艦隊これくしょん ー誰ガ為ノ戦争カー   作:霧雨鴉

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今回からキチンとした本編です
ちょっとした、ショートストーリーになります
10000UA突破!ありがとうございます!



SS 小笠原鎮守府休日編

「買い物に行こう」

 

 

その日はその言葉から始まった

現在、クーラーの効いた部屋で四人はだらけながらも立ち上がっている佐渡を見上げている

 

 

「……何よ?何か買いたいものでもあるの?」

 

 

のんびりと金剛を背に一緒に漫画を読んでいる叢雲が答える

二人とも椅子に据わっており金剛が座椅子に座り叢雲がその上から乗っている状況だ

 

 

「んまぁ、そんなところかな?

金剛って確かイギリス出生何だろ?」

 

 

「は、はい?そうですよ?」

 

 

「だから買いにいこうぜ?

紅茶好きなんだろ?」

 

 

「良いんですか!?」

 

 

金剛は勢い良く立ち上がると叢雲を押し出してしまいそのまま叢雲は座っていた大井の胸に飛び込む

 

 

「むぅ!?」

 

 

「叢雲?どうしたの?」

 

 

その瞬間叢雲は大井の胸を揉みし抱きながら抱きついている

 

 

「柔らかい…そしてデカイ……

ねぇ、大井ブラしてないでしょ?どうしたのよ?」

 

 

その言葉に顔を真っ赤にすると、その場に居た全員が凍り付く

 

 

「大井さん?また何で?いえ、オフですから構わないとは思いますが?」

 

 

「ち、ちちちちがうんです!!これには訳があって」

 

 

 

「大井!!そうやって提督を誘惑するですか!?

んんん!!許せません!!」

 

 

「違いますよ!!そんなわけありません!!」

 

 

「ふっ、大井照れるなよ

さぁ俺の胸にかもーん!!」

 

 

「ーー!死ね!!」

 

 

「へぶし!」

 

 

大井はどこからか取り出した魚雷を佐渡の顔面に当てると佐渡はそのまま倒れてしまう

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「いってぇ……酷くないか秘書艦様?」

 

 

「……ふん!」

 

 

佐渡達は現在海に来ており全員艤装を纏い各々待機している

佐渡はと言うと中々大きいボートに一人で乗っており特に荷物を乗せていない

 

 

「そう言えば提督ー?私、shoppingなんて初めてなんですけど、艦娘が同行して大丈夫なもんなのですか?」

 

 

「んー、大丈夫なんじゃないか?

良く叢雲と古鷹とは来てたし、なぁ?」

 

 

「そうね、でも約束事があるわよ?」

 

 

「約束…ですか?」

 

 

「はい!向こうに着いたら提督ではなく佐渡さんと呼ぶことです」

 

 

「何でデース?」

 

 

「提督やら司令官で呼ばれたらバレるだろ?

それにそう呼ばれるのは仕事の時だけだ他は自由に呼べ」

 

佐渡は、準備が終わったらしく

ボートにエンジンをかけ、各々出撃と同じ体制をとる

 

 

「さてと、準備オッケーか?」

 

 

「えぇ、行けるわよ」

 

 

「忘れ物ないか?」

 

 

「特に無いです!」

 

 

「服装は大丈夫かー?」

 

 

「いつも通りよ」

 

 

「んじゃ、各員出撃するぞ!」

 

 

「出発デース!!」

 

 

五人はその合図と共に出発し、本島を目指す

本日は小笠原の休日、そしてこれから本島で行われる各々のお休みをご様子をご覧ください

 

 

 

 

 

 





次回

二手に別れましょ


今回から少し書きたかった小笠原の休日編
そこまで長く書くつもりはありませんので少しお付き合いくださいませ



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