艦隊これくしょん ー誰ガ為ノ戦争カー   作:霧雨鴉
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大本営からの召集 三

佐渡が部屋に入るとその中には全ての鎮守府の提督達が集められており入った瞬間佐渡へ全員の目が集中する

 

 

「お!佐渡じゃねぇか!!久しぶり!」

 

 

「お久しぶりです、猿橋中佐」

 

 

他の提督と話していた猿橋が佐渡へと歩いていくと肩を組ながらテーブルへと連れていく

 

 

「お前も呼ばれたのか?」

 

 

「えぇ、大淀さんに…」

 

 

「やっぱりか

俺もなんだ、何か重要な話があるって言われてな…」

 

 

佐渡は、その話を詳しく聞こうとすると後ろから背中を叩かれ振り返るとそこには

 

 

「やぁ!佐渡君!久しぶり!」

 

 

「おぉ!石澤さん!!」

 

 

沖縄鎮守府提督石澤であった、どうやら彼も呼ばれたらしく佐渡達の会話に入ってきたのである

 

 

「にしても、これは何の集まりなんですか?」 

 

 

「あれの話らしいよ、佐渡君」

 

 

「あ、葛城さん!」

 

 

「やっほ、久しぶり!元気してた?」

 

 

その横から葛城が顔を出すと佐渡と握手を交わし話しに参加する

 

 

「あれってのは?」

 

 

「まぁ、恐らくは提督殺しだろうな

あいつまだ捕まらないらしい」

 

 

「それに、どうやらかなり活発的に殺してるらしいからね……」

 

 

「かなりの被害らしいわ

尻尾すら掴めないらしいわよ」

 

 

「そこまでなんですか……」

 

 

「全員、揃ってるな!!

すまないが席に座ってくれ」

 

 

 

佐渡達が話していると憲兵に連れられ元帥が部屋に入ってきており手を叩くと各々提督達は席に座るのを確認するとボタンを押し部屋を暗くする

 

 

「急に呼び出してしまい申し訳ない

今回呼び出した内容は、君達の命に関わるためだからだ」

 

 

すると唐澤が手をあげ発言する

 

 

羽田(はねだ)元帥、もしかして提督殺しですか?」

 

 

「その通りだ、唐澤大将」

 

 

元帥改め羽田は、ボタンを押すとスクリーンに今までの提督殺しが殺した人間の写真と犯行の詳細を映し出す

そして映し出された人間の一人に佐渡は驚く

 

 

「つい昨日、村山元帥が亡くなった」

 

 

その言葉に部屋の中に居る提督達はざわめく

村山元帥はグラーフや他の艦娘を私物化していたと言うことがバレており海軍刑務所に収監されていた

 

 

「昨日、海軍刑務所からの報告でな

死因は毒殺

何故か村山元帥の食事の中にだけ青酸カリが混ぜられていたらしく

殺されたらしい」

 

 

「元帥、それは海軍刑務所に提督殺しが侵入したと言うことですか?」

 

 

「あぁ、そうだ間違いなくな」

 

 

「何故にそんなことが分かったのですか?」

 

 

「実は昨日、海軍刑務所の刑務官が食糧庫に閉じ込められていたらしく

それが発見され助け出された時に彼は『俺に襲われた!!』と証言しているんだ

これは提督殺しによる独特の手口だ

それに加え村山元帥の情報は遮断していたのに関わらず殺された

奴はどうやらこの大本営にも侵入していたらしくそこから村山元帥の居場所を見付け犯行に望んだと見られる」

 

 

その言葉に、提督達は更にざわめきながらも元帥に指を指しながら怒る

 

 

「どんだけ海軍無能なんだよ!!

殺人犯一人捕まえられないのかよ!!情けねぇな!!」

 

 

「お前はバカなのか?」

 

 

「あぁ!?」

 

 

唐澤は腕を組ながら眼を開けるとその暴言を放った提督を睨み付ける

 

 

「相手は、変装の名人に加え殺しのプロ並みの手口をする正体不明の敵だ

証拠も目撃証言も殺す順番さえ分からない奴をどう捕まえる?

罵倒するならお前は捕まえられるのか

この完全犯罪を何度も繰り返す化け物相手を」

 

 

唐澤に言われると提督達はばつが悪そうな顔をすると再び席に座り始める

 

 

 

 

 

 




次回

苦肉の策

次々と提督殺しに殺されていく海軍の人間達
これは罰なのかそれとも







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