その言葉を聞いた佐渡はピクッと身体を動かし比叡の顔を凝視する
「……ほう?今何でもするって言った?」
「はい!!何でもしますよ!!」
すると佐渡は金剛達から見えないように身体を動かし比叡の顎を持ち上げ顔を近付ける反対の指で胸を指す
「こんなことでもかな?」
「ひ、ひぇ~……」
「比叡ちゃん、可愛いし良い身体してるよね?
俺を慰めてくれないかなぁ?」
比叡は発言の意味を理解し、顔を真っ赤にするがキッと佐渡を睨み付ける
「ですが!それでお姉様が何とかなるなら!!
比叡!気合い!入れて!慰めます!!」
「ほほう?滅茶苦茶にしちゃうよ?」
「構いません!!」
顔が近く、そんな会話をしていると霧島も顔を真っ赤にしており眼鏡をひっきりなしに上げており少し沈黙が流れるが佐渡は突然笑いだし比叡の頭を撫でる
「アハハハ!冗談冗談!他の人の艦娘に手を出すほどクズじゃないよ俺は」
「ひえ?」
佐渡は、笑いながら比叡の頭を撫でておりフライパンに火を付け再びパンケーキを焼き始める
「こんなに妹さんに思われているお姉さんを助けない訳にはいかないでしょ!
さぁ、二人とも向こうに座りなよ
パンケーキ、そろそろできるよ」
「は、はい!」
「佐渡司令!ありがとうございます!!」
二人は、喜びながら歩いていくのを見送るとフライパンでパンケーキを大量に作っていく
「と言われてもどうすっかなぁ?」
「その前に、あんたを蹴るわ」
「あいたぁ!?」
いつの間にか隣に叢雲がおり、片手に魚雷そして足の脹ら脛を蹴り続けている
「叢雲さん!痛いっ!辞めて!痛い!」
「え、もっと?分かったわよ!!」
「痛ぇ!?酷くないか!?」
「黙れ性欲野獣変態司令官!!」
「全てしっかりと漢字で揃えられてる!?」
叢雲はある程度蹴り終わると満足したのか台所から出ていく
「……地獄耳かよあいつ」
佐渡はそう呟くと痛む足を押さえながら出来上がったパンケーキを腹ペコな艦娘達に振る舞いにいく
「では、私達はこれで」
「佐渡司令!お姉様をお願い致します!!」
「お姉様をお願いします!佐渡提督」
「おう、気を付けて帰れよ~
あと、それレンジで温めて蜂蜜とバターかけて食べなよ~」
三人はすっかり佐渡のパンケーキを食べ満足しお土産にそのパンケーキの余りを三人に持たせている
「では!佐渡司令!!」
「あ、比叡ちゃんやちょっとちょっと」
「ひぇ?」
比叡は佐渡に呼ばれ近付くと、佐渡は口元に付いた蜂蜜をハンカチで拭う
「また来てね、今度は晩御飯をご馳走するよ」
「本当ですか!?ではまた来させて頂きます!!」
比叡は片手をブンブンと振ると霧島と榛名も手を降り別れを告げる
しばらくすると水平線に三人の姿が消えると佐渡は毛延びをしながらのんびりと歩いていく
「さってと、どうしますかね……」
先程の料理の片付けをしようと食堂の扉を開けると、そこには下を俯いたままの金剛が目の前のパンケーキを残しながら座っていた
次回
不幸
佐渡さんが変態に見えた
貴方は正常です