艦隊これくしょん ー誰ガ為ノ戦争カー   作:霧雨鴉

217 / 594
ゲーム 四

「お前はあの時既に居たんだよな?

なら日付を伸ばしてくれないか?

作戦を聞いていたんだろ?」

 

 

「ふーむ?確かに五日間では足りんか

仕方無い、一日伸ばしてやろう

六日間にしよう

まさか、叢雲があんな作戦を立ててくるとは思わなかったからな

お前達の作戦に乗ってやろうではないか?」

 

 

「随分と余裕だな?」

 

 

「当然だ、俺は誰にも見付けられないさ」

 

 

提督殺しは笑いながら佐渡の話を聞いている間に佐渡は携帯を鳴らすのだが、一向に誰一人として出る様子がない

(何で、出ないんだあいつら!?)

 

 

「あ、そうだ言い忘れていたが誰も来ないぞ?

今晩の食事に睡眠薬を入れて食べさせたからな?

明日の朝までグッスリだ」

 

 

「チッ!そこまでお見通しかよ!!」

 

 

「悪いなぁ?これでも用心深くてね?

あそうだ、忘れていたルール追加だ

六日間に伸ばす変わりに最後の日に全員に睡眠薬入りのスープを飲んで貰うよ?

全員が寝たのを確認したらお前の所に答えを聞きに行こう

俺に回答したあとこの鎮守府の連中に襲われても困るからね?」

 

 

佐渡は携帯をしまうと、珈琲を入れ飲もうとする

 

 

「…良いだろう、その条件を飲もう

それと、確認だお前は絶対に六人の誰か何だよな?」

 

 

「あぁ、当たり前だ

六人の誰かに化けているよ?イーちゃんとか言う深海棲艦ではないから安心したまえ

約束は守るさ」

 

 

「…誘拐した奴は無事なんだろうな?」

 

 

「ははは!無事に決まっているだろう?

俺は艦娘には手を上げないお前達提督が充分知ってるだろう?

俺のターゲットはお前達提督と人間だ」

 

 

「なら良いさ、必ずお前を見つけ出してやるよ

六人の中からな?」

 

 

「ほほう?勝ち気だな?

海軍が躍起やっても見付けられない俺を見付けると?」

 

 

 

「あ、あぁそれにお前」

 

 

佐渡は少し話疲れたのか、一口珈琲を飲むと続けて話始める

 

 

「何か、いかにも『見付けて欲しそう』な雰囲気だしてるしな?」

 

 

 

「…………は?」

 

 

「嫌さ、何となくだけどなお前の様な奴を何人か見たことがあってな

それと似てると思ってな」

 

 

「は、ははは!!そんなわけないだろ?

見付かったら俺は終わりじゃないか?

ここでお前を殺して他の提督共も殺させて貰うよ?」

 

 

「……なぁ、お前の目的は何だ?

今回に関してはお前の殺す対象に俺は含まれているのか?」

 

 

提督殺しは拳を握り締めるがすぐに開き軽々と答えていく

 

 

「そうだなぁ?ただお前が気にくわないのさ?

お前は提督だ、所詮提督何て物はな

自分の為に艦娘を使い、簡単に使い捨てるのが普通なんだろ?

だが、お前とここの艦娘は違う

確かな絆があるのだろう?だから私はそれが幻覚であり偽物だと教えてあげたいのさ

それだけさ?」

 

 

「……お前…羨ましいのか?」

 

 

「違う!!お前と言う提督に騙されている艦娘を救いたいんだよ!!

お前なんて言う艦娘達が思い描いている偽物の提督に騙されているってことをな!!」

 

 

佐渡はここで提督殺しの殺人理由に気付くこいつはここに来た艦娘達に酷似している

だからこそ、提督殺しは佐渡が許せないのだろう

一度絶望を味わい、ここでそれを同じように絶望を与えた提督と言う存在に再び希望を与えられているのだから

 

 

「提督殺し……お前を必ず見つけ出してやるよ

そして、分からせてやる

お前がここでこれから見てくる絆が本物であると言うことをな」

 

 

「ほほう?そうか佐渡提督?

なら私に見せてみろ、お前達の偽りの無い絆とやらを

証明出来なければこの小笠原鎮守府を消してやる!!

二度とこんなふざけた真似が出来ないようにな!!!」

 

 

提督殺しはドアを殴り付けるとゆっくりと佐渡の部屋を後にすると佐渡は拳を握り締めながら呟く

 

 

「必ず、お前を見付け出し分からせてやるよ

俺達の絆を」

 

 

 

「絶対に殺してやるからな!!佐渡『提督』!!」

 

 

こうして、提督殺しと佐渡の思いが交錯しながらも六日間の心理戦が開幕した

果たして、提督殺しは誰に化けているのか

佐渡はそれを見破れるのか

 

 

 

 




次回

疑心暗鬼見つけ出せ一人の偽物を
叢雲編
 

では皆さんに問題です
これから六人の艦娘が佐渡と共に行動をします
その中に一人だけ提督殺しが混ざってます
当ててみてくださいな?
ただし、奴はその艦娘の過去と癖を完全に見極めた化け物です
難易度かなり高めになってます!!

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。