「さてと、それじゃ俺は寝るからな
お前もちゃっちゃと帰れよ」
「………は?」
佐渡はそう言うと飲み終わった珈琲のカップを机に置くと布団へと潜り込む
「待て!お前、何のつもりだ!!」
「何だよ……この鎮守府では大体0時には寝てるんだよ
明日から執務しないと大井に怒られるし
あ、お前が使ってる叢雲の部屋綺麗にしとけよ?
それとももう一晩泊まりたいなら使っても良いけど、朝早目に起きないと誰かに見付かるぞ~」
佐渡は欠伸をすると寝に入ろうともぞもぞと布団を自分で被っていく
「待てと言っている!!お前!私を逃がすのか!?
私は提督殺し何だぞ!?
お前達海軍が必死に捕まえようとしている正体不明の化け物何だぞ!?」
「いや聞いたよ
別に?お前が殺してるのが普通の一般市民とかなら分かるよ?
でも、お前が殺してるのは村山とか木原見たいな悪人だろ?
ならどうぞご勝手に
海軍が探してる?確かに俺は海軍だけど特に探せとも言われてないしなぁ
俺には関係なーし
ただし、俺達はもう狙うなよ」
「お前の仲間を提督達を手にかけてるのに何故そんなに呑気なんだ!!
またお前の仲間を危機に晒すぞ!!」
「仲間に手を出すのは辞めてくれよぉ
でも、無いなお前はそんなことをもうしないさ」
「何故!言い切れる!!」
「だって、お前このゲーム中に俺をこの鎮守府の奴等に手をかけなかっただろ?」
「………はぁ?」
佐渡は寝ていたのだがゆっくりと起き上がり、提督殺しを見上げている
「お前はいくらでも俺を殺す機会が合ったのに殺さなかったそれだけでお前への信頼は充分だろ?
それにこんなゲーム何か仕掛けて回りくどい方法で俺を殺そうとしていたのに負けたらすぐに食い下がる
これ以上俺からもなんもねぇよ
うちの連中も傷付いてはいないしな」
「それだけで!!お前は……それだけでこの私を信用すると言うのか!?
提督殺しだぞ!今まで多くの人間を殺してきた重罪人をだぞ!!」
「まぁなー、それだけで俺には充分だしアイツらには叢雲と俺がおふざけでやったと伝えるよ」
提督殺しは流石に佐渡の態度に苛つきを覚え胸ぐらを掴む
「舐めてるのか貴様!!私に何もないと言うのか…!
私はお前を殺そうとしたんだぞっ!!」
「まぁ、実際死んでないし」
「そう言う事を言ってるんじゃない!!」
「いやまぁ、実はなお前の殺しには別に俺は何とも思わないんだよ
寧ろ凄いとも思うよ、不謹慎って大井におこられそうだけどな」
「……はぁ?意味がわからない!!」
佐渡は、胸ぐらを捕まれている手を放すと提督殺しを真っ直ぐに見ながら微笑む
次回
貴方は何なの?
書き始めると相変わらず止まらない…
あと少しで前半終了!