艦隊これくしょん ー誰ガ為ノ戦争カー   作:霧雨鴉

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今回は提督二人の話になります

男としての話がメインになります
あれですよね、現実にあったらこんな感じですよね…








沖縄ツアー 五

「良かったのかい?三人と出掛けなくて」

 

 

「えぇ、あいつらも俺が居ない方が羽を伸ばせると思いますし」

 

 

佐渡と石澤は、沖縄鎮守府の机に向かい執務を行っていた

と言うのも、ほとんど石澤の執務を佐渡が手伝っていると言う感じであるが

だが、石澤は突然お茶を入れだし佐渡へと差し出す

 

 

「うん、辞めよう

流石に君に手伝わせるのはどうかと思うしね

はいお茶」

 

 

「あ、ありがとうございます?」

 

 

佐渡はお茶を手渡され手を止めると石澤は完全にだらけきりお茶を飲みだしており佐渡もそれに続いてお茶を飲み始める

 

 

「そうだ、石澤大尉」

 

 

「んー、あぁ大尉辞めて

どうせオフ見たいな物だからそれに

君とは腹を割って話したいし?」

 

 

「は、はぁ」

 

 

「所で聞きたいのだが、艦娘をどう思う?」

 

 

「えっと……俺は別に普通の女の子だと……」

 

 

「ちがーう!!そうじゃなくて、男としての目線で聞いてるのさ……」

 

 

「………はい?」

 

 

石澤の変化に佐渡は驚いていると、机に腕を立てどこかの黒眼鏡をかけたおっさんの様な姿をする

 

 

「……君、性欲はどう発散してる?」

 

 

「!?」

 

 

「嫌さ、この職業やってると正直…ほら……来るじゃん?

色々とさ?しかも女の子だよ?分かるだろ?男ならさ…」

 

 

佐渡は察すると、同じ様なポーズを取りながら石澤との話に望む

 

 

「……分かります、三人しか居ませんが正直あそこが…」

 

 

「だろ?うちは更にいるしから、結構無防備な子も多くてね。

こう、襲いたくてね……」

 

 

「分かります分かります

でも…」

 

 

「やっぱり」

 

 

「「憲兵さんが恐いよねぇ……」」

 

 

「……くだらないことで何意気投合してるんですか

仕事してください」

 

 

いつの間にか入ってきていた妙高に冷たい視線を送られており二人はハッと気付く

 

 

「おう、妙高。

お前も混ざる?男談義?」

 

 

「私は女です

阿武隈さんに言い付けますよ?」

 

 

「ゴメンナサイ」

 

 

妙高は、石澤に書類を手渡すと呆れる様に溜め息を付きながら佐渡を見ると微笑みを返す

佐渡も軽くお辞儀をすると妙高が扉を開けようとする

 

 

 

「それと、提督お客様です」

 

 

「ん?誰だい?」

 

 

妙高が扉を開けると廊下から腰を曲げスーパーの袋を持った80代程のお婆ちゃんを連れてくる

 

 

「やぁ、石澤さんこんにちは」

 

 

「あれ?佐藤さん!!どうしたんですか?

今椅子を持ってきますね!!」

 

 

 

「いいのいいの、今日はこれを持ってきただけだから」

 

 

 

石澤は立ち上がり佐藤へと椅子を持ってきてゆっくりと座らせようとするが佐藤は手を降りスーパーの袋を石澤へと渡す

 

 

「おぉ!これって!!」

 

 

「そうじゃよ、家で作ったミミガーとクーブイリチーじゃよ

どうか皆で食べて」

 

 

「ありがとう!!今度何か持っていくね!」

 

 

石澤は、スーパーの袋に入ったミミガーのタッパーとクーブイリチーを見るとそれを妙高に渡し嬉しそうにしており佐渡はその光景を見て微笑ましく思っていた

 

 

 

「良いんじゃよ、作り過ぎただけだからねぇ

それに今日はもう一つ用があったからね」

 

 

「用?」

 

 

佐藤は、ゆっくりと佐渡へと近付いていき、佐渡もそれに気付き椅子から立ち上がり佐藤へと近付いていく

 

 

「えっと、俺ですか?」

 

 

「貴方が佐渡さん、なのかい?」

 

 

「はい、小笠原鎮守府提督 佐渡少尉であります!」

 

 

佐渡は、敬礼をすると佐藤はそうかそうかと言うとゆっくりと頭を下げる

 

 

「この度は、沖縄を救って頂き誠にありがとうございました

本当に……本当に…どうお礼を言えば良いのか……」

 

 

「良いんですよ、それにその言葉は俺にじゃなくて叢雲と大井と古鷹に言ってあげてください

俺は、所詮ここで指揮を取っていただけですから……」

 

 

「いや、彼女達も素晴らしいですが貴方も素晴らしい指揮でしたどうか、このばばぁと握手をさせてください…」

 

 

佐渡は照れ臭くなりながらも、佐藤の手を取り握手を交わすと佐藤は嬉しそうにしながらありがとうと連呼している

 

 

「このばばぁが生きてる間に英雄様と会えるなんて嬉しい限りじゃ……」

 

 

だが、佐渡はその「英雄」と言う言葉に引っ掛かり石澤の方を向く

 

 

「……えっと?英雄って何ですか?

石澤さん?」

 

 

「あー……

えっと、実はね?」

 

 

石澤は歯切れが悪いように話すが妙高に腰を叩かれそっぽを向きながら答える

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「君達、小笠原鎮守府の戦闘映像が間違って避難所のテレビ映像に流れてしまってね?

小笠原鎮守府全員がこの沖縄と多良間島、宮古島で英雄やヒーローと呼ばれているんだ……」

 

 

 

「…………………は?」

 

 

その発言に、佐渡は言葉を失った

 

 

 

 




次回 

沖縄食べ歩きツアー中編

誰にも間違いはあるよね!!
間違いで許されるのかこれ()
あ、黒眼鏡のおっさんネタがわかる人凄いと思いますよ?




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