「と言うわけで!今日は収穫を行う!!」
佐渡達は鎮守府の近くにある畑に来ており全員ジャージに麦わら帽子を被っている
「へーい、提督今日は何を取るんですかー?」
「んまぁ、今日は金曜日……だよな?」
「はい、そうですよ提督
なので取るのは夏野菜のナス、トマト、キュウリ、ピーマン、オクラ、トウモロコシですね」
「だそうだ!!」
「って!何で私に言わせるんですか!」
「あいたぁ!?」
大井の説明を聞いた全員は納得しながら後ろを見ると確かに畑にはそれらの野菜が実っておりどれも綺麗に出来ている
「そんでもって今日の晩御飯はそれらを使ったカレーを作るからな!!
しっかりと取れよ!!」
「「「「「はーい!!」」」」」
「ほんじゃ、各員行動開始!」
佐渡に言われると全員バラバラに動き各々渡されたハサミで野菜を収穫する
「えっと……これは…」
「あぁ、これはこうやるんですよ?」
「あ、成る程!」
イムヤもそれに参加しており古鷹と共に行動しており、二人で野菜を収穫している
すると叢雲が野菜を片手に近付いてくる
「イムヤ、どう?ここには馴れた?」
「え、えぇ!と言いたいかしらね……」
「ま、それもそっか
でもまぁこう言うの良くない?」
叢雲に言われると確かにそう思う
いつもは海の中で暑さとかはあんまり感じなかったけどここでは海の中が少なく陸での行動が多い
「そう……ね!そうね、暑いけど仕事してるより良いよね!」
イムヤの言葉に叢雲と古鷹は顔を見合せ微笑むと突然水をかけられる
「……ちょっと、金剛何するのよ?」
「嫌!違うんデース!私じゃなくて大井が悪いんデース!!」
「ちょっと!私は何もしてないわよ!蛇口捻ったら金剛さんがシャワー暴発させただけでしょ!?」
「違いマース!!絶対大井のわざとデース!!」
「違うわよ!!」
「あんたたち……酸素魚雷当てるわよ!!」
「叢雲が怒ったデース!」
「ちょっと!私じゃないってば!!」
叢雲が笑いながら怒ると、金剛のシャワーを奪い取り金剛と大井にかけ始め二人は冷たさに逃げ回っている
「おいこらお前ら~遊ぶのは良いけど作物を潰すなよー?」
佐渡が注意しているが三人は聞く耳を持っては居ないが作物とは違うところで暴れ始めている
「ちょ、ちょっと……こんなところで暴れたら……」
「うっさい!食らえイムヤ!!」
イムヤは、叢雲からシャワーを顔面に浴びると少しイラッと来たのか笑顔になりながら怒る
「やったわねぇ!!このぉ!!」
「わ!冷た!!」
「きゃあー!」
とイムヤもその水遊びに参加し、古鷹はそそくさと作物を取りながら佐渡のところに避難する
「イムヤ、明るくなったな?」
「はい!彼女は明るい素直な子ですよ?」
佐渡と古鷹は、遊ぶ四人を見ながら微笑みがらお茶を飲んでいた
次回
この鎮守府で過ごしていく