「あら?イーちゃんじゃない?
こっち来て一緒にアイス食べましょ?」
エアは入ってきたイーちゃんを持ち上げると冷蔵庫の前に連れていき一緒にアイスを食べようとしているのだがその姿を大淀と明石が凝視しており佐渡達はだらだらと汗を掻いている
「佐渡提督?イーちゃんとは?」
「さ、さぁ!!知りませんなぁ!!」
「ちょっと?あんたそれは無いんじゃないの?
この子はあんたのペット何でしょ?」
佐渡の発言にエアが申し立てると急いでエアの口を塞ごうとするのだがそれは明石が笑顔で工具を突き付けており防がれてしまい大淀がそのままエアに聞き返す
「エアさん、詳しくお願いします」
「ん?だからこいつが鎮守府前に釣り上げて餌付けしたらなついたらしいわよ
敵意もないし別に良いんじゃない?」
「……ほほう?と言う事ですが?佐渡提督反論は?」
「えっと、あのですね、えーと……」
佐渡は慌てながら色々と思考を巡らせるとイーちゃんをエアから取り上げると抱きしめ
「こ、この子は!!犬ですよ!!」
「「「………はい?」」」
言い訳が中々に苦し紛れ過ぎて小笠原の面々以外は唖然としており叢雲達は頭を手で押さえながら溜め息を付いている
「だって!ほらこれ服だから脱げるんですよ!!」
「「「!?」」」
佐渡はイーちゃんの艤装(体の装甲)を外すと叢雲に投げるように渡すとイーちゃんを抱き締める
「い、いや佐渡提督?流石にそれは苦しいかと……」
「何言ってるんだい!?明石さんや!こんな色した深海棲艦が居ますか!?」
イーちゃんの身体を見せると全身肌色をしているが寒いのかブルブルと震えており急いで佐渡はイーちゃんを抱き締める
「いや……あんたさ?見た目的にアウトでしょ?」
「はぁー?何言ってるんですかー?エアさんや!
肌色の深海棲艦が居るか?こんな可愛らしいのが深海棲艦な訳がない!!それに四足歩行なんだぞ!!」
「えぇ…」
流石に佐渡の無理矢理に付いていけず諦めてしまい溜め息をつく
「…佐渡提督?いい加減にしないとーー」
「だから、この子は犬、そう!犬ですよ!!
イーちゃん!ほら吠えて!!いつも通りにさ!!」
佐渡がイーちゃんを抱きしめながら言うとイーちゃんが顔だけを佐渡へ向けると首をかしげる
「いや、だからですね?佐渡提督?」
「ほら!イーちゃん吠えて!!」
「佐渡…あんた見苦しいわよ?」
「違うもん!!イーちゃんは犬だもん!!」
「はぁ……佐渡提督、あのですね?」
「あー!あー!聞こえなーい!なーんも聞こえなーい!!」
するとイーちゃんが身体をブルブルと震わせており佐渡達は不思議がりイーちゃんを覗き込むと次の瞬間
「……ワン!!」
「「「「「「「「「「!?!?!?!?!?!?!?」」」」」」」」」」
話すことが出来ない筈のイーちゃんの吠えた声は綺麗な女性の様な声だったがこの場に居た全員が唖然としながらも驚愕し声を失った
次回
深海棲艦と過ごしていく
次回で大幅終わりになります
後一話だけ残ってますのでご了承くださいませ…