「ほほう?こいつがその流されて来た艦娘の艤装かい?」
「えぇ、分かりますか?親方さん」
工厰にて、親方に艤装を渡すと妖精達もまじまじとその艤装を見ている
「んー……分からねぇな…
だが、こりゃ戦艦ではないな重巡でもない…
こりゃ滑走路だな…
軽い機銃まであるな…」
「あ、親方さん!ねぇこれもあったんだけど…」
イムヤはもう一つの艤装を手渡すと親方はその艦娘の正体を突き止める
「おいおい!そりゃ飛行甲板じゃねぇか!!
成る程、この艦娘は空母だな間違いねぇ
しかも軽空母でも装甲空母でもない正規空母だ!!」
「へぇ……良く親方さん分かりますね……」
「あれって飛行甲板だったんだ……」
親方は飛行甲板を受けとると妖精達に指示をすると艤装を弄って行くと艤装が動き始め両脇にの機銃が上下し背中の部分が動くと見事に折れている
「恐らく、この部分だなこりゃ
どうやら破壊痕から察するに戦闘ではなく何かぶつかって折れた感じだな……
飛行甲板もほとんど損傷はない
艤装本体も損傷は無し……だが」
そこまで言うと親方は顎に手を当てながら佐渡に振り返る
「なぁ、この艦娘はどこの艦娘だい?
こんな艤装見たことないぞ、俺は?」
「え?日本じゃないんですか?」
「あぁ、間違いなく日本の艦娘じゃねぇな
この艤装は日本の奴とは構造が違う
だが飛行甲板が似てるのは、確か赤城って言ったかな?その正規空母に似てるが違うんだよな……」
四人は顔を見合せると金剛に集中する
「え?私デースか?」
「そう言えば、貴女英国で作られてなかったっけ?」
「金剛さんは知らないの?」
「そうだよ、金剛知らないのか?」
「い、いやぁ……流石に分からないヨー…
でも英国ではないよ?恐らくは」
金剛がそう答えるとまた全員で唸り始める
「あ、そうだ親方さんその艤装から戦闘が行われたか分かる?」
「ん?あぁ、分かるぞいくら空母でも被弾はするし
滑走路や飛行甲板の状態から大体はどれくらい戦ったか分かるからな」
佐渡に言われた後親方は艤装を見るために妖精達と弄っているが飛行甲板に乗った瞬間違和感を覚える
「………なぁ、提督よ」
「ん?どうしたの?親方さん?」
「この娘、もしかして一度出撃したことが無いんじゃないか?」
「え?どうしてだい?」
「飛行甲板にはな、必ず艦載機が着艦する際にタイヤ痕が残るんだ
新品に取り換えたなら、その独特の作りがある
妖精達も完璧には作れないからな少し構造が違うんだが……
こいつは、何の後もない。
新品に取り換えた形跡もない
むしろ、一度も使われてないぞこの飛行甲板
それに加え他の場所も損傷がない、それに加え出撃する際に必ず潮風に晒されて錆が発生するが、その後もない
この艦娘、戦闘は愚か出撃すらしたことがないぞ」
「はい!?じゃあ、彼女は建造されて間もないってこと!?」
「そうなるな……
護送艦だったとかじゃないか?」
「おいおい……こりゃいよいよ分からなくなってきやがった……」
佐渡が頭を抱えていると工厰の扉が開き大井が入ってくる
「提督、少しよろしいですか?」
「あぁ、分かった。
今行く」
佐渡は、三人に「少し待ってろ」と言うと工厰から出ていく
次回
海外の空母
一体彼女は誰なのでしょうか?
今までのヒントで分かった貴方は艦これをやりこんでますねぇ!!