艦隊これくしょん ー誰ガ為ノ戦争カー   作:霧雨鴉

169 / 594
この海の主と遭遇?




死の海域 二

「……見えたわね、霧の海域」

 

 

アイオワは、目の前に広がる濃霧を見ながら呟く

後ろでは四人は息をのみガンビアは震えている

 

 

「や、やっぱり止めようよ!!

この海域ヤバイって良く聞くじゃんかー!」

 

 

「嫌でも行かないと仕事にならないし……」

 

 

ガンビアがいつも以上に怯えておりそれをリベッチオが宥めている

 

 

「艦長、霧の海域です

突入します」

 

 

「あぁ、まぁ大したことはないだろう」

 

 

そうこうしている間に、商船とアイオワ達は霧の海域へと侵入した

霧の海域では周りが一切見えないコンパスも羅針盤も使えないためライトをつけてもあまり意味がない

 

 

「うぇ……気持ち悪い霧…」

 

 

「湿気がまとわりついてきますね……」

 

 

「全員、商船を囲うように輪陣形を組んで、どこから来るか分からないからね」

 

 

アイオワの指示で全員は輪陣形を取りながら全方位を警戒しているとリットリオの電探がほんの少し反応する

 

 

「アイオワ!前方750メートル先に反応有り!一人……ぽいわね?」

 

 

「了解、リットリオ甲板の乗組員に連絡とって」

 

 

「はいはーい」

 

 

リベッチオは商船を叩くと上から声が聞こえる

 

 

「何だー!!」

 

 

「何か前に居るみたいだからー!!見てくるー!!

船止めてー!!安全第一だし!動かなきゃ見つからないからー!!」

 

 

「分かったー!!」

 

 

リベッチオから話を聞いた乗組員は艦長に連絡する

 

 

「分かった、船を止めろ!!」

 

 

艦長の指示により、船が一時的に止まりアイオワ達は動き始める

 

 

「ガンビアはここで、待機

他は私と共に来てね?」

 

 

「えぇ!?こ、恐いよぉ……」

 

 

「すぐ戻ってくるから、がんばれーガンビア!」

 

 

アイオワ達はそう言うと霧に消えていきガンビアだけが残されてしまう

 

 

「ここが霧の海域か」

 

 

「なーんにも見えませんね…」

 

 

のんびりと艦長と乗組員が過ごしている間、アイオワ達は霧の海を進んでいた

 

 

「リットリオ、あとどれくらい?」

 

 

「……もう少しで会敵(エンカウント)ね」

 

 

リットリオが少し不安げになっているのを励まそうとするのかリベッチオが明るく話しかける

 

 

「もしかしら幽霊かもね?」

 

 

「幽霊が電探に反応するの?」

 

 

「そしたら、ゴーストバスターでもやる?」

 

 

「oh!いい考えね!帰ったらやってみよっか!」

 

 

五人は笑い合いながら、目の前の何かに接近していく

するとリットリオがカウントする

 

 

「5、4、3、2、1、ゼロ会敵(エンカウント)

 

 

「さーてと?幽霊か…何……え?…何…あれ?」

 

 

アイオワはその姿を見ながら血の気が引いていく五人の目の前にはうっすらと黒い影がこちらを向いていたが声が聞こえる

 

 

「あァぁァ?だァぁれェえ?アはハ?

敵き確ニン?アハは?」

 

 

その声と姿には見覚えがあり、アイオワは叫ぶ

 

 

「全艦!!!戦闘準備!!!

何でっ!こいつが!!ここに!!」

 

 

 




次回 

圧倒的な戦力差

次回
霧の海改め死の海の恐さを知れ
……知って頂ければ良いなぁ
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。