でかでかでっか
うおでっか
けれど多分ね
思考が幼女
字余り
「というわけで今回のゲストはチチリさんです」
「お師さんに呼ばれてきたよ〜、つよつよチチリだよぉ」
四聖が1人、チチリ。『つよつよ』だったり『よわよわ』だったり『ザコザコ』だったり使う言葉が少々特殊な少女である。詳細を省くが、四聖…その内の一体である朱雀の為に一族総出で人生をかけている人物でもある。
何がとは言わないが、始まる前に「うおでっか」と言った為に既にリーシャされている為今は比較的冷静である。
「えー、趣味はマッサージ………うん、マッサージらしいね。1回受けた事あるけど確かによく効く」
「お師さん体動かすからねぇ、チチリちゃんのマッサージが役に立てて嬉しいよぉ」
「まぁね、
「え?今なんて?」
「おっとなんでもございません」
訂正、冷静さは既に無くなっていた。彼女は17歳という年齢であるが、ドラフでもある。ドラフの女性は身長が小さく、ハーヴィンとまでは言わないが比較的童顔で丸っこい顔が多い。それ故に、身長と顔の様子から見たら可愛らしいものなのだ。実際、1桁の年齢で既に肉体成長的には成熟しかけているという噂もある。筋肉や脂肪や免疫などに関しては、まだ成長するらしいが。
「というかまだ趣味はあるよー!」
「言わなきゃダメ?言ったら団長としての尊厳無くなっちゃうよ」
「チチリちゃんの趣味はマッサージと土下座です!!」
「言っちゃっ…ここでしないでね?」
「はぁい」
チチリの趣味は2つ。マッサージと土下座。そう、土下座なのだ。尚実際に土下座された場合確定で床に穴が空く所か、この部屋が吹き飛ぶ可能性がある。それだけ彼女の土下座の威力は大きいのだ。尚連続で行えるので土下座でグランサイファーを落とせるのだ。
「壊すと…」
「怒られるのは嫌だもんねぇ」
「いや怒られる以前にグラサイの中でも強い部類の人達に圧をかけてもらいます」
「ひえっ……なにそれ……」
強者からの圧は、それだけで他者を圧倒し畏怖させるものである。チチリは言葉こそ強気なことが多いが、根は若干臆病で怖がりな普通の女の子なのである。
「まぁあんまりやってもらうことないんだけど」
「あんまりってことは…?」
「盗賊団捕まえる時とか…六竜の皆に手伝ってもらって周り囲んで貰って一睨み」
「お師さん偶に遠慮なさすぎて怖いよ」
「これでも団長なんでね、ほんと」
若干涙目になってるチチリの頭を撫でてあやしながら、グランは器用に余った片手でいつもの箱を取り出す。そう、お便り箱である。
「というわけでいつものアイテムです、チチリに質問したい人がいっぱい来てますよ」
「やったぁ」
「えー、何を聞かれるのか楽しみにしながら……ホイ一通目『そもそも四象ってなんですか?』」
四象。朱雀、青龍、玄武、白虎……その4体をさしている。グラン達は今まで何度も倒してきているがその度に倒していた。グラン達が相手している時は、はっきり言えば全く強くない存在だ。しかし、何事もなく復活していたためにかなり厄介な敵と認定されている存在である。チチリ…もといそれらを倒すのが四聖の一族である。だが━━━━
「細かいことはチチリちゃんもよく知らない、知識がザコザコチチリちゃんでごめんなさい…」
「じゃあ細かくないとこで」
「うーんと…朱雀、青龍、玄武、白虎の4体の事。誰でも倒せる代わりに、四聖以外が倒すと復活しやすいこと…かな?」
「実際チチリ達が倒した時はすぐに復活はしなかったもんな」
「お師さんつよつよで助かったよ〜!」
実力としては確かに場合によるがグランの方が強かったりはする。だがチチリも実力ならば、グランサイファーの中でも決して下の方に位置することは無い。問題は精神面の方だった…だけである。それも今は解消されているが。
「チチリの一族は朱雀を相手してたんだっけ?」
「そうそう!でも何百年も倒せてなかったんだ!」
前述の通り、朱雀は他の者でも倒す事は出来る。問題は倒した後…四象という存在は倒されて蘇る…その度に強くなるのだ。そして、ずっと放置される訳もなくグランの様な強者が倒す等してその力はずっと登り続けていた。ただしその力が発揮されたのは四聖が相手する時だけ、そして蘇り続け登り詰めた先が…厄災になるということ。その前に浄化して力をリセットせねばならないのだ。
「お師さんのおかげで倒して…浄化できて良かったよ〜」
「チチリの実力あっての事だからね、ほんと」
「一番のMVPはお師さんだよ〜、つよつよお師さんのおかげでザコザコチチリちゃんはつよつよチチリちゃんになれたんだから」
「結局なれるかどうかは本人が決めるだけだから……まぁあれだね、答えとしては…」
「何もわかんない!」
何故かグランの事を自慢げに語るチチリ。グランはそれとなく流しながら、次のお便りを探し始める。結局四象という存在は未だ謎に包まれているのである。
「まぁ厄介な存在にならないことを祈りながら…2通目『四聖ってなんですか?』」
「似た質問だね!」
「似た質問か?では説明どうぞ」
「んとね、チチリちゃんと似たような家系があと三つあって…それぞれ青龍、玄武、白虎の三体を浄化するお役目を持ってるの。それら4つまとめて『四聖』って呼ぶんだよ。因みに体のどこかから星晶が生えてるよ」
『ほらここここ』と言いながらカメラに向かってその部分を見せつけるチチリ。とは言っても、今の代より遥か昔から4体とも浄化できていなかったのだ。他の者が倒せば、復活するまでの間は静かになるが…静かになるだけであり根本的な解決では無い。しかも、倒せば倒すほど復活するためにその度に強くなる。そのせいか、今代の四聖達は仲こそ良いもののお役目の話はしていなかったりする。
「そう言えば…浄化したってことは…弱くなってる?」
「多分ね!浄化というか溜まってた分の発散をしただけだけど、玲瓏杯の浄化が出来てないだけで朱雀自体は出来てるよ!」
「まぁそれならいいや、仮に同じくらい強いまま復活してもチチリの手伝いはしてあげるからさ」
「つよつよお師さん大好き!」
まるで幼子のような笑みを浮かべ表情でも態度でも行動でも分かるほどに喜ぶチチリ。それに対してグランは優しくはにかみながら、動いてるチチリの一部に注目して━━━
「二度目いきますか?」
「おっと、今日はもう免除されたと思ってた」
突如として現れたリーシャ。既にグランの後ろに立っており、いつも通り音もなく現れてツッコミ待ちだった。なお今回は剣ではなく謎に毒々しい色をしたハリセンである。
「ダメです」
「そっかぁ……で、何その毒々しいハリセン」
「ミニゴブさんに手伝ってもらった『ぼんやりハリセン』です、叩くとぼんやりします」
「進行ができなくなる……」
そのハリセンを構えているリーシャに若干の恐怖を抱きながらも、グランはチチリの方に視線を向け直す。リーシャが怖かったのか、チチリは顔を真っ青にして涙目を浮かべていた。
「大丈夫大丈夫、俺が余計なことしなかったら叩かれないから!」
「つよつよお師さんよりつよつよつよな秩序…」
「ンじゃあさっさと三通目いこう……『どうしてマッサージしてる時たまに増えてるんですか』すごい、至極真っ当な意見だ」
チチリの趣味の1つ、マッサージ。それ自体はなんの変哲もなく、かなりの技術力を持って行われているためグランサイファーでも大人気のものである。しかし何故か、複数人を同時にマッサージしている時もある。1度グラン、ルリア、ビィで受けた時は3人に増えていたのだが……
「気合!!」
「そっかぁ」
同じことを言われて有耶無耶にされていたのだ。彼女のマッサージの秘訣は点穴という人体の弱点を突く事で行うものであり、それにより疲れなどを解消する…というものである。だが増えることとは一切関係なく、そして自分の分を押したからと言って増える事は無いのだ。
「気合いでどうにかなるの?」
「でもほら、仮面つけた人だって気合で増えてるよ?きえーって!」
「シスかぁ」
残像が出るくらいの速さで動いているが、実際傍から見たら増えているので何も言えなくなってしまう。事実実力的には十天衆にも匹敵する程だろう。ほんとに何も言えなくなってしまう。
「なら仕方ないな…」
「うんうん!仕方ない仕方ない!」
「よく考えたら俺も気合で増えてる時あるかも…」
「やっぱりそうだよねぇ!!お師さんも出来るよねぇ!!」
何故かニコニコと満面の笑みを浮かべているチチリ。その最中、突然部屋の扉が開き……何故かグランが立っていた。因みに今までのグランは普通に座っているので…つまり今グランが2人いるのだ。
「……なんでお師さん二人いるの!?」
「……よう分身の俺」
「やぁ分身の俺」
2人のグランは目を合わせ、何か通じあったような反応を見せる。勢いについていけないチチリは慌てふためき交互に2人のグランを見るだけであった。
「さてチチリ」
「どちらが本物か」
「わかるかな」
先にいた方が立ち上がり、後から来た方の前へと立って…腕をグルグルと時計回りに回しながら自らの体も同じように回し始める。後ろのグランも遅れて追従し始める。
「というわけで」
「え、え!?なにこれ!?」
「今回はここまでとなります」
「え、このまま続ける…いや終わりなんだけど!!」
「またのご視聴」
「お待ちしております」
「あ!!ま、マッサージ!マッサージ受けたい人は言ってねー!!してあげるからねー!!」
こうして番組は終了する。因みに、最後に現れたのはシャノワールの変装であり…無事この後チチリのマッサージで悶絶し、体調が完璧に回復したという。
多分キスで知識が止まってると思います、可愛いからなんでもいい
全く関係ないけどコラボ編書こうかなって思考が入ってるのでもしかしたら書くかも知れません