艦これをつい最近始めた初心者故か、色々と間違えますが暖かい目で見守ってください(土下座)
古鷹のクリスマスボイス……良い…(昇天)
佐渡が、食堂の引き戸を開け、入ると既に先を走っていた妖精達が、テーブルの上に乗ってご飯を待っていた
何台か、食堂の引き戸の隣に妖精専用の車が綺麗に駐車してある
食堂と言ってもそんなに広くなく、六人程がある座れる縦長テーブルと椅子が置いてあり、奥に飲食店みたいな台所が有り、そこには業務用みたいな大きい冷蔵庫が置かれてあるだけである
「ごっはん!ごっはん!!」
「提督ーはーやーくー!」
晩飯を待っている妖精達が、自分達用の小さいナイフとフォークを両手に持ち、佐渡へ作るのを催促してくる
「今作るから待っててな?」
佐渡は、親方妖精を肩に乗せながら、台所に入っていき、冷蔵庫から、佐渡特性の醤油タレに付けてあり一口サイズに切り分けてある鶏肉のトレーを取り出し、揚げ物用の底の深い鉄鍋にたっぷりと油を入れ火をかけるすると、親方妖精が待っている妖精達に呼び出す
「お前ら!!暇してるなら!提督の手伝いをしやがれ!!!」
「「「はーい!!親方ぁ!!」」」
妖精達は、ナイフとフォークをその場に置き、半分は佐渡の居る台所に
半分は食器棚の方に行き、食事の準備をする
佐渡は、下の棚から片栗粉を取り出し、ボール中に入れ先程の鶏肉を片栗粉にまぶすと、油に手をかざし、温度を確かめる
「良し、暖まったな」
油が暖まったのを確認すると、上の棚から業務用の揚げ物篭を取り出し、鉄鍋に入れ、ゆっくりと鶏肉を入れていく
じゅう~と静かに泡を出しながら鶏肉が揚がっていく
「おぉ?提督、今日は唐揚げかい?」
親方妖精は、佐渡の肩に座りながら、油に入っている鶏肉を眺める
その間に、佐渡は冷蔵庫からピーマン、人参、玉ねぎを取り出し一口サイズに切っていき、それと同時に、別のフライパンに油をひく
「んー?どうだろうねぇ?
あ、親方、申し訳ないんだけど、油見ていてくれないか?」
「よしきた、任せろぉ!!」
佐渡は、そう言うと鉄鍋の隣に妖精が見れる専用の少し高めの監視台みたいのを置き、親方妖精をそこに行かせる
それが終わると、油をひいたフライパンに一口サイズの野菜を入れると中火で炒めていく
辺りに、野菜の焼ける香ばしい香りと、唐揚げの香りが混ざり、食事の準備をしていた妖精達もごくりと喉を鳴らす
「親方~、唐揚げはどうだい?」
「あぁ!いい感じに揚がってるぜ!!」
親方妖精の話を聞き、玉葱が飴色になっているのを確認すると、佐渡は火を止め、唐揚げが入っている揚げ物篭を取り出し、少し上下に細かく振る
唐揚げの香ばしい香りに、親方妖精も喉を鳴らす
「分かったぞぉ!!
酢豚だな!!」
「正解!!」
佐渡は、油をきった唐揚げを野菜を炒めたフライパンに中に唐揚げを入れ、戸棚から、作り置きしておいた、酢豚と書かれたタレの入れ物を取り出し、フライパンの中に入るとタレがかかった、フライパンが軽くじゅわっと音を立てるが、再び火をかける
少しすると、タレを入れたフライパンの上で泡が弾け、先程とは違った甘酸っぱい香りがする
「妖精さーん!大皿出してー?」
「はーい!!」
妖精さん達は、戸棚を開けると、右側のボタンを押すと、大皿がある棚が自動的に、まるでエレベーターの様に妖精さん達の前に下へと動く
そして、棚のエレベーターが止まると自分達の四倍もある大皿を取り出す為に皆で運ぶ
「いっせーのせ!!」
合図と共に、大皿を持ち上げ、四人で大皿を囲い、物に当たらないように誘導しながら他の妖精さん達は一生懸命持ち上げ、佐渡の所まで向かう
その間、佐渡はフライパンを弱火に変え、軽く具材をタレに絡ませており、具材全体にタレが絡んだことを確認すると火を止める
「提督ー!持ってきたよー!」
妖精達は持ってきた大皿を置くと佐渡にはなしかける
「お、ありがと皆!じゃあ、危ないから離れててね」
妖精達が持ってきた、大皿に完成した酢豚を入れようとすると、妖精達が「わー!!」と言い蜘蛛の子見たいに散っていく
居なくなったのを確認すると、酢豚を大皿に移し、完成する
「良し完成!さてと、味見味見っと……
親方、妖精さん達の分はこれね」
そして、味見の為に小皿を二つ取り出し、二つに軽く酢豚を盛り付け妖精達へと渡す
「お、んじゃ、頂くぜ……」
佐渡は盛り付けた酢豚から人参を取り出し、冷ましながらヒョイっと口に放り込む
「んー、こんなもんかな?どうかな?」
親方妖精と妖精さん達は、はふはふしながら、食べており、皆で佐渡に向けてぐっと親指を上げる
「相変わらず旨いぜ!」
「良し、んじゃ、運びますか……」
「美味しそうな香りね?何作ってるのかしら?」
「この香りは、酢豚ですか?提督?」
佐渡が、大皿を運ぼうとすると、食堂の扉が開き、入渠していた二人が顔を見せる
空腹時に書くんじゃなかったと後悔しています()