「お?来たな、二人とも手伝ってくれ。
あと二品作りたいからな、叢雲、酢豚運んでくれ」
「はいはい、わかったわよ」
「じゃあ、私はご飯よそいますね」
「あぁ、頼む」
叢雲は、引き戸を閉めると佐渡の所に行き、出来上がってる酢豚を取りに行き、古鷹は、妖精さんが用意してくれた茶碗にご飯をよそう
「ほれ、そこの奴だ頼む」
「分かったわ」
佐渡は既に別の料理に手を回しており、酢豚の出来た皿が、台所に置いてあり、叢雲はそれを両手で持ち上げ香りを堪能する
「ん、美味しそう」
香りを堪能した、叢雲はそれを食堂のテーブルに持っていこうとすると妖精さん達が叢雲の腕や肩に掴まり、叢雲と共に向かう
「やっぱり、酢豚だったんだね?美味しそう!」
ご飯を茶碗によそい終わった、古鷹が叢雲の持ってきた大皿を見ながら、ご飯茶碗をそれぞれの場所に置く
香りに我慢出来なかった叢雲は、つい酢豚の唐揚げを一つだけ口に運ぶ
「………ん」
「あー!叢雲!つまみ食いー!
なら私も」
叢雲のつまみ食いを見た、古鷹はそれに続けて、酢豚を一口だけ食べる
「んー!美味しい!!」
「甘酸っぱくて、唐揚げもジューシーだね!!」
二人が美味しそうにしていると、妖精さん達も「ずるい~!」と不平を上げていた
「こら!二人とも、お腹空いてるからってつまみ食いは行儀悪いぞ!!」
佐渡は、皿を両手に台所から出てくると二人の前に二つの料理を出す
「これはエビチリね!こっちも美味しそう!」
「回鍋肉も作ったんですね!流石は提督です!」
料理を見ていた二人は、更に手をのばしてつまみ食いをしようとするが、提督にその手を弾かれる
「こらっ!つまみ食いは駄目だって言ってるだろうが!
はい、席につく!」
佐渡は、そう言うと席に座ると二人は渋々はーいと言いながら席に座る
因みに、佐渡が縦長の縦で二人はその両端に座り、後は妖精達がテーブルに立っている
「では、皆で手を合わせて頂きます!!」
佐渡がいつもの挨拶の様に手を合わせ、全員を見ながら言うと皆もそれに合わせ、手を合わせる
「「「頂きます!」」」
こうして、この鎮守府最大の煩さを誇る、晩飯が始まるのであった
「んー!!この回鍋肉美味しい!!
この甘辛の味付け最高!!」
「叢雲!こっちのエビチリも美味しいよ!!」
「本当?どれどれ……んー!こっちも少し辛いけど、ご飯に良く合うわね!!
ほら、古鷹もこっちの回鍋肉も食べてみなさいよ!
美味しいわよ!」
「酢豚のお肉おいしー!」
「人参も玉ねぎも柔らかくておいしーよー!」
それぞれ、料理の感想を言いながら、笑みを浮かべながら、楽しい晩御飯を堪能する
佐渡は、それを微笑ましく思いながら、自分の作った料理を頬ぼる
「相変わらず、あんたの腕は確かだな
提督!」
親方妖精も、佐渡の隣で、酢豚の唐揚げを頬張りながら、ご満悦な表情をしながら、佐渡を見上げる
「ふふ、皆の口に合って良かったよ
作ったかいがあったもんさ」