艦隊これくしょん ー誰ガ為ノ戦争カー   作:霧雨鴉

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今回もー!!
グロ注意!!
分かる方は分かるかな?







ターゲット

「うん……ここは…

いってぇ!!クソ!あのやろう……」

 

船長は流された船の上で目覚め辺りを見るが捕まえたはずのグラーフと対峙していた佐渡の姿が見えないと船を叩く

 

 

「あのやろう…許さねぇ俺の商品を…!!」

 

 

船長は小笠原を睨み付けると佐渡の事を思いだしながら持っているポケットナイフを取り出す

 

 

 

「小笠原は……あっちかまだ見えるぞ良し!!

また潜入して次こそはーーー」

 

 

「あら、起きたのですか?商船の船長さん?」

 

 

「!!!」

 

 

その声に驚き声の主見るとそこには眼鏡をかけて女が船の上に立っていた

 

 

「な、何だてめぇ!?」

 

 

「あら?ご存知…ありませんか貴方は海軍とは無関係ですもんね

初めまして、私は日本海軍大本営所属の大淀と言います

以後お見知りおきを」

 

 

大淀はお辞儀をすると船長は警戒を解きその場に楽にする

 

 

「何だ日本海軍か……」

 

 

「俺を助けに来たんだな!!

助けてくれ!!霧の海域で船が潰されて……」

 

 

「えぇ、ですが貴方を助けたいのは山々なのですが少し問題が生じておりましてね?」

 

 

「問題……?」

 

 

大淀は、資料を取り出すとそれを船長に渡す

 

 

「貴方の密輸がドイツ海軍に漏れていましてね、貴方は指名手配されているのです」

 

 

「そんな……本国が…?」

 

 

「なので、申し訳ありませんがここで貴方を助けると国家問題に発展しかけないのですご理解を」

 

 

そう言うと、大淀は船から飛び降りようとすると船長が急いでそれを止める

 

 

「ま、待ってくれ!!それなら何を差し出せば良いんだ!?金か!それとも艦娘か!?」

 

 

「そうですね……

では霧の海域の情報を教えてください」

 

 

「霧の海域の?」

 

 

大淀は、飛び降りるのを辞めるとずいっと船長に近付く

 

 

「えぇ、私達は霧の海域を攻略したいのですがその情報が足りません

なので、貴方を助ける変わりに情報をください

内容次第では貴方を重要参考人として日本海軍で保護します」

 

 

「わ、分かった!!それぐらいなら!!」

 

 

 

船長は霧の海域での出来事そして、霧の海域に潜む化け物レ級について事細かく、そして詳しく大淀に話した

大淀はそれをメモしていく

 

 

「ーー以上が霧の海域で起きたことだ」

 

 

「成る程?貴方の指示で艦隊を轟沈させたと言うことですね

それに二股のレ級ですか……成る程成る程」

 

 

「仕方ねぇだろ!!あの海域あんな化け物が居るとは思わなかったんだよ!!

それに艦娘何て所詮いくらでも作れるだろ!?」

 

 

大淀はメモ帳をしまうと溜め息をつきながら腰に何かを手探りで探しながらお辞儀をする

 

 

「情報提供ありがとうございました」

 

 

「なら!!俺を助けて……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「まさか?では死んでくださいね」

 

 

大淀はその瞬間腰から鉈を取り出し船長の足を切り落とす

突然の事に驚き痛みがマヒしているのかゆっくりと切り落とされた足を見ていると鋭い痛みに襲われる

 

 

「いっ、ぎゃあぁぁぁぁぁ!!!!

足がぁぁぁぁ!!」

 

 

「はい、もう一つ!」

 

 

すると大淀はもう一つの足も切り落とし船が船長の血で真っ赤に染まっていく

 

 

「ぎゃあぁぁぁぁぁ!!!!

両足がぁ!!てめぇ!!何しやがる!!」

 

 

「何って逃げられても困るからですよ?

貴方はこの後ここで死ぬんですから

霧の海域を知った人間が生きていては困りますからね?」

 

 

「なっ!!!てめぇ!!海軍じゃないのかよぉ!!」

 

 

「あー、そんなこと言いましたねぇ

嘘ですよ、う  そ  見事に騙されましたね?

第一少し考えれば分かるでしょ?霧の海域には調査にも行けないですし生き残りが居るなんて分かるわけないじゃないですか」

 

 

大淀?はそう言うと主砲を船の真下に向けると船長に微笑む

その意図を理解した船長は痛みで苦しんでいるが、顔をみるみる青ざめていく

 

 

「辞めろ……やめろぉ!!!!」

 

 

「え?嫌ですよ?では、遊泳をお楽しみください~」

 

 

大淀?は艤装の主砲を撃つと船底に穴を開け静かに船が沈んでいく

 

 

「ひぃ!!水が!!」

 

 

「ま、それ以前にあんたは艦娘を軽視してるしあの商船の船長だったんでしょ?

生かしとくわけないでしょ?馬鹿じゃないの?」

 

 

その言葉に大淀の正体を掴んだ船長は大淀にナイフを突き付ける

 

 

「て、てめぇ!まさか!?」

 

 

「あら?感鋭い人

ま、正解よ死になさい

ここら辺は鮫が何匹か居るしね~」

 

 

そこまで言うと、大淀は海上におりたつとそのまま船の横に主砲を撃ち抜き船の沈没を加速させる

 

 

「くそがぁ!!!この提督殺しめぇ!!!」

 

 

船は沈没し、船長は投げ出されると船長の周りに鮫が群がる

 

 

「ひぃ!!来るな!!来るなぁ!!!」

 

 

船長は必死に動き回るが、鮫はそんなことお構い無しに複数で船長は噛み千切っていく手、足等を食い散らかし海面は赤く染まっていく

 

 

「た!頼む!!助けてくれ!!!」

 

 

「ふふ、そんなわけないでしょ

それが貴方への罰よ、良かったじゃない?あんたでも最後の使い道があるのよ?」

 

 

大淀…もとい提督殺しが笑いながら船長の顔を踏みつけると船長は沈んでいき鮫達に食われていくのを見ながら提督殺しは通信機の電源を入れると野太い男の声が聞こえる

 

 

「ふぅ、一仕事終わりっと

もしもーし、聞こえる?」

 

 

『あぁ、どうだ?』

 

 

「間違いなく、あの海域にいるのは『あんたの作品』よ?どうするのよあれ」

 

 

『ふふ、やはりそうか!まぁしばらくは静観だな

報酬はいつも通り払っておく

では、またな』

 

 

通信を切ると通信機と眼鏡を外しそれを海に捨てる

 

 

 

「にしても、小笠原鎮守府かぁ……

興味湧いてきちゃった、ふふふ」

 

 

提督殺しは怪しく笑いながら小笠原へ向いておりのんびりと海を航行していく

 

 

 

 

 

 

 

    TO be continue……




次回

平和な鎮守府

あー終わった!!やっとここまで終わった!
正直作者としては次の話からかなり書きたかった物になります!!
ですが、少し一休みにグラーフが追加された平和な鎮守府をご覧くださいませ

追伸 

自己紹介にてグラーフツェッペリン追加!


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