送っているなかで小説を書くまで手が回らなかったのです。
趣向を変えてこの作品を書いていきたいと思います。
今回はその予告のようなものになっています。
では、「慢性強欲症」お楽しみください。
N市 至って普通の住宅街。
そんな中、異様な雰囲気を醸し出す一軒の高層マンション。
噂では「何かの罪を犯した者のみが入居出来る」と云われている。
そこに住む一人の男。
名をメノウ。
血のように紅い瞳は今日も窓の外を眺め、一つ溜め息をつく。
その先には一人の少女が道端にポツンと立ち尽くしていた。
「今日は"あの娘"が欲しいなぁ」
そう言うとメノウは窓を開け、外に飛び出す。
少女の前に立ち、声を掛ける。
「君、帰る所が無いんだろう?おっと、"君達"だったね。」
そう言いながらメノウは少女に手を差しのべる。
少女は静かに頷く。その顔には悲しみの表情が浮かんでいた。
少女はメノウの手をとる。
(さて、どうするかな。この娘にも何かしら仕事を頼むか。)
「君にはこの世界、いや、この国で働いてもらう。いいね?」
少女はメノウの問いかけに小さく頷く。
「よし、契約完了っと。」
メノウは満面の笑みを浮かべた。
その瞬間、少女の目の前に巨大な鍵が現れた。
豪華な装飾の施されたそれは、少女の胸に突き刺さる。
それに応えるかのように、少女の中から小さな箱が引き出される。
鍵はその箱に掛かった多くの錠前をいとも容易く外していく。
そして、全ての錠前が外されると、箱は、メノウの手に吸い寄せられていく。
「じゃあ、これは預かっておくよ。お仕事頑張ってね...っと」
(流石にこのまま放置するのは不味いか。)
少女は、学校の帰りらしく、赤いランドセルを背負っていた。
服も、何処の物かは分からないが制服らしき物だった。
(面倒だけど、仕方がない。)
メノウは、少女を抱きかかえ、家に帰る。
(さて、どうするか。)
流石に少女の姿のまま仕事を任せる訳にはいかない。
(ここは手っ取り早く大人になってもらいますか。取り合えず適当に服は用意してっと。)
”汝、我が糧となり、我が意のままに在れ”
少女は、段々と成長しそして、大人の姿になった。
(これで良しっと。)
「服は適当にそこに有るの着てね~。」
そう言って、メノウは部屋を出る。
廊下でうろうろしながら、メノウは徐に自分のズボンのポケットの中から
手帳を取り出す。
(順調順調。このまま何事もないといいなぁ。あ、フラグ立った。)
そんな事を考えながら、部屋に戻る。部屋の中には、白と黒で統一されたメイド服を見に纏った少女が立っていた。
「着替えは終わったみたいだね。早速だけど、仕事の依頼だ。案内するよ。」
そう言うと、メノウと少女は、部屋を出る。
そして、廊下の端の扉の前で立ち止まる。
「さあ、今日からここで働いて貰うよ。皆いいひと達だから心配しないでね。」
少女は、メノウのその言葉を聞く前に、扉に吸い込まれていった。
予告編なのでこんな感じですかね。
引き続き宜しくお願いします。