すんません序章が長くて……
書きたかったの許してくだせぇ
二日後小笠原島 午前4時
叢雲は、毎朝の鍛練であるランニングを半袖のジャージを着ながら走っていた
いつも同じルート、同じ時間に走っているのだが今日に関してはちょっと早めの時間から走っていた
と言うのも少し肌寒くなる季節だからもっと走れると思い少し早めに来ていたのだ
そして、最後に鎮守府近くの防波堤に来るとそこで筋トレを始める
これが叢雲の毎朝行っていることである
一通りメニューをこなすとタオルで顔を拭くと胸を確認する
(……やっぱりあいつも大きい方が良いのかしら?)
そう思いながら触るが残念ながらお世辞ながら大きくはない
溜め息をつきながら休憩していると防波堤からイーちゃんが顔を出す
「あら、イーちゃん
お風呂いく?」
コクンとイーちゃんは頷くと叢雲が両手を広げるとイーちゃんは沈み海面を勢い良くジャンプし叢雲の胸へと突っ込んでくる
「じゃあ、行きましょうか」
イーちゃんを抱えながら歩いていこうとすると後ろの海で何かを見付けたのかイーちゃんが暴れる
「ちょっと!?どうしたのよ?」
叢雲が小笠原の海を見ていると沖から何かが流れてきている
「ん?何かしらあれ?」
叢雲は普通の漂流物とは違い大きなそれに疑問を浮かべつつイーちゃんと共に海に向かうとそれが何か分かる
「人!?え、ちょっとあんた大丈夫!?」
それは人の姿をしており力なくその何かに捕まっており潮の波でその手が離れ沈んでいく
「ちょ!!イーちゃん!手伝って!!」
叢雲はイーちゃんを海に投げると自分も急いで海に入りその漂流物に捕まっていた人を潜水しながら探していると静かに沈んでいくのを見付けイーちゃんと確保すると海面へと急浮上する
「プハッ!!ちょっと!あんた!!しっかりしなさい!!ちょっと!!!」
叢雲は頬を叩くが全く反応がなくイーちゃんと共に防波堤では流石に持ち上げるのはきつく砂浜へと向けて泳ぎ始める
「佐渡!!!佐渡!!!」
ドンドンと騒がしいノックに小笠原鎮守府の提督佐渡は起こされる
「……んぁ?叢雲ぉ?あんだぁよぉ…
まだ早いだろうがよぉ……」
現在時刻5時ちょっと過ぎ佐渡が起きるにはかなり早い
眠い顔を擦りながらのんびりとベッドから起きると扉を開ける
「あーん……ふわぁ…何だぁ…叢雲ぉ?こんな早くに起こしてぇ…?」
「入渠施設の許可をお願い!!!急いで!!!」
「あんだよ……誰か…大破でも…したかぁ?」
「っ!イーちゃん!!!」
叢雲の合図に、頷き佐渡の足に思い切り噛みつくとその痛みで流石に眼が覚める
「いってぇ!?何すんだよ!イーちゃん!!」
「佐渡!!!急いで!!この娘を殺したいの!?」
「は?何言って……」
佐渡は突然言われた事に混乱しているが叢雲が抱えている人間を見ると目を開き驚く
「はぁ!?おい!この娘どうしたんだよ!?」
「今朝流れてきたのよ!!!恐らくどこかで戦った艦娘よ!!衰弱してるの!!早く!!」
「分かった!叢雲とイーちゃんは全員にこの事を知らせろ!!
彼女は俺に任せろ!!」
「分かったわ!!」
叢雲はイーちゃんを連れて走り出すと佐渡は受け取った艦娘を抱き抱えると大急ぎで入渠施設へと急ぐ
「大丈夫か!?しっかりしろ!!」
次回
彼女は誰?
今回は物理的な流されて来た娘です
一体誰なんでしょうかね?彼女は