その声と同時に、佐渡は鶏肉を片栗粉にまぶし、加熱した鉄鍋に滑らせるように入れ、鼻歌混じりに、再び唐揚げを作る
「あはは……叢雲はまた…」
実は、このやり取りはいつもであると言うのも、妖精さん達も最初の頃は野菜もきちんと取っていたのだが、最近は、提督の作る料理の肉を良く食べるようになり、人数も相成り、すぐに肉が無くなってしまうのだ
叢雲も、動いてるのか……いやただの好み何だと思うけど、肉を良く食べており、特に酢豚等の唐揚げを好んで居るため、毎度妖精と喧嘩になっている
「叢雲が遅いのが悪いんだよー!
叢雲おっそーい!!」
「何ですって!?なら、あんたたをを食べてやろうかしら!?」
「にげろー!叢雲が、怒ったぞぉ!!」
全く……と佐渡は、溜め息を付くが、少しすると唐揚げが揚がり、鉄籠を持ち上げ、油をきる。
古鷹は戸棚から大皿とキッチンペーパーを取り出し、大皿にひき、提督に差し出す
「提督、どうぞ」
「お、ありがとさん」
差し出された、大皿に唐揚げを盛り付けていく
盛り付け終わった後、一つ唐揚げを取り出し、まな板を置き、半分に切り、爪楊枝で刺すと再び戸棚から、試作品唐揚げと書かれたタレの容器を取り出し少し降る、それを近くの少し底が深い小皿に少し出すと、唐揚げを熱々の唐揚げをに付け、古鷹に差し出す
「提督?こちらは?」
「新しく作った、唐揚げのタレ何だけど、試食お願いできないか?」
両手が塞がっている古鷹の為に、佐渡は唐揚げを息で冷ましてから、あーんをすると、古鷹は少し照れくさくするが、口を開け、タレ付きの唐揚げを佐渡から頂く
揚げたてだった故に、タレに付けてあるとしても熱く
口の中ではふはふしながら食べていると、佐渡は心配そうに聞いてくる
「どうだ?俺は好きな味何だけど……」
「……とっても美味しいです!!でも、何ですかこのタレは?
醤油ベースなのは分かりますが……」
佐渡は、ほっとしながら、タレを味噌汁等を入れる様な容器に少し入れ、古鷹と一緒にテーブルに戻る
「醤油と砂糖とゴマ油を加えただけの、少し甘めのタレだよ
案外、唐揚げとの相性が良くてね
古鷹が美味しいと言ってくれて良かったよ」
再び作った唐揚げを持ってくると、テーブルの上が戦場に変わっていた
叢雲は、妖精が持っている、唐揚げを箸で取ろうとしており、他の妖精達は、回鍋肉から肉を取り出し、引っ張り合い奪い合う
エビチリに、関しては、海老は無くなっており、タレのみが残されている状態だ
親方妖精に関しては、いつの間にかお酒を取り出し一杯やっており、大の字で寝ている
「寄越しなさいっ!!このっ!!」
「やーだー!」
「はぁ……全く……ほらぁ!唐揚げ追加だぞ!!
要らないのか!?」
「美味しいタレもありますよー!」
その声に、皆は待ってました!!の声を上げ、我先にと唐揚げを取りに来る
こうして、賑やかな晩御飯時は過ぎていし
今日、忙しい一日の終わりを告げる