艦隊これくしょん ー誰ガ為ノ戦争カー   作:霧雨鴉

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潜水艦の休日 五

「さてと、疑り深いイムヤの為にこんな所に来ましたが本当に見るのか?」

 

 

「はい!見せてほしいんです!!」

 

 

イムヤと大井と佐渡は、現在第一資材庫の前に来ていた

この小笠原鎮守府には四つの資材庫がありその一つ一つに銅材 燃料 ボーキサイト 弾薬がそれぞれ入っており常温保存されている

常に警備しているわけではないが滅多な事ではここには近付かない

今朝、三人が出撃したから燃料の倉庫から一つドラム缶を出した程度でその前は演習等で使うため特に銅材 ボーキサイトは手付かずなのである

 

 

「んじゃ、開けるか

大井、鍵」

 

 

「はい、提督」

 

 

大井から渡された鍵を回すと扉を開こうとするのだが

 

 

「あ、やべ開かね」

 

 

「え?」

 

 

佐渡が扉を引こうとするが全く動かない、引いても叩いてもびくともせずにムカついた佐渡は思い切りドアを蹴り破ろうとすると大井にバインダーで叩かれる

 

 

「やめてください親方さんに怒られますよ?」

 

 

「……へーい」

 

 

佐渡は渋々大井と共に引っ張ると何とか扉が開く

どうやら錆び付いていたらしく中に入るの埃っぽい感じ賀するが佐渡が電気をつけると

 

 

「え……えぇ!?」

 

 

イムヤはその資材の量に驚く

倉庫の端から端までを埋め尽くす木箱、その外には銅材とかかれそれが何段にも積み上がっており天井ギリギリまでありその光景に圧巻する

 

 

「な?言っただろ?必要ないって

ここに来るのは精々お使いに来た妖精さん位さ」

 

 

「いやいや!何ですかこの量!?」

 

 

イムヤは驚きながらも、資材の木箱を一つ開けるとそこにはびっしりと銅材が詰まっており前の鎮守府でも見たことが無いほどだった

すると佐渡達が入ってきたドアより小さいドアから妖精達が入ってくる

 

 

「お邪魔しまーす」

 

 

「資材取りに来たー」

 

 

「銅材取りに来たー」

 

 

「お?噂をすれば好きに持ってきなー」

 

 

妖精達は嬉しそうにしながら、イムヤとは別の箱から銅材をいくつか持っていくと大井に資材量伝え出ていく

 

 

「大井、今のでいくつ減った?」

 

 

「そうですね、150位ですか?」

 

 

「そうか、なに作る気だ?」

 

 

「最近親方さん、金剛と古鷹の電探を作るんだって言ってましたからそれ関連じゃないですか?」

 

 

「なーるほど?」

 

 

「あ、あの!!」

 

 

二人の会話を裂いてイムヤが言うと二人は向き直る

 

 

「後どれくらいあるんですか?」

 

 

「………大井どれくらいあるの?」

 

 

大井はため息を付くとバインダーの資料の中にある資材の残数を数える

 

 

「そうですね、銅材が残り657524ですかね?」

 

 

「!?」

 

 

「あーそんなもんか?他は?」

 

 

「他は……燃料が754829 弾薬が 675249 ボーキサイトにおいては1157684ですかね?うちにはそれを消費する空母何て居ませんし?」

 

 

その資材の数に唖然としているイムヤをさておき佐渡はため息混じりに言う

 

 

「ボーキって売れるのかな?

あれあっても、邪魔なんだよねぇ」

 

 

「駄目ですよ、万が一がありますからね」

 

 

「ちょちょ!待って!なんでそんなにあるの!?」

 

 

「だって使わないし?」

 

 

「えぇ、分かりますよイムヤさん何でここに関してはこんなにあるのか……

実はですね

ここの鎮守府が昔稼働していたときに、当時の提督がかなり貯蔵していたみたいでしてね?

その後佐渡提督に移り変わりましたが、この人使わないし一ヶ月に一度来るそれぞれの貨物資材艦から買い取っても居るんですよ……」

 

 

「んま、そゆこと唯一仕事があるとしたらそれぐらいかな?

哨戒任務も前はやってたけど、ここ最近は特に無いからやってないし?」

 

 

アッハッハ!!と笑う佐渡の頭をバインダーで叩く大井を見ながらイムヤは更に唖然としていた

このあと全ての資材庫を見て回ったが事実全ての倉庫が満帆になるぐらいに資材が埋まっていた

確かにこれなら私の出る必要がないわけだとここで理解した

 

 

 

 




次回

イムヤとイーちゃん

資材は使わなきゃ溜まる使えば減るのさ……

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