艦隊これくしょん ー誰ガ為ノ戦争カー   作:霧雨鴉

156 / 594
潜水艦の休日 六

「と言われても……なにしよう…」

 

 

イムヤは自室で一人特に何もせずベッドで横になりながらのんびりとしていた

と言っても一人ではない

イムヤがベッドの下をチラッと見るとイ級のイーちゃんがじいーと見ていた

何故ここにイーちゃんが居るかと言うと

 

 

『イムヤ、とりあえずお前今日は自室謹慎な

罰は必要だ

イーちゃん、こいつの監視をお願いしたい

出来るか?』

 

 

『コクッ』

 

 

『良し、ならお前達は部屋で謹慎な

やることなかったり何かあったらこれに電話しろ』

 

 

そう言われて渡された佐渡のスマホを見ながら、ベッド横たわりなにもしないと言うことを楽しむと言うよりは満喫しているが落ち着かない

 

 

「そうだ!何か手伝いを!!」

 

 

勢い良くベッドから起き部屋から出ようとするとイーちゃんが口の中からガチャンと音をさせ主砲をイムヤに向けている

 

 

「う……わ、分かったわよ…」

 

 

イーちゃんに、主砲を向けられ渋々ベッドに戻ると再びゴロゴロしゆっくりし始めると主砲をしまい再びイーちゃんはじいーとイムヤを見る

 

 

「……もう!みてないでよ!!」

 

 

イムヤが、イーちゃんを怒るがイーちゃんは全く気にせずじいーと見ている

深海棲艦が近くに居て監視されているなんて向こうに捕まる位にしか思えないけど

(そう言えば、この子何で司令官に従ってるの?

私の無意識な行動も止めてくれたって言ってたわね)

イーちゃんを抱き上げると再び主砲をイムヤに向ける

 

 

「ひっ!落ち着いて!貴方を何処かに置くとか隠す訳じゃないから!!話したいだけよ!!」

 

 

それを聞いてじいーとしながらも主砲を構えるが信用したのか少しすると主砲をしまい口を閉じる

安心したのはイムヤはイーちゃんをベッドに乗せると二人で転がる

 

 

「ねぇ、貴方……イ級よね?」

 

 

そう言われるとイーちゃんは頭一つ動かさない

自分の事を言われてるのかさっぱり分からないようだ

(そうか、私達は深海棲艦とは呼んでは居るけどそれはこっちのこいつらの名称みたいな物だもんね)

 

 

「じゃあ、貴方はこの鎮守府の近海に居る子で良いのよね?」

 

 

コクンとイーちゃんは頷く

どうやら言葉事態は自分達と同様に理解できるらしい

 

 

「じゃあ、名前は?」

 

 

再びイーちゃんは固まる

(あ、そっかこの子話せないのかな?

話せるのは人型位ってどこかで聞いたことあったな……)

 

 

「じゃあ、名前はイーちゃん?それとも他にはあるの?」

 

 

イーちゃんは首を横に降り否定する

(イーちゃんって確か司令官が付けたのよね

ってことはやっぱりこの子達名前が無いのかな?)

 

 

「そう言えば、私を助けてくれたんだよね?

ありがとね?良く覚えてはいないんだけど……」

 

 

そう言われるとイーちゃんは芋虫見たいにベッドを這っていくとイムヤの頬をに自分の頬をすりすりとする

 

 

「あはは!ちょっとくすぐったいよ!

でもやっぱり硬いのね貴方……」

 

 

イムヤはイーちゃんの頭部装甲や身体を触っていくと気持ち良いのかイーちゃんの目がうとうとし始めているがイムヤは違和感を覚える

 

 

「……ん?何ここ?繋ぎ目?嫌それにしてはピッタリくっついてるわね?」

 

 

イムヤは上半身?と下半身?の間に僅かな隙間を見つけ手探りで探していくとイーちゃんを反対にするとその隙間が更に大きくなっておりそこに手を突っ込むとイーちゃんが目を覚まし暴れる

 

 

「あぁ!ちょっと大人しくして!痛いの!?でもごめん!!もう少しで……」

 

 

暴れるイーちゃんを掴みながら押さえ付けると力を込めて引っ張るとスポンっと音と共にイーちゃんの頭部装甲が、外れる

 

 

「…………………え?これ外れるの?」

 

 

外されたイーちゃんは少し不満げな顔をしながらイムヤの手に噛みつく

 

 

「痛い痛い!ごめんね!悪気は無かったの!でも…」

 

 

頭部装甲を外されたイーちゃんの頭を撫でるとかなり柔らかいまるで人間の肌の様な感じだ

頭部装甲を床に置くとイーちゃんを撫でご機嫌取りをすると落ち着いたのかうとうとし始めしまう

それにつられてイムヤも眠そうにする

(やば、眠くなってきて……遠征と出撃…)

だが、今朝言われた佐渡の言葉を思い出す

『仕事?うちにはねぇよ!!』

(そっか……ここでは…無いんだよね……)

そう思うと二人でベッドに横になり眠ってしまう

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コンコンと扉をノックされ叢雲がイムヤの部屋に入ってくる

 

 

「ちょっとイムヤ?そろそろお風呂とごは……あら

失礼したわね」

 

 

叢雲は静かに扉を閉めると、食堂に戻ると全員が揃っている

 

 

「おい叢雲?イムヤとイーちゃんは?」

 

 

「ふふ、寝かせてあげなさいよ

あの子達仲良くやってるみたいだし」

 

 

二人ベッドの上でイムヤとイーちゃんは抱き合うように寝ており余りにも気持ち良さそうな寝息と表情に邪魔しては悪いと叢雲は佐渡に言うのであった

 

 

 

 

 

 





次回

ペット公認?

イーちゃんが何故気に入られたか?
……無垢だから?(深海棲艦だけど)

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。