてくれるかと。
怠惰「とりあえず舞台は整えた‥‥後はその舞台でどう演劇してくれるのか‥‥ククアハハハ!!」
正直な話でこの世界が壊れようが俺からしたら知ったことではない。ただ成長する玩具を育てそれと遊びたい、目をキラキラさせながら朝顔の観察日誌を描く子供のようにワクワクしたいただそれだけの事だ。何よりもゲームを楽しむためには相手は自分と同等またはそれより強くなくてはゲームにならず面白くない。そのための舞台整理をしてやったのだ。だから存分にこの舞台で踊ってくれ。
怠惰「せいぜい楽しませろよ紫瀾くんそして俺を楽しませろ」
月明かりに照らされる夜空を見上げそう怠惰は呟くのだった。
怠惰「アハハハ!!」
千「オ~イ怠惰よ戻ってこんかい」
怠惰「‥‥あり?千ちゃんいつの間に」
ダークライ (´∀`)
千「ついさっきじゃわい‥‥というかお主、何をそんなに笑っておるのじゃ?」
怠惰「まぁ色々とね」
千「ほうそうか‥‥というかお主に聞いてもよいかの?」
怠惰「ん?」
千「投稿していない1年何をしておったのかのぉ?」
怠惰「‥‥まぁ色々とあったんだ‥‥精神を病んで治療薬を探しがてら旅をね」
千「ほう‥‥因みにどこに?」
怠惰「最
千「そうかそうか‥‥天誅!!!」
怠惰「ゲブラッシブ!?」
千「まったく投稿しっかりせんか!?」
ダークライ (゚Д゚≡゚Д゚)゙
怠惰「ずびばせん‥‥」
千「まったく‥‥それで次の投稿は?」
怠惰「また4日程になります許してください」
千「しっかりやるのじゃぞ?次は今みたく脳が頭から飛び出すぐらいじゃすまぬからの!」
怠惰「あい‥‥」
千「さて、それでは今回はここまでじゃ」
怠惰「ダークライ、包帯と輸血パックを持ってきておいて‥‥」
ダークライ ( ゚Д゚)ゞ
千「それでは読者様」
怠惰「バイニャラ‥‥」