「古鷹!!あの三体は任せて!!彼女をお願い!!」
「了解って大丈夫なの!?」
「任せなさい!!
あんなの楽勝よ!!」
すると、叢雲は腰の二つの主砲を二体に向けて数発撃ち注意をそらす
その砲弾は三体に直撃。
だが、撃破とはいかず、軽い損傷だけだ
「こっちよ!!
ほら!!あんた達の仲間三体を沈めたのは私よ!!」
当てられた三体は、叢雲に振り向き、砲門を向け撃ってくる
叢雲を、それを軽々と交わし、古鷹に注意が行かないように別方向へと航行していく
一瞬、リ級が古鷹を捉えるが、叢雲は続けてリ級を撃ち、注意を向ける
その砲撃は、リ級を直撃させ先程より大きなダメージを与えた
「あんたらの相手は私よ!!!
ほらほら!!こっちに来なさい!!!」
「ガァ!!!」
先程の攻撃が、リ級の感に触れたのか古鷹を忘れ叢雲目掛けて突っ込んでいく
その隙に古鷹は、傷付いた少女へと向かう
「大丈夫ですか!?しっかりしてください!!」
古鷹が、呼び掛けると少女は力無くうっすらと眼を開け反応を示す
「良し!息はあるみたい!!捕まって!」
古鷹は、少女の腕を左肩に乗せ帰航しようとすると少女から小さく消え入りそうな声で
「ありがとう……」
と聞こえると、古鷹は微笑みながら、
「お礼は私じゃなくて、あの子に言ってあげて?」
古鷹は、今丁度三体を相手している叢雲の方を向く
「叢雲!!彼女は無事よ!!」
一方叢雲は、少しばかり手を妬いていた。
「この戦艦と軽巡、重巡めんどくさいわね……」
それもそのはず、そもそも駆逐艦の砲撃では二人を倒すのは到底難しい
上手く急所を狙いたいがひっきりなしに動き、しかも連携が上手い
叢雲が撃った砲撃を、ル級の盾で防ぎ、次にヘ級とリ級が砲撃をしてくる
「チッ!!またか!!」
雷撃を撃とうにも、下手に撃って外せば後ろの古鷹に当たる……
そうこう、考えてる間にも三体の攻撃は止まない
『叢雲!!聞こえるか!?』
突如として、聞こえた佐渡の声にびくつきながらも、叢雲は応答する
「何よ!!今戦闘中!!」
『分かってるよ!落ち着け叢雲、相手を良くみろ』
「はぁ!?こんなときに何言ってるのよ!?」
『良いから!!』
叢雲は、イラつきながらも三体の様子を見る、するとあることに気が付いた
「………ル級が撃ってこない?」
そう、ル級からは砲撃が飛んでこないのだ、たまに機銃を撃って来るぐらい
『そうだ、訳は分からんが、ル級は弾切れを起こしている状態だ。
それを利用するぞ、確か、アレを持たせていたよな?』
「……あれってどう使うのよ?」
佐渡は、叢雲に有るものを持たせていた。
通常ではあり得ない物を、背中の艤装に