艦隊これくしょん ー誰ガ為ノ戦争カー   作:霧雨鴉

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鎮守府近海防衛戦 六

『そいつはな………』

 

 

佐渡は、叢雲に簡単だけど、かなりの難題を出す

 

 

 

「はぁ!?あんた正気!?」

 

 

『だが、これなら確実に奴等を沈められるぞ?』

 

 

「私に出来るとでも?」

 

 

 

『大丈夫、お前なら出来る』

 

 

 

佐渡の出した作戦を聞いた叢雲は、一瞬悩むがため息を付き、ほっぺを叩いて気合いを入れる

 

 

「良いわ、乗ってあげる!あんたを信じるわ!!」

 

 

 

『安心しろ!!失敗しても別の方法を考えるさ!!』

 

 

 

そう言うと叢雲は、ル級達に向かい走り出す魚雷と主砲を何発も撃ちながら

 

 

「はぁぁぁ!!!」

 

 

 

 

流石に驚いたのか、ル級達は一瞬怯むが、関係なく叢雲目掛けて撃ってくる

叢雲は、寸前の所で砲撃を避けながら、ル級達に近付く

 

 

こんな砲撃……あいつの撃ってくる銃よりは遅い!!

 

 

「きゃぁ!!」

 

 

だが、叢雲は油断をしてしまい、左の主砲に直撃してしまい、体勢を少し崩す

しかし、叢雲は、進むのを辞めない

 

 

私は……アイツを信じるわ!!!

 

 

そして、叢雲は、ル級の目の前に辿り着くと、背中の艤装から『なにか』をその場に落とし、主砲をヘ級へと軽く当て、その場を通り過ぎる

 

 

 

ル級は、直ぐ様、叢雲に反撃をするが、叢雲はひらりと躱し、向き直る。

 

 

そして、叢雲は、通り抜けた後損傷した艤装のせいで、少しふらつき、倒れ込む

 

 

「叢雲!!」

 

 

古鷹は、叫びながら少女と共に叢雲の応戦に向かうが間に合う訳がない

ル級達はその間にもゆっくりと標準合わせる

まるで、勝利を確信し、獲物をじっくりと確実に殺すように

 

 

 

だが、叢雲はニヤリと笑っていた

 

 

「あんた達が、どんな装甲が固くても、連携が上手くともね

 

その数の雷撃に耐えられるか見物ね」

 

 

 

ル級は、ここで気付いた、自らの両端からどこからか撃たれたか分からない雷撃が迫っていることを

 

 

だが、この程度ならそんな、ダメージにもならないとばかりに、ル級は、盾を水面に向けるが見えてしまった

 

 

海中に漂う、かなりの数の魚雷に 

起爆せず、まるでそこに漂うクラゲの様に

 

 

「!?」

 

 

「両端から来てるのはさっきあんたに撃った雷撃よ

何発か撃った雷撃のうち、二発だけを大外回りに貴方の所に撃ち込んでおいたのよ

それとその浮遊してる魚雷でしょ?

そいつはね、発射しないタイプの特殊魚雷よ、通常では使える奴が居ないから見ないのも無理はないわね

でもそれに気づかないとはね貴女たち愚かね

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

沈みなさい」

 

 

ル級達はその場を一目散に離れようとするが、当然間に合わず

 

 

 

直ぐに立ち上がった叢雲が、古鷹の方を振り替える瞬間、通常ではあり得ない程の巨大な水柱があがりル級達を三体をまとめて木っ端微塵に吹き飛ばす

そして、傷付いた艤装を見ながら、叢雲はのんびりと目の前の古鷹に近付いていく

 

 

「そう言えば、さっき私の名前を呼んでたわね?何か用?古鷹?」

 

 

古鷹はそんな叢雲の姿を見てあははと乾いた笑いをしながら、少女を肩で抱えながら叢雲に近付く

 

 

「流石は、最強の駆逐艦ですね……」

 

 

 

その後、気絶した少女改め、新しく来た鎮守府の仲間を二人で運ぶ

 

 

 

「司令官、任務完了よ、帰投するわ」

 

 

『あぁ、お疲れ様、無事に帰ってこい』

 

 

佐渡は、微笑みながら、スカウターとインカムを外し、椅子に倒れ込む

 

持っている携帯からは大淀さんから『提督!!』と声が聞こえる

 

 

「あぁ、大淀さんごめんごめん」

 

 

『そ、それで彼女は!?』

 

 

「大丈夫だよ、うちのエースが助けてくれたってさ」

 

 

佐渡は、そう言うと、電話を切り、のんびりとした様子でドッグへと向かう

 

 

 

「今晩は、ご馳走準備しておかねぇとなぁ…」

 

 

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