「大井!大丈夫ですか!?」
「平気よ!どうやら向こうは終わった見たいだしね!!
こっちも片付けるわよ!!」
大井と金剛はペアになり北上と比叡と対峙しているが北上は特に何も行動していないが単装砲で的確に二人の連携を崩そうとしてくる
その隙を狙い比叡がどちらかを潰そうと主砲を構えている
「あーもう!北上のあれ鬱陶しいネ!!
あれから倒すヨー!大井!!」
「駄目よ!先に火力の比叡を倒さないとこの後負けたとしたら四人に負担が掛かる!!」
「ひ、ひえ~!!
北上さーん!凄い勢いで二人が狙ってくるですけど!?」
「頑張れひえー」
『北上ちゃん、そろそろ動いて
他の四人やられちゃったみたいなの』
北上はインカムから葛城の指示を聞くとゆっくりと魚雷を構えると静かに金剛へ向けて放つと比叡に近付いていく
「提督からの指示~
そろそろ動いてやっちゃえって」
「え?他の四人は?」
北上が指を指すと二人がボロボロになっており蒼龍は飛行甲板が壊れ霞は白旗上げている
「ひぇぇぇぇ!何でぇ!?」
「ま、とりあえずいつものに戻るよ~
ほらよろしくね~」
「了解です!お願いします北上さん!」
比叡が下がると北上が首を鳴らしながら二人に立ち塞がる
「さってと、私も二人を取って雷撃姫達に行かないとね~」
「へぇ?一人で相手デースか?」
「北上さん、流石に無謀じゃないですか?」
二人の前に立ち塞がると北上は微笑みながらのんびりと金剛へ指さす
「大丈夫ーまず一人だから」
「「え?」」
二人が唖然としているとその瞬間金剛へ向けられて放たれた雷撃が命中し水柱を上げる
「Shit!いつのまに!」
「金剛!」
「あはは、連続していっくよ!!」
北上は走り出すと同時に左腕に付けた艤装から魚雷を発射させると同時に右手に持った単装砲で大井に迫っていく
「くっ!こっちだって!!」
大井が反撃しようと前に出ようとすると目の前に水柱が上がり一瞬反応が遅れてしまい北上はその瞬間を逃さずに単装砲で大井を砲撃し大井はそれをもろに受けてしまう
「大井!今いーー」
と金剛が反応した瞬間を先程北上が放った雷撃が命中し再びその場から動けなくなる
「くぅ!こんのぉ!!」
無理矢理にでも動き主砲を北上に向けようとすると次は背中に鈍い痛みと熱を感じ振り返るとそこには比叡が主砲を金剛へ向けていた
「ごめんなさい、お姉さま……
でも負けるわけには行かないんです!!」
「比叡……やるデースね!」
比叡の砲撃と足下から来る雷撃が痛むがあえて強気な態度を取りながらも比叡を相手しようとしていると大井は北上相手に押されていた
「くっ!北上さんやっぱり強いですね!!」
「もう、守られるのは嫌だからね!
大井っちもやっぱり強いね!!」
すると大井は比叡に向けて雷撃を放とうとするが北上がそれを逃がさずに直ぐ様単装砲でそれを防ぐ
「くっ!」
「駄目だよ、大井っち
そんなことさせないよー!」
大井が押されている中金剛も大井を見ており主砲をゆっくりと北上に向けるが北上との距離が近すぎて砲撃するのを躊躇いその隙に比叡が距離を詰めてくる
「相手になります!お姉さま!!」
「Shit !めんどくさいネー!」
二人はそんな戦闘の中ソラから受けた演習内容と教えを思い出していく
次回
恐れるな
次回、ソラ達深海棲艦達との連携と特訓についてのお話になります