「へへへ、やっぱりこいつは上物だよなぁ……
捕まえられて良かったぜ」
ある男がぐったりと眠ったグラーフを運びながら海岸沿いを歩いておりある船へとたどり着き彼女を降ろすとエンジンをかける
「周りには誰も居ねぇな」
「んん…私は……」
だが、そのエンジンでグラーフは眼を覚ましてしまう直ぐ様男はグラーフに拳銃を突きつける
「へいへーい、久しぶりだなぁ?
艦娘、また会えるとは光栄だよ」
「貴様っ!!まさかあの船の船長か!」
「おうおう、静かにしろってしないと撃っちゃうぞ?」
そうこの男は、霧の海域にてグラーフを運んでおりじぶんの過信で艦隊を沈めさせ船すら沈没させたドイツの船長である(以降船長)
偶然にも脱出用の船に乗り込んでおり流されている間に霧の海域を抜け小笠原へとたどり着いていたのだ
「貴様!私をどうする!!」
「静かにって、いったよな?」
そう言うと、船長はグラーフの右足を撃ち抜きグラーフは痛みに耐える
「ギャハハ!!すげぇな!お前人間みたいに赤い血を流すのか!!
お前をどうすると聞いたな?売るんだよ?
お前達艦娘を欲しがる奴はいくらでも居る」
「なん…だと!」
「知ってるか?艦娘ってのは娼婦だけじゃなくて他の使い道もあるんだぜ?
生きたまま解剖して遊んだり、内蔵を売りに出したり、どこまでやれば死ぬかとかそう言う事にも使えるんだぜ!?
一人売るだけで億の値がつく最高のビジネスだよなぁ?
特にお前は空母だ、更に高く売れる!!状態も良いしなぁ?」
そう言うと、船長はグラーフの身体を触ろうとするがグラーフは後退りをしている
「まぁ、ここでやるとどうやら提督とやらが来るからな早くずらかるとするか」
船長はエンジンが暖まったのが分かると走り出そうとするがグラーフは飛び降りその船から逃げようと走り出すが
「逃げてんじゃねぇよ!!!」
と叫び次は左足を撃ち抜き、グラーフは痛みでその場に転倒し倒れてしまう
すると船長はグラーフの髪を掴みながらズルズルと引きずっていく
「痛いっ!!放せ!!」
「たく!世話かけさせるなよなぁ!!」
抵抗するグラーフにムカついたのか、船長はグラーフの腹部を殴ると苦しそうに声を上げるがそんなことはお構いなしに次は蹴りを入れグラーフを大人しくさせる
「やっと、大人しくなったか
こいつらならどうせすぐに治るんだからな
ま、良いか
行くぞ」
船長はグラーフを持ち上げると、ぐったりとしており涙を流しながら自分の無力差を呪った
(私は……こんなに弱いのだな……一人の男からすら逃げられない……はは滑稽だな…ならいっその事死んで困らせれやろうか…)
と思いながら舌を噛み切ろうとするが、その脳裏に佐渡達の姿が思い浮かび辞めてしまう
(やだ……死にたく…ない!まだ謝っていないんだ!!私はアトミラールに!!)
「アトミラール……助けて…」
「誰も来やしねぇよ
へへ、本当に上物だよなぁ……
どうやって、遊ぶかな」
船長がグラーフを船に下ろし乗り込もうとした瞬間後ろから発砲される
「なっ!!誰だ!?」
暗闇から一人の男が、船長とグラーフに向かって歩いていく
月明かりに照らされるとその姿が二人に映し出されるその姿を見たグラーフはその男名前を叫ぶ
「アトミラール!!!」
「ちぃ!!提督とやらか!!」
男、佐渡は拳銃を片手に船長と対峙する
「悪いな、グラーフ待たせた
もう少しだけ我慢してくれ、こいつを片付けるからな」
次回
お前は一人だけだ
間に合って良かったぁ……
次回、佐渡が熱く語ります