艦隊これくしょん ー誰ガ為ノ戦争カー   作:霧雨鴉

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第二章 男嫌いの軽巡
新人 男嫌い軽巡


 

 

 

ジリリリリリ!!!

現在の時刻 0600 外は太陽が登り、佐渡の自室に朝日が入り込む

だが、佐渡は起きる気配が無い

すると、扉が唐突に開き、一人の少女が入ってくる

少女は、入ってくると、佐渡の部屋に鳴り響く目覚まし時計を止め佐渡に揺さぶる

 

 

「提督~?朝ですよ、起きてください」

 

 

「んぁ~?まだ早いじゃんかぁ……

寝かせてくれよぉ…

古鷹様ぁ…」

 

 

古鷹は、もぅ!と呟くと扉の前に置いておいたフライパンとお玉を取り出し、思い切り叩く

 

 

騒がしい金属音に、たまらない佐渡は耳を押さえながら、苦しむ

 

 

「あーー!!!分かった分かった!!

起きる起きる!!」

 

 

「はい♪おはようございます提督

昨日着任した子がお待ちしておりますよ?」

 

 

「おっと、そりゃ行けねぇな」

 

 

古鷹の目覚ましに、スッキリ?と起こされた佐渡は、直ぐ様布団を投げ出し、自室の引き出しから海軍服を取り出し、着替えようと脱ぎ出す

瞬間、古鷹は顔をフライパンで押さえながらそそくさと佐渡の自室を後にする

 

 

 

「で、では!!提督失礼します!!」

 

 

「お、おう?

って、叢雲とは違うのか」

 

 

佐渡は、古鷹に悪いことしたなぁと思いながら早めに着替え、支度を整える

 

 

廊下を歩いていると、目の前から汗だくの叢雲が、肩にタオルをかけてスウェット姿でこちらに向かってくる

 

 

「おう、叢雲。

おはよう」

 

 

「おはよ、司令官

新しい子、治った見たいよ」

 

 

「聞いた聞いた、叢雲は風呂にでも入ってきな」

 

 

叢雲は、小さくありがとと言うと、お風呂へと向かっていき、佐渡とすれ違う瞬間佐渡が一言小さく叢雲に言う

 

 

「良い香りだな、相変わらず」

 

 

「っ!変態!!」

 

 

佐渡の変態発言に、相変わらずと思いながら脚を蹴り、足早にお風呂へと向かっていく

 

 

「いってー、良し今日も一日頑張りますかぁ!」

 

 

叢雲に蹴られて、渇が入ったのか、毛延びをしながら提督室への向かう

決してMではない

……違うからねぇ!?

 

 

 

佐渡は提督室に着くと、扉を開いた瞬間、聞きなれない女性の声での挨拶が聞こえる

 

 

「おはようございます!!

小笠原鎮守府佐渡提督様!!」

 

 

「お、おう?おはよう新人さん?」

 

 

流石に、入った瞬間挨拶されたのは、初めてであり、驚きを隠せない

しかも、綺麗な敬礼姿で戸棚にたっており

その女性……嫌女の子は、どこかの高校の制服に身を包み、髪は茶髪に見た目もどこか普通の女の子である

特徴と言えば……胸が少し大きいかな?

変態じゃないよ?男なら必ず眼にいくでしょ?

え?行かない?………こまけぇことは良いんだよ!!

 

 

「とりあえず、そこに立ってないで、こちらに来てくれるかな?」

 

 

「はい!!」

 

 


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