プラス長いです
そして、次の犠牲者です……
提督に裁きを
「クソ!!何やっても上手く行かねぇ!!」
大奏鎮守府提督、白鳥一葉は酒を片手に頭を抱えていた
ここ最近新しい海域の制海権を取りに行ったのだがそこで運悪く謎の化け物に遭遇し取りに行けていなかった
白鳥は苛立ちが溜まっていた、原因は沖縄鎮守府での戦艦棲姫戦である
「あんなクズ共がぁ!!」
そう、そのクズ共とは小笠原鎮守府のメンバーである
実はあの作戦での報酬は小笠原鎮守府だけであり他の鎮守府には何も支払われて居なかったのだ
小笠原鎮守府以外のメンバーは戦艦棲姫ユリの策略に嵌まり多良間島で集中放火を受けていただけと言われ他の鎮守府も納得したのだが白鳥だけは納得していなかった
「クソ!!」
するとコンコンとノックする音が聞こえ頭を抱えながら「入れ!!」と叫ぶ
「失礼…します、司令官様こちら…今回の遠征報告書です…」
入ってきたのは羽黒である
おどおどしながら報告書を白鳥に渡すとそれをぶんどる様に奪い取る
「おい?羽黒、何だこの量は?」
「え?」
「だから、何だこれは?たったこれしかねぇのかよ!!」
白鳥は立ち上がり、羽黒を殴り付けると羽黒は頬を押さえながら倒れると更に白鳥が殴り付けようとするが手を止める
「重巡は入渠が長いから面倒だな……
おい、伊168を呼べ」
「え、でも……」
おどおどしている羽黒の胸ぐらを掴むと睨み付ける
「呼べ?解体すんぞ?」
「ひぃ!は、はい!」
羽黒は、出ていくと直ぐ様伊168を連れてくるとそそくさとその場を後にする
伊168は俯いていると白鳥に胸ぐらを掴まれる
「伊168、俺は今かなり苛立ってる分かるよな?」
「……はい、どうぞご自由に…」
「ありがとよっ!!」
それと同時に伊168の腹部を殴りつけると痛みで苦しみながら転がると足で何度も踏みつけたり蹴り飛ばしたりする
「ははは!!お前は入渠がすくねぇから本当に最高だな!!
蹴りやすい身体してるし!囮にも!オリョクルにも行かせられるとは最高だわ!!
おら!お礼はどうした!!」
「あ…り……が…と…ご…ざい…ま…す」
一通り蹴り終わると満足したのか、伊168の髪を持ち上げると流血で全身ドロドロになっておりそのまま再び床に叩き付ける
「鳥海!!このゴミを入渠しとけ!!」
だが、どれくらい待っても鳥海は現れず白鳥は手を叩く
「あ、そっかあれは轟沈(し)んだのか忘れてたな?
ち、まぁ良いやどうせ建造できるしな」
そうこの男は秘書艦鳥海を新しい海域の化け物にぶつけさせ無理矢理轟沈させたのだ
理由は邪魔だからや煩かった等の簡単な理由で
「ち、まぁ良いや。
おい、伊168入渠が終わったらオリョクルな
返事」
「は……い…」
「資材持ってこれなきゃてめぇ、今以上にやるからな?」
白鳥は伊168の髪を持ち上げ扉を開くと廊下に叩き出しゲラゲラと笑っている
廊下では伊168は無理矢理にでも立ち上がろうとするが、痛みに耐えきれず涙を流しながら倒れていると誰かに頭を撫でられ耳元で「お疲れ様、後は任せてねイムヤ」と言われ霞む眼を開けるとそこにはあり得ない女性がいた
その女性は、ノックも無しに執務室の扉を開き入る
それに気付いた白鳥は振り返る
「誰だ?ノック無しに入ってくるとは懲罰……房…」
「相変わらずやってるそうですね、司令官様」
「……嘘だ、何故ここにいる!?」
白鳥は幽霊を見たように驚き、眼を見開く
その女性は艤装を展開しながらゆっくりと白鳥に近付いていく
「何故って私はここの秘書艦ですよ?司令官様」
「………嘘だ嘘だ嘘だ!!何故ここにいる!!鳥海!!」
そこには轟沈したはずの鳥海が立っていた
艤装を展開しながら近寄る鳥海に腰を抜かし電気の付いたスタンドのコードを引っ張りながら倒れその勢いで電気が消え月の明かりだけになる
「えぇ、貴方が轟沈させたはずの鳥海ですよ?」
「………は、はは!!そうか!お前が有名な殺人鬼『提督殺し』か!!俺を騙そうっても…」
「なら貴方と私が肉体関係にあったと言ってもですか?」
「……え?」
鳥海はお腹や身体を自分の指でなぞりながら、二人だけの秘密を話していく
「貴方と会ったのはここでしたね
この執務室で出会い、貴方はメガネフェチで私を気に入り秘書艦にしていましね?
毎日私の事を性欲処理の様な扱いをし、毎晩私を部屋に呼びましたね?
初めて行ったとき、貴方は私が入った瞬間唇を奪いそのあと服を引き裂き抵抗する私に『逆らったら反逆罪としてお前を解体』すると脅しもかけてきましたね?」
「嘘だ……嘘だ嘘だ嘘だ!!」
この話は、外部以前の問題で二人だけの秘密と言うよりは知り得ない情報である
「子供が出来たときは金だけ払いおろせと言い、断ったら貴方は腹部を何度も殴り付けて無理矢理流産させましたよね?
あのあと私はトイレで泣いていたんですよ?
その後、貴方の為にいろいろしてきたんですよ?
私達の道を示してくれると信じた司令官様だから
でも」
すると鳥海から何かボトッと落ちそれを見ると月明かりに照らされたのは手首だった
「ひぃ!!!」
「貴方は私を沈めましたよねぇ!!
こんなにも尽くしたのにぃ!!
どうしてぇぇぇ!!!」
鳥海は、白鳥の顔を片手で掴むと全身から地を吹き出しながら床を赤く染めていく
「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい!!!」
「謝ってもぉぉぉぉぉぉぉ!
私は生き返れないのぉぉぉぉ!!
助けてぇぇぇぇぇ!!!
私を死なせてぇぇぇぇぇ!!」
鳥海の顔が血で染まっていくのを間近で見ながら白鳥は失禁しガクガクと震えながら恐怖する
「許して許して許して許して許して許して許して許して許して許して許して許して許して許して許して許して許して許して許して許して許して許してくれぇぇ!!!」
「貴方を許さないぃぃぃぃぃ!!!
私をこんなにしたぁぁぁぁ!!
貴方をぉぉぉ!!」
顔の肉が削ぎ落ちそれが、白鳥の太股に落ちると白鳥は恐怖の余り頭を抱えながら左右に振るう
「夢だ夢だ夢だ夢だ夢だ夢だ夢だ夢だ夢だ夢だ夢これは夢だぁぁぁぁぁ!!!」
「だからぁぁぁぁぁあ!!!
貴方も私と共にぃぃぃぃ!!!
死んでぇぇぇぇぇ!!!」
「うわぁぁぁぁぁぁぁ!!!
許してくれぇぇぇぇ!!
鳥海!!!!!」
瞬間、鳥海は右手の主砲を白鳥の頭に押し付けると砲撃し頭を撃ち抜くと辺りに頭部の破片と脳ミソが飛び散り真っ赤に染まる
鳥海はその姿を見ながら人差し指を口に当てると呟く
「『提督』には罰を……フフフ…」
次回
佐渡と釣りとイ級と古鷹
いやー悪いことはするもんではありませんね
恐くないとは思いますが恐がらせてしまったら申し訳ないです
次回からいつも通りゆるく始まりますよ?