艦隊これくしょん ー誰ガ為ノ戦争カー   作:霧雨鴉

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最近、うちの艦隊が少しずつ改二になりつつありますがやはりまだキツいものがありますわ……





不幸な長女 二

ここは場所代わり小笠原鎮守府の食堂

佐渡は、パンケーキを作るべく材料を混ぜておりその隣で比叡が凝視し、霧島が手伝っている

テーブルには榛名と金剛が座りずっと服を掴んだままである

それを囲むように叢雲、大井、古鷹が見ているが肝心の金剛は俯いており無言な状態だ

 

 

「……ねぇ、霧島さん。

彼女、君達のお姉さん何であんなに縮こまってるの?」

 

 

「えっとですねそれには理由がありまして……」

 

 

「お姉様、かなり運が悪いと言うか不幸なんですよ……」

 

 

「それは知ってるよ、こっちに送られてきたのはそれが原因なんだろ?」

 

 

佐渡が気になっているのはそこではない

もっと根本的な部分だ

彼女、金剛型一番艦金剛と言えば誰よりも明るく少し英語混じりの話をすると資料に書いてあったのだが

どうみても、全く雰囲気が違う

まるで捨てられた子犬の様に縮こまり下手すれば自殺するんじゃないかなと言うほどに弱々しい

 

 

「なんかあったの?彼女に」

 

 

実は佐渡が、この三人を引き留めたのはこれが理由の大幅だ

大井の時は情報が少なくどうすれば良いのか分からなかった為少しでも事情を知ってる三人の話を聞きたかったのだ

 

 

「実はですね、金剛お姉さまの不幸は『伝染』するんです」

 

 

「……伝染?病気みたいなもんか?」

 

 

「あながち間違っていないですね。

私達は特になんにも無い……訳ではないのですが」

 

 

伝染、彼女達は確かにそう言った

人から人へ移る不幸、そんなの有り得るわけが無いのだが……

 

 

「詳しく聞かせてくれないか?」

 

 

比叡は霧島を見ると頷きそれを見た比叡は佐渡に話始める

 

 

「金剛お姉様は、初めてお会いしたときから確かにちょっと運が悪かっただけだったんです

タンスの角に小指をぶつけたとかくじ運が悪いとか本当ちょっとしたことでした

最初は金剛お姉様も明るく「私ったらドジネー!」とか笑いあった位だったんです

 

ですが、その不幸はどんどん酷くなっていったんです

一緒に歩いていたら強盗に会ったり、殺人犯に狙われたり、ストーカーに狙われたりしたので外出は辞めました

でも鎮守府では、突然電柱が倒れてきたり、窓ガラスが割れて怪我しかけたり、雹(ひょう)が降ってきたりしてきまして部屋に籠るように当時の司令に言われました

ですが、そこでも不幸が発生しました

部屋のストーブが突然発火して部屋は全焼、鎮守府も半焼

しかも、近くの消防署の車がパンクしていて遅れたり……」

 

 

「なんだそりゃ……すげぇな…」

 

 

信じられないほどの事を聞くと金剛を見ると榛名が必死に話しかけているが俯いたままである

何とか古鷹も大井も話し掛けているが全く変わらない

 

 

「しかも、それが原因で一人逃げ遅れた艦娘が倒れてしまい……

お姉様は異動になりました……

何にも悪くないのに…」

 

 

比叡は悲しそうに、でも悔しそうに拳を握り締めると霧島が肩を叩くと再び口を開き続きを伝える

 

 

「ですが、金剛お姉様の不幸は続きました

異動先の鎮守府で金剛お姉様以外艦娘が轟沈したり、鎮守府が津波に呑まれたり、深海棲艦に潰されたり……

そして、金剛お姉様のせいと決め付けた司令が居たらしくお姉様を監禁し、酷い暴行を働いたそうなのですが……

その司令は不慮の事故でなくなったそうです……

しかも、金剛お姉様に触れた艦娘もしばらく不幸に会うらしいんです……

轟沈しかけるとか、空から瓦礫が降ってきたとか

そして、付いた名が 不幸な高速戦艦だそうです……」

 

 

「成る程な…

でも、榛名さんは大丈夫なのか?

ずっと側に居るけど?」

 

 

比叡が落ち込んでいる所に霧島が眼鏡をくいっと上げながらその理由を話始める  

 

 

「榛名お姉様は、他の方より運が良くてですね

金剛お姉様の不幸を消しているみたいなんですよ」

 

 

「……成る程な中和されてるのか…」

 

 

すると、火を止め金剛を見ると比叡が佐渡の服を掴み必死になりながらお願いをする

 

 

「だから!!佐渡司令!!金剛お姉様を何とかして頂けませんか!?

私達では何にもお力になれないんです……

葛城司令と霧島から聞いたんです!!佐渡司令なら何とかできるかもって!!だから……だから……」

 

 

そう言われると比叡は佐渡の腹部の顔を埋めており少しだけ泣いている

佐渡が困惑していると霧島も同様に頭を下げる

 

 

「お願いします、佐渡司令

何とか解体だけは避けられてここに行かせて貰えるように頼み込んで何とか漕ぎ着けたんです

だから!……私達のお姉様を何とか出来ませんか!?」

 

 

「何とかって言われてもな……」

 

 

佐渡は、金剛を見るとやはり顔を下に伏せており頭を掻きながらんー……と言うと二人に答える

 

 

「んまぁ、やってはみるよ 

出来るだけ、ね?」

 

 

その言葉を聞いた二人は顔を上げ喜びあう

 

 

(んまぁ、別にここなら特に何にもないからなぁ……)

 

 

そんなことを考えていると比叡は佐渡の両手を握り握手を交わす

 

 

「ありがとうございます!!!

もし!何かお手伝い出来る事があれば何でもしますからね!!」

 

 

 

 

 

 




次回

おやつタイム!パンケーキと紅茶はいかが?


次回からきちんと食べるよ!!
ごめんなさい!!
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