そう言えばM1918のタイタンチップがようやくフル強化フル校正になりました。装弾数+6はつおい。これでスキルの開幕CTが修正されればもっとつおい。
よっしゃあ次はスプリングフィールドの専用弾だー。AR-15の.300BLK高速弾も待ってるぞう。
っていうか来月から深層映写とか聞いてないですぜ運営さんよォ!? 装備の強化と校正間に合わねぇわ!!
式場に入ると、ここの所属と思しき戦術人形によって席へと案内された。
席に座ると、彼女は名簿を取り出して、
「一応仕事なので確認しておきますね。4名でお越しの『502小隊』さまで宜しかったですか?」
「正確に言うならば一人と一人と一人と一人だけれどね」
「HAHAHAブラックジョークゥ! 祝い事の場でやめろや!」
「え、ええ……」
私の発言に、すかさずMAGが突っ込む。名前も知らない戦術人形はドン引きしていた。
MGLは未だに目を回しているP90の介護をしながら、彼女に説明する。
「ああ、あんまり気にしないでいただけると助かります。ちょっと私達は成り立ちが特殊ですので……ほらPさん起きてください」
「回る回るよ世界は回る……ぐーるぐる……」
「それどっちかというと私のセリフです」
彼女は何かを察したのか、何も言わずに名簿にチェックを入れて去っていった。
とそこで、MAGがふと問いかける。
「そう言えばよう、結婚っつったって新婦は誰だ? 新郎は現地の指揮官にしても、新婦9人って相当だろ。大富豪か。そんだけの量のスケ何処でオトしてきた」
「言葉に気をつけなさい、ここは公共の場よ。──その質問に答えるけれど、新婦は全員が戦術人形らしいわ」
「
呆れたようにMAGが言う。しかし、私的には仕方が無いことなのだろうと感じていた。
戦術人形は、多少の例外はあれどその大多数が私達のような女性形だ。しかも、その全員が見目麗しい美少女ときた。
不気味の谷に陥らないとも限らないが、基本的にその姿は人間とほぼ見分けがつかない──であれば、世の男が惚れるのも当然なのでは?
……代償として、ヘリアンのような人間なのにモテない敗北者も、最近増えているらしいが。
それにしても……。
「しっかしまあすげぇメンツだな。よくもまあこれだけの人数集めたモンだぜ」
そう言ってMAGが視線を向けた先では、老若男女人形人間問わず、文字通り十人十色な面々が談笑したり、テーブルの上の料理を平らげたりしていた。
──たとえば、以前かち合った時とは微妙……いやだいぶ雰囲気の異なる404小隊。その中の416と思しき人形はこちらの視線に気づくと、不敵な笑みを浮かべて右手で鉄砲のジェスチャーを作り、ばあん、とこちらを撃ってきた。そして、口パクでこちらに言う──『
「ノリノリね」
「今のアイツならマシンガンの良さを分かってくれそうだな」
「分かったから座ってろ。また埋めるぞ」
「結婚式場でそれはミスマッチすぎるぜ」
「大丈夫よ、今度は別の木にするわ」
「いやそうじゃなくて」
──たとえば、G&Kの制服に身を包んだ白髪の少女と、それを囲む様々な人形。さらに、彼女とその隣に座るハンドガンの戦術人形──PPKの左手薬指では、お揃いの指輪が輝いていた。誰もが幸せそうだ。
……しかし、あの少女の人間味を感じさせない無機質な目は一体……?
「(……MGL、『アレ』は?)」
「(……義眼。それも、見た目から推測するに、とびっきりの厄ネタですよ……リーダーは知らないほうが賢明です)」
「(……本当に何でも知ってるのね)」
「(……何でもじゃありません。生き延びるために必要なことだけです)」
──たとえば、席には座らずに、ゴテゴテにカスタムしたアサルトライフルを持って式場全体を鋭い目で見渡す、雇われ者と思しき隻眼の男。……G&Kの制服を着ている辺り、まさか彼も指揮官なのだろうか……? あとスリングで背中に保持してる対戦車ミサイルに関しては絶対ここでは使わないと思う。
「ガッチガチだな」
「鉄血の奇襲を警戒してるのでしょう。あの手の輩は信用は出来ないけど信頼は出来るわ」
「でも流石にあのミサイルはねーわ」
「コマンドーにでも憧れているのかしら」
「どこで使い方を覚えた?」
「まあ実地検証でしょうね」
「世紀末かよ」
「世紀末よ」
「そういやそうだった」
「「HAHAHAHA」」
「楽しそうですねお二方……」
──たとえば、見るからにわたし前線指揮官ですと言いたげな雰囲気の男と、楽しそうに彼と談笑する戦術人形──トンプソン。男の方が視線を外すたびに、トンプソンは顔を赤らめたり体をくねらせたり、とにかく乙女な反応を見せていた。見ていて微笑ましい。
「指輪がないってことは結婚してないのよね」
「あの調子じゃ時間の問題だろうな」
「みんな指揮官に恵まれてて羨ましいなあ」
「急に空気を重くするのはやめなさいP90」
──たとえば、左目に眼帯を付けた銀髪ノッポの女性と、それに付き従う戦術人形。アレは……アサルトライフルの『Gr G3』だろうか? ご丁寧に彼女たちも指輪装備済みだ。なんだ、生身の人間が一人もいない我が502様態に対しての嫌がらせなのか?
……いや、考え過ぎか。
「なあなあどうして女の指揮官ばっか結婚してるんだ」
「それ以上いけない」
「キマシ?」
「ないから」
「百合っていいよね」
「貴方は何を言い出してるのP90!?」
──たとえば、先ほどの傭兵とはまた別に、フル装備で周囲を警戒する男。両手に武器を持ち、背中に武器を大量に背負いながら仁王立ちするその様は、極東の有名なソルジャー──ベンケイ・ムサシボウを彷彿とさせる。
しかも、服の隙間から覗くその体の大半が機械に置き換えられていた。……一体彼の過去に何があったのだろうか。
「ありゃ相当デキる男だな。さっきの傭兵野郎たぁ別方面のプロだぜ」
「どちらかといえば裏方面に近そうね」
「あーやだやだ、人間サマはえげつねぇ事ばっか考えやがる。吐き気がするぜ」
「戦術人形が言っちゃいけないでしょうそれは……」
「知らねえよ。倫理コードなんざ捨てられた段階でエラー吐いて
「……そう……」
──たとえば、呆れた様子で辺りを見回すHK416……HK416!?
……どういうことかと思ったら、MGL曰く彼女は姉妹品の『HK417』らしい。で、これから結婚式に出るのも『HK417』らしい。まるで意味が分からない。どうやらそこに座ってる417はアサルトライフルで、新婦の417はライフルらしいが……謎だ。
「……416よね」
「……416だよな」
「……416だよね」
「……見た目じゃ全く区別つきませんね」
「あの時かち合ったのは目が死んでたけれど、こっちの彼女は光がともってるわ」
「判断基準そこですか……」
──たとえば、こう、その……『普通』としか言いようのない容姿の冴えない中年。周りから『ガンスミス』と呼ばれているようだが、腕利きの整備士なのだろうか。だったら是非とも整備を頼みたいのだが。
「整備なー。あたしのマシンガンも整備してほしいわ」
「じゃあボクも自分の銃整備してほしいかな。最近どうも違和感があるんだ」
「銃どうこう以前にこいつらの電脳を整備してほしい気分ね、正直」
「「そんな殺生な!!?」」
「あ、あはは……」
──たとえば、横にどでかい弾薬箱とガトリング砲をでーんと置いた戦術人形。なるほど、あれが噂に聞く『M61A2バルカン』か──私がそう思ったとき、ガタッと音を立ててMAGが立ち上がった。
「COOL! COOL!! COOOOOOOOOOOOOLッ!!!! パーフェクトだウォルター!! なんだありゃ最ッ高じゃねえか! すげぇすげぇ! 」
「やかましい黙れ火力キチ」
「んだとコラ煙幕チビ」
「は?」
「あ?」
「マシンガンの事しか頭にないから見捨てられるんだよ」
「思考停止で尽くしてばっかだからあっさり見放されるんだぜ」
「ハァ?」
「あ゛?」
「「……、」」
そして、総括してMAGはこう言った。
「文字通り人がゴミみてぇだな」
「ひっどい感想ね。あと頬を腫らしながら言われても説得力に欠けるわ」
「しょーがねーだろそこのチビが突っかかってきたんだから」
「それに乗った時点で同罪だから貴方も戻ったときに覚悟しておきなさい。いいわね?」
「……へい……」
「MAGさん顔が! 顔色が緑色にっ!?」
とそこで、バツン! と式場が突然暗くなった。にわかにざわつく場内。
しかしその直後、前方のスペースにスポットライトが当てられ、マイクを持ったさっきの胸の凄い戦術人形──『イサカM37』が現れる。
『えー、大変長らくお待たせいたしました。これより、第一回……いや第一回もなにもないわね……ゲフンゲフン、第一回D08地区結婚式を執り行います!』
その言葉と共に、外からの光をさえぎっていたカーテンが同時に排除され、差し込む光と共に新郎が姿を現す。なるほど、彼がここの指揮官か。
そして、式場後方にあった両開きの扉が開かれ──そこから
「……一人足りねぇぞ?」
MAGが不思議そうにつぶやく。その直後、扉が閉じ──再び開く。
──そこには、9人目の花嫁が立っていた。
カカオの錬金術師=サンが悲嘆にくれた理由がよく分かった。めたくそツライなこれ。
ザッと元を読んでそこの設定に沿いましたが描写のない場所に関しては勝手に補完しましたゴメンナサイ! というか斜め読みだし絶対どこかしらにガバがあるので指摘してくれると助かりますですハイ!