「HEY!今日こそ決着をつけてあげマース!!!
叢雲ー!!!」
「はいはい、どうせ負けるのはあんたよ
金剛」
「チッチッ!!今回のmeを侮って貰ったら困りマース!!」
現在、防波堤の近くで金剛と叢雲は艤装を展開しながら向き合い戦闘体制になっており佐渡とグラーフはその審判役として付き合っていた
「お前ら~早く始めろ~」
「なぁ、アトミラール」
「何だ?」
グラーフも佐渡の隣座りながら金剛と叢雲の資料を見ていた
「この戦績可笑しくないか?
何故叢雲が28戦28勝0敗で
金剛が28戦0勝28敗なんだ?
駆逐艦と戦艦なのだろ?どう考えても金剛の方が……」
「いんや、合ってるよ
うちの最強の駆逐艦だからなあいつは
良く見とけ、あれが俺の育てた『
佐渡は開始の空砲を空に撃つと金剛が動き出す
「先手必勝ネ!!fire!!」
金剛は主砲を叢雲に撃つが、叢雲は軽くそれを避けると後ろに跳躍すると同時に片腕を水に静かに付けると
「雷撃、一番と二番発射」
と、呟くと金剛が迫ってくるのを待っていると金剛が凄い勢いで迫ってくるが瞬時に動きを変え回り込んでくる
「叢雲の戦い方は分かってるネ!!持久戦になる前に早めに沈めてやりマース!!」
「ふーん?貴女に出来るかしら?」
「食らうデース!!」
金剛は主砲を叢雲に撃ちそれを叢雲が避けようとするが、空中で爆発し黒い煙幕が発生する
「お?金剛が珍しいな?
「これで視界を奪いました!!fire!!」
金剛は、次の瞬間一斉砲撃を叢雲が立っているであろう場所に撃ち込む水柱が上がり勝ち誇っている
「ふむ、流石戦艦だな
やはり金剛の方が強いではないか」
「はっはっは!!これで勝ちね!!」
「あんた、勝利を確信するのは早いんじゃない?」
だが、黒煙が晴れる前に叢雲がその黒煙から飛び出し勢い良く金剛に向かっていく
「なっ!!着弾したはずでは!?」
「んなわけあるか、叢雲があの程度で当たるほど馬鹿じゃねぇよ」
「まぁ、そうだと思ったデースよ!!fire!!」
金剛は主砲を叢雲に撃つが、走りながら華麗に避けていき金剛の懐に入り込むが金剛はニヤリと笑うと主砲の一本を叢雲の頭に当てる
「チェックメイトね!!」
「ばーか、まだまだね」
叢雲はそれを読んでいたのか瞬時に頭を横にずらすと主砲が艤装に当たり模擬弾の為爆発はしないがその代わり墨が飛び散りそれが金剛の目に入る
「ぎゃぁぁぁぁ!!!目がぁ!!!」
「あら、痛そうね案外それ」
叢雲はそのまま通り抜けると、背中の艤装を取り出し魚雷を金剛の足下に落とすと痛みに苦しむ金剛の足の間にプカプカと浮いている
「HEY!!叢雲!!痛いネ!!でも油断したね!!」
金剛は目を擦りながら叢雲に主砲を向けるが本人は溜め息を付くと足下の魚雷を指差す
「油断してないし撃ったのあんたでしょ、全くそれと貴女がチェックメイトよ」
「……へ?」
金剛は足元を見ると、プカプカと浮く魚雷と近くから迫ってくる魚雷に気付き青ざめる
「しまっ!!」
急いで避けようとするが、間に合うわけもなくそのまま魚雷が浮いている魚雷に当たり爆発し金剛を真っ黒に染め上げる
しばらくすると水柱が収まり真っ黒な墨だらけの金剛が見えてくる
「な、何……だと…」
「はい、叢雲の勝ち~」
「ほら負けた、だから言ってるでしょ?
あんたじゃまだ勝てないって」
「う~……真っ黒デース…」
グラーフは唖然としており、これが駆逐艦の動きかと言うほどの叢雲に驚愕しあれが本気でないことが良く理解できた
それと同時にこの艦娘が本気を出したときの事を考え生唾を飲み込んだ
次回
駆逐艦と戦艦
良くこの二人は演習をしているのですが練度の差で勝てないそうです……
まぁ、叢雲の方が長いですからね…