その言葉に、全員ポカンと呆然としていると佐渡が叢雲の頭を撫でる
「悪かったな叢雲
胸触って」
「あら?別に構わないわよ?
減るもんじゃないし
あんたなら許すわ」
「やったぜ」
「待て、佐渡大尉どういう…」
すると、村山元帥の携帯が鳴り出しそれに出るとみるみるうちに顔が青ざめていき携帯を落とすのを見ると佐渡はニヤリと頬を吊り上げながら笑う
「どうかされたのですかー?村山元帥?」
「き、貴様っ!!やってくれたな!!!」
その言葉に金剛達は顔を見合わせるが古鷹は微笑んでおりグラーフはポカンと口を開けている
「叢雲ー、その『通信機』貸してー」
「はいはい」
佐渡は、叢雲の頭に浮いている二つの耳の様な艤装を取ると端にある音量をマックスに変えると
『如月!弥生!白露!千代田確保!!
彼女達の首輪の爆弾は偽物だ直ぐにはずせ!!』
『了解!!この屋敷内に居るもの全て捕らえろ!!』
『急げ!!下手したら証拠を消されるぞ!!』
「残念でしたね~、この間明石さんに直してもらったときに付けて貰いましてね?まさか使う日が来るとは思いませんでしたよ」
そう、先程まで佐渡がやっていた事は全て演技
実はというと前日の夜に大淀から連絡があり
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前日の夜、グラーフが来る前
「へぇ、凄いですね大淀さんそこまで突き止めるなんて」
『えぇ、とりあえず村山元帥はグラーフ以外にも四人の艦娘を所持しているのですが、その証拠が無いんですよ……
どうやら、別荘に居ると思うのですがそこにも金で雇われた護衛と憲兵がおりまして
更に艦娘を人質に取られる可能性があるんです
愛の首輪と言う小型爆弾式のチョーカーを付けられており下手に触れないんです
あれでは手の出しようがなくて……』
「まぁ、言いたいことは分かるよ?
とりあえずはそこまで聞き出せるようにやってみるよ」
『それと、村山元帥を確実に落とすために最後の決定的な言質を取って欲しいんです』
「分かりました、なってやりましょう!悪に染まってやりますよ!!
では、俺が最後の証拠を作れば良いんですね
分かりました失礼致します」
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「とまぁ、これが真実ですよ村山元帥?」
「貴様ぁ!騙したのか!!」
「アハハ!!見事に騙されましたねー!!
馬鹿言わないでくださいよ艦娘を娼婦艦何かにするわけないじゃないですかー?
こいつらは俺の家族みたいなもんですよー?」
村山は拳を握りしめながら怒りを露にしていると通信機から声が聞こえる
『佐渡提督!!ありがとうございます!
これで、村山元帥を落とせます!!』
「大淀さんや、声聞こえてるから何か言って上げな」
『村山元帥、貴女を艦娘保護法そして、違法取引、その他にも色々と見付けましたよ
覚悟しておいてくださいね、貴方は終わりです』
「くそぉ!!!グラーフの首にあれをつけろ!!」
「「はっ!!」」
「放せ!!辞めろ!!」
村山が指示すると黒服がグラーフの首にチョーカーを付けようとするが叢雲と佐渡が同時に走りだし、黒服二人を殴り倒す
「バーカ、誰が」
「そんなことさせるもんですか」
「くそがぁ!!大尉と駆逐艦の癖に!!元帥に逆らうなぁ!!」
村山が拳銃を佐渡達に向けるがその後ろから頭に強い衝撃を受け気絶してしまう
どうやら古鷹が主砲から模擬のゴム弾を砲撃したらしい
「させませんよ?」
「さっすが!古鷹!我が天使!」
「良い命中精度!流石ね!!」
村山と黒服を縛り上げると船に乗せ共に来ていた艦娘達に事情を話すと理解したのか船を運び本島に戻っていくと金剛達も佐渡達に駆け寄る
「提督~、そう言うことなら言ってくだサーイ…
流石にビックリしましたよ…」
「はぁ……貴方と言う人は…」
「司令官…流石に今回のは怖かったよ?」
「悪い悪い、敵を騙すならまず味方からって言うだろ?
すまないな、グラーフ今外すぞ」
佐渡は、グラーフの手枷を持っていたマスターキーで外すとグラーフはまだ睨んでいる
「……今度は何だ、まだ私を騙し足りないのか?」
「あれは!違うって!!お前を助けるために仕方無くな……
いや本当にごめん……身体痛くないか?大丈夫か?」
「……問題ない、少し一人にしてくれ…」
グラーフは佐渡から離れていくと叢雲達と共に鎮守府に戻っていく
「あー……やっちまったな…こりゃ…」
佐渡も鎮守府に戻ろうとすると対岸に何か見覚えが無いものが見え歩みを止める
「……何だありゃ?船か?だがここには誰も…」
次回
侵入者
グラーフから信用を失ってしまった佐渡は今後どうするのでしょうか?