艦隊これくしょん ー誰ガ為ノ戦争カー   作:霧雨鴉

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ドイツ艦娘の居る日常 五

「にしてもあっという間だったわここでの生活は」

 

 

「そうですね……でも良い休暇でしたね」

 

 

「うん……楽しかった…」

 

 

二日後ビスマルク達は帰るために艤装を纏い防波堤にて佐渡達に別れの挨拶をするために海上に立っていた

 

 

「もう少し居たらいかがですか?

うちはいつまで居ても構いませんよ?」

 

 

「そうもいかないわ!!

仕事があるもの!!

でも、また来ても良いかしら?」

 

 

「それは勿論!うちはいつでも歓迎しますよ!

グラーフも喜びますし」

 

 

「それは嬉しいわ

では、今度は大型の休みを取って来ようかしら?」

 

 

ビスマルクと握手を交わすと、グラーフがそう言えばと言い質問する

 

 

「そう言えば、ビスマルク

Z3 (マックスシュルツ)Z1 (レーベヒト・マース)はどうしたんだ?」

 

 

「……マックスとレーベはね」

 

 

ビスマルクが一気にその質問に顔を曇らせる

すると慌ててプリンツがそのフォローに入る

 

 

「え、えっとね!マックスとレーベは今回別任務中なの!!だから今回は来れなかったんだ!!」

 

 

「何だそうだったのか……

残念だ、彼女達にもここの暮らしを体験してほしかったのに…」

 

 

佐渡はその様子が気になりU-511に話を聞くため呼び寄せる

 

 

「マックスさんと、レーベさんはどうかしたの?」

 

 

「実はねーーーー」

 

 

「……そうだったんだ」

 

 

「うん、でも沈んではないみたいなの

だからビスマルクは探しているんだ」

 

 

「分かったこっちでも何かあったら、連絡するよ」

 

 

「ダンケ、アトミラールありがとう」

 

 

U-511から事情を聞いた佐渡はビスマルクを呼び寄せると耳元で囁く

 

 

「ビスマルクさん、事情は聞きました

こちらでも調査しておきます

何かあったらご連絡しますね」

 

 

「えっ!?良いの?」

 

 

「構いませんよ、貴女達はグラーフの友人です

助け合うのが筋ですよ」

 

 

ビスマルクはその言葉に涙を目頭に溜めながら佐渡を抱き締める

 

 

「おう!ビスマルクさん!?」

 

 

「ダンケ!!!アトミラールダンケ!ダンケ!」

 

 

とりあえずこのままだと大井達に殴られる可能性があるためビスマルクと連絡先を交換すると別れの握手を再び交わす

 

 

「では、また来てくださいドイツ艦娘の皆様

今度はもっとゆっくりしてくださいね?」

 

 

「えぇ、そうするわ!

グラーフをよろしくお願いねアトミラール」

 

 

「任せてください

彼女は俺が叢雲達が必ず守ります」

 

 

握手を交わし終わるとビスマルク達は離れていき全員で別れの挨拶を交わしながら手を振るう

 

 

「また来てくださいねー!!」

 

 

「ヘーイ!ビスマルクー!今度は勝負するデース!!」

 

 

「えぇ!!金剛!そうしましょ!!」

 

 

「また来ますねー!!」

 

 

「プリンツさーん!今度お菓子の作り方教えますからねー!」

 

 

「U-511さーん!!今度遠くまで泳ぎに行こうねー!!」

 

 

「うんー!!またねー!!」

 

 

しばらくするとビスマルク達は水平線へと見えなくなっていくと叢雲達はゆっくりと鎮守府へ向けて歩いていくのだがグラーフに佐渡は止められる

 

 

「アトミラール」

 

 

「ん?何だ?」

 

 

「ダンケ、いやありがとう

貴方のお陰でまたビスマルク達に会えた」

 

 

「んー?俺はなんもしてないさ?」

 

 

「謙遜するな、貴方が私を救ってくれたからこそ私はここに居られるのだからな」

 

 

「そうだっけかー?覚えてないやー」

 

 

アハハと笑いながら歩いていくのだが、グラーフに服を引っ張られ真面目な顔をされる

 

 

「……マックスとレーベは沈んだのか?」

 

 

「………やっぱり聞いちゃう?」

 

 

「あぁ、教えてくれアトミラール

彼女達はどうしたんだ?」

 

 

佐渡は、グラーフに向き直ると真面目な面持ちになりながらその内容を話し始める

 

 

「…実はな、マックスさんとレーベさんはなーーーー」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「楽しかったわね、小笠原鎮守府」

 

 

「はい!お姉さま!また行きたいですね!!」

 

 

「うん、楽しかった…」

 

 

ビスマルク達は海上を走りながら雑談を交わしていた

するとU-511がビスマルクを見上げながら答える

 

 

「……アトミラールにマックスとレーベの話をした」

 

 

「U-511!何で話したの!?」

 

 

「…えぇ聞いたわ」

 

 

「協力してくれるってビスマルク良かったね」

 

 

「……えぇ、あの人は本当に良い人ね

グラーフを助けてくれて更に私達すら助けようとしてくれる」

 

 

「ですが、お姉さま……マックスとレーベは…」

 

 

ビスマルクは航行を辞めると、真っ直ぐハワイ諸島の方角を睨み付けると拳を握り締める

 

 

「……私達を逃がすために囮になってくれたのは分かる

でも轟沈してないとするなら…どこかで生きてるはずよ…」

 

 

マックスとレーベは、ドイツ艦隊が飛行場姫の縄張りに誤って入ってしまいその際敵の大艦隊に襲われビスマルク達を逃がすために囮になったのだがその後行方不明になっていたのだった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「必ず見付けるからね……二人とも……待っててね」

 

 

そう固く決意をしながら、ビスマルクは拳を更に握り締めた

 

 

 






次回

新章  嵐の前の静けさ


次回から新章突入!!
そして、小笠原鎮守府が大ピンチに襲われます!
正直ここから四章連続で凄い書きたかったんですわぁ!

因みに、最後のマックスとレーベは登場予定
大きな伏線となってですがね

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