ちょっと書いてめっちゃ悩んでを繰り返したから文体がカオスなことになってるかもしれない。
続いて、地下階層でもエントランスでもない地点にて。
旧司令部中層、通称『ディスカッションエリア』。ちなみに司令室はこの階層に位置する。
其処でもまた、激戦が繰り広げられていた。
「
「ごちゃごちゃ騒がしい、立ったまま死ね……!!」
502小隊所属のMGL-140。それに対するは、404小隊の隊長であるUMP45。
非殺傷グレネードをばら撒きながら狂い舞うMGLに、UMP45はギリリと歯ぎしりしながら肉薄する。
しかし、接近したところで待っているのはグレネードランチャー本体による痛烈な殴打。
では、何故それでも接近しようとするのか?
その答えは、彼女の持つ銃にあった。
その銃口にはべったりとピンク色の何かがへばり付き、UMP45の持つ銃を強制的に発砲不可能な状態に仕立て上げていたのだ。
「『銃を持った戦術人形は特級の危険対象に値する』──だったら、その銃を使えなくしてしまえばいい! 武装解除は、皆が幸せになる為の第一歩!」
「それで世界が平和になったら、私たちは此処にいないッ!!」
「YES!! けれども残念セカイは無情、破滅ばかりの世紀末! となればモチロン武装は必須、結果このザマ無限にループ! 回る回るよ世界は回る、人を置き去り一人で進む! つまりワタシは戦争屋、狂った世界を吹き飛ばせ!」
狂ったように歌い踊るMGL。UMP45はそれに噛みつき、ナイフ片手により懐深くまで肉薄していく。
しかしMGLは余裕の表情でグレネードランチャーを振り回し、懐からのタクティカルナイフでの鋭い連撃をすべて防いでしまう。
より一層怒りの表情を強めながら、UMPは疾駆する。
だが、そこでMGLは困ったような表情を浮かべた。
「……おっとおーっとコレまさか? もしや徹底抗戦するおつもりで?」
「当然でしょう。指揮官にくっつく悪い虫は、私が全部潰さないと……!!」
「あーらら。こいつは困ったどーしよう」
ポリポリと仮面で隠れていないほうの頬を掻くMGL。
目の下の涙模様が表情に合わせて歪み、とても不思議なことになっている。
「その指揮官がオノゾミなのさ──なんでも殺しはダメだって。おかげでワタクシ大・変・面・倒! そのせいで数少ない作るのめんどいやたらとお高い三重苦の非殺傷弾乱射してるんデスヨ? ちょっとはアタシの苦労も考えてほしいね全く! 世界は不幸に満ちている!」
「……いや、知らんし」
プンスカ怒るMGL。それに対して、UMP45は思わず真顔になりながらもそう返答した。
しかし攻撃の手は緩めない。MGLも分かっているようで、相変わらずくるくると回りながら辺り一面に催涙弾と閃光弾をばら撒いている。
だが、そこでUMP45は疑問に思った。
(……普通のグレネードランチャーだったら、ここまで近距離の環境で爆破は出来ないはず……)
ピンと来た。
通常のグレネードランチャーは、誤って味方を爆撃しないように近距離では弾頭が炸裂しないように設計されている。
その『近距離』の判別基準は、ライフリングによる弾頭の回転数。『一回転辺りの進行距離は約〇m』という情報をあらかじめ入力しておくことで、一定数以上回転しなければ何かに命中しても炸裂しないように設定されている。
違うシステムを採用しているグレネードランチャーも存在するが、おそらく大多数はライフリング型を採用しているだろう。
だが、解せない点がひとつ。
グレネードの内のいくつかが、不自然なところで炸裂しているのだ。
床に落ちてしばらくした所で突然爆発したり、空中で炸裂したり。通常のグレネードランチャーの挙動を知っている側からしてみれば、不自然極まりない。
そもそも大前提として、グレネードとはどこかにぶつける事で炸裂させるもの。それがその辺に転がって自由に炸裂したり、あまつさえ空中で炸裂するなど、どう考えてもおかしい。
──では、どうやって?
「ウィッヒッヒー!」
ぽん、という軽い音と共に、再びグレネードが放たれる。
UMP45は視線を鋭くし、腰を低く落とした。
そして。
「──せえっ!!」
気合い一発、なんとグレネードを蹴り返したのだ。
発射の勢いはそのままに蹴りの勢いまでもが加算され、放たれた弾頭はとんでもない速度でMGLの元へと打ち返された。
そしてその弾頭は、MGLの背後の空中でやはり不自然に炸裂する。
「あっぶない!!?」
「やっぱり……!」
慌てて回避行動をとるMGLとは裏腹に、UMP45は確信を得たという風に叫んだ。
そう、そのカラクリとは──
「お前、
「あーっととうとうバレちゃった! 当たりだヨ? 当たりだネェ! そうさ私は戦術人形、利点ありきの有効活用!」
歌うMGL。
どうやら彼女、自身の体に細工をしている様だ。グレネードとリンクしている所を見るに、それもビーコンに類する何かを。
それを距離観測の基準とすることで、理解不能な炸裂の仕方を成立させていたということか──よく良く考えれば、床に転がっていたものは彼女が遠ざかった瞬間に炸裂していた。
タネは割れた。
であれば、あとは距離感を調整して突っ込んでいくのみだ。
「グレネードがなんだって言うのよ! イクゾォォオオオオオオ!!」
「いいよ、来いよ! そんなわけで爆砕掛けますねぇ、エンジン全開!!」
叫びとともに突っ込んでいくUMP45。対するは、仕掛けを見破られてもなお余裕そうな表情を崩さないMGL。
『俺たちの戦いはこれからだ!』というテロップが流れてきそうな光景と共に、激戦は続く──。
※打ち切りじゃないよ!!
なお、銃に関する知識は素人なので参考文献を用意しました。
SAOAGGOはいいぞ。