「にしても、ここは
「そもそも、ここは最前線だし人は私達だけだ」
「え!そうなの!?」
「だから、静かなんだね」
グラーフ率いるドイツ艦娘達は廊下を歩いており、一通りこの鎮守府に付いて教えてもらい晩御飯を食べるために食堂に向かっていた
「そう言えば、グラーフここでの補給は皆で取るの?」
「あぁ、それにここでは補給ではなく食事になる」
「でも、日本の食事って私達食べれるかなぁ?」
「納豆……臭いって聞いてる」
「はは、U-511多分今日は出ないぞ
アトミラールの作る食事はかなり旨いからな皆気に入るさ」
「「「え?」」」
その言葉を聞いた瞬間ビスマルク達は、立ち止まってしまい呆然としているとグラーフが振り返り首を傾げる
「……どうした?三人共?」
「どうしたもないわよ!!アトミラールが作ってるの!?ここの食事は!!」
「そうだが?何か変か?」
「いやいやいや!!そう言うのは私達、艦娘の仕事かバイトとかの仕事だよね!?」
「あー、そう言えばそうだったな
だが、ここではアトミラールが作るんだ
味は私が保証しよう」
「しかも、美味しいの…?」
「あぁ、ここで食事をすると正直ドイツに帰りたくなくなるほどにな
ビスマルク達は耐えられるか?」
グラーフはそう言うと食堂にたどり着くと扉を開くと既に全員集まっており晩御飯の準備を始めている
「あら?遅かったじゃないグラーフ」
「すまない、少し案内に時間が掛かってな」
「ここが、ジャパニーズ食堂……」
「どうぞ、皆さんゆっくりしてくださいね!」
「ダンケ!御姉様、U-511、グラーフ!座ろ!」
古鷹に案内されるとビスマルク達は、席に座るとライ麦パンとご飯が差し出される
「今日はうちの鎮守府での食事を楽しんでいってくださいね?」
「ふっふっふー!ここでのご飯は絶品ヨー!」
「こらー、金剛ー、勝手に俺のハードルを上げるんじゃねーよー
ごめんね、ビスマルクさん達
ドイツ料理はやったことなくてね、少し位しか出来なかったよ……」
「いえ!アトミラール作ってもらえるだけでも光栄だわ!」
すると佐渡は厨房から幾つかの料理を持ってくる
本日のメニューは、ポトフ、シチュー、シュニッツェル(カツレツ) ヴルスト、唐揚げ、煮魚、野菜の漬物、サラダとその他多くのメニューが並べられていくとビスマルク達は唖然としている
「んー、こんなもんかな?ビスマルクさん、足りますかね?」
「いやいやいや!!アトミラール!こんなに作ったの!?」
「いやー、ビスマルクさんは戦艦だと聞いては良く食べると思ったのですが……」
「いや、あんたこれは流石に作りすぎじゃない?」
いつもの倍ほどの料理に流石に小笠原面々も頬をかきながら焦っている
「まぁ!保存は効くから!!」
「いや、提督そう言う事ではないと思いますが……」
「駄目よ古鷹さん、この馬鹿提督は作るのが好きなだけですよ」
「司令官……作るの好きなのは分かるけど…」
「流石に多いネ……」
「まぁ!とりあえず!!
ほら、手合わせろ!!」
佐渡の合図に全員手を合わせているとビスマルク達が分からずグラーフが教える
「頂きます!」
「「「「「「いただきます!」」」」」」
「「「い、いただきます?」」」
次回
ドイツ艦娘と晩御飯
少しのんびりとした話が続きます
お許しを!!