艦隊これくしょん ー誰ガ為ノ戦争カー   作:霧雨鴉

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小笠原鎮守府の休日 お昼タイム

「聞いてください!皆!!佐渡さん、今日凄いかっこよかったんですよ!!」

 

 

「へぇ?何したの?佐渡?」

 

 

「んー?別に何も?大したことしてないよ?」

 

 

ファミレスに入った五人はそれぞれ運ばれてきた料理に舌鼓ながらのんびりと会話している

叢雲達と合流した瞬間服に付いた返り血をみた叢雲は密かに佐渡に耳打ちしそれを洗い流した後で大井にかなり詰め寄られたらしい

 

 

「さっきですね!私の不幸でナンパされたんですけどね!!」

 

 

「!?」

 

 

「へぇ?んで佐渡が何したの?」

 

 

佐渡は冷や汗が止まらないままスパゲッティを口に含んだままその場に膠着する

 

 

「そのナンパしてきた男を全員ボコボコにして、『俺の女に手を出すな』って低い声で言いましてねー!

私、更に佐渡さんに惚れちゃいましたよ!!」

 

 

「へぇ?ナンパしてきた奴等をねぇ?

佐渡ぃ?」

 

 

叢雲は佐渡の目の前でテーブル下で足をグリグリとしている

 

 

「へ、へい。

許せ、正当防衛だ」

 

 

「本当に?」

 

 

「あ、あぁきちんと先に手を出させたからな……」

 

 

「ふーん、なら良し

あんた怪我無いの?」

 

 

「ねぇよ、あんなガキ共に負けるほどやわじゃねぇよ」

 

 

「あっそ」

 

 

「いやちょっと待ってください!!」

 

 

大井がテーブルを叩きその場を制すと「ごめんなさい」と言うと座る

 

 

「佐渡…さんって強かったんですか?」

 

 

「そう言えば、私も佐渡さんが戦ったこと今日しか見たことないデース?」

 

 

「あら?あんたたち見たこと無かったっけ?

佐渡は私より遥かに強いわよ?」

 

 

「「え?」」

 

 

叢雲の発言に大井と金剛は驚きながら見ると古鷹が手を叩きながら答える

 

 

「そうですよ!佐渡さんは格闘術、近接戦闘では叢雲勝てた事がないんですよ!」

 

 

「へぇ……」

 

 

「知らなかったデース……」

 

 

「んまぁ、一応陸軍に居たときにな

対人戦闘を叩き込まれてその時の名残さ

んで、叢雲この後どうするんだ?」

 

 

「そうね、この後は取り敢えず大井と金剛の服を買いにいこうかしら?」

 

 

「んじゃ、食べ終わったら行くか?」

 

 

佐渡は、注文ボタンを押すと店員が来ており追加で注文をする

 

 

「すいません、デミグラスハンバーグとポテト、後タラコスパゲッティ、ドリア、エビグラタンにたこ焼き。

あ、食後にチョコパフェとイチゴパフェください」

 

 

「あ、私も追加でミートソーススパゲッティとチキン南蛮、まぐろのたたき丼、しょうが焼き定食

食後にチョコバナナパフェください」

 

 

「「二人ともまだ食べるの!?(デース!?)」」

 

 

「んー、この抹茶あんみつ美味しい」

 

 

佐渡と叢雲の注文に驚く二人を差し置いて、古鷹は食後のデザートを堪能していた

 

 

 

 

 

 






次回

女の子達だけのお買い物


え?佐渡は人間なのにこんなに食べれるのかって?
案外行けるらしいですよ?


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