艦隊これくしょん ー誰ガ為ノ戦争カー   作:霧雨鴉

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大演習会 決勝戦 

「美味しいデース!

ここのスイーツ!」

 

 

「ん!このあんみついけるわね!」

 

 

「北上さん!あーん?」

 

 

「ちょっと大井っち恥ずかしいよ!」

 

 

Aブロックの全試合が終わり参加していた鎮守府の人達は各々休憩を取っており小笠原、佐伯、沖縄の艦娘と提督達は出張甘味処間宮に来ていた

 

 

「ふふ、皆さん美味しそうに食べてくれて嬉しいです!」

 

 

「嫌でも本当に美味しいですね!間宮さんのスイーツは!」

 

 

間宮(まみや)

唯一艦娘の中で戦闘が出来ず給糧艦として大本営に在籍している

彼女の料理や甘味物はかなり美味しくそして本人も可愛らしく海軍の中にファンクラブがあるほどである

海軍の中には朝、昼、晩を全て間宮で食べる人も居るとか

 

 

「アトミラールも来れば良かったのにな

こんなに美味しいのに」

 

 

「仕方無いわよ、叢雲と古鷹が心配って言ってたし

あ、グラーフそれ食べないの?もーらい!」

 

 

「あ!こらイムヤ!

それは私が後でにと取っておいたんだぞ!!」

 

  

金剛達は甘味処で先程の戦いを癒しているが叢雲、古鷹、佐渡はBブロックの戦いが気になるらしく三人で見に行っていた

 

 

「にしても本当に不思議デースよね」

 

 

「どうかしたのですか?お姉様?」

 

 

「何で古鷹ってうちの小笠原に居るんでしょうか?

古鷹は何の問題も無いと思うんデスよね?」

 

 

「そう言えば私も思いました

どうなんですか?提督?」

 

 

比叡が葛城に問いを投げると身体を震わせそっぽを向きながらあんみつを頬張る

 

 

「さ、さぁねー……

わっかんないー…」

 

 

「そう言えば私も気になるなー?

提督ー?」

 

 

北上もそれに興味を示し葛城に問いただすがはぐらかし答えを言わない

その姿を見ながら金剛はスプーンを加えながら会場を見る

 

 

「……古鷹は何の罪…嫌、何で小笠原に居るんでしょうか……?

二人なら知ってるんデースかね……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ここに居たのか二人共」

 

 

「あら、司令官どうしたのよ?」

 

 

「提督、お疲れ様です!」

 

 

叢雲と古鷹はBブロックの試合を入り口近くの所から見下ろしておりフェンスにもたれ掛かっている

 

 

「うん、お疲れ様

どうだ?試合は」

 

 

「決まってるでしょ、舞鶴の圧勝よ」

 

 

「凄いですね相変わらず」

 

 

二人が見ている試合を見下ろすと会場では歓声が上がり大淀さんが判定を下している

 

 

「青葉!戦闘不能!!

勝者!舞鶴鎮守府!」

 

 

どうやら舞鶴の相手は藤谷率いる佐世保だったのだが水上に残っている舞鶴が異常だった

 

 

「マジかよ、あそこに完勝したのか」

 

 

佐世保は全員気絶し艤装は破壊されているのだが舞鶴は一切傷を負っておらずしかも四人は整列したままで動いていたのは二人だけ

 

 

「長門……『正義の戦艦』…か…」

 

 

正義の戦艦

深海棲艦を許さず全滅させるまで一人戦い仲間を守り続けた事からついた長門の通り名

その強さは海軍の折り紙付き

海軍の最終兵器として彼女を看板にしておりまさに現 最強の戦艦とされている

 

 

「聞いたことはあったけど相変わらずヤバイなおい」

 

 

「一応見に来て正解ね

正に化け物よ、あの戦艦」

 

 

「えぇ、一人で日向 木曾 衣笠 加古 青葉を連続で相手にして全く動じずに一人一人と確実に仕留めていくのはとんでもないですね

砲撃の命中精度も火力と近接戦闘もとんでもないです」

 

 

「正に、優勝候補かあれが」

 

 

勝敗が決した会場では長門達が去ろうとするのだが青葉がボロボロになりながら立ち上がり砲門を長門へと向けている

 

 

「ま…負け…ない…」

 

 

「もう勝負はついた

お前達の敗けだ」

 

 

「まだ…わ…たしは…動…ける!!」

 

 

「青葉さん!試合は終わってます!!

辞めてください!!」

 

 

大淀の静止も聞かずに青葉は主砲を放ってしまうが長門は動じずにそれを避け青葉の首元に当て身を食らわせ無理矢理気絶させる

 

 

「その心意気は、深海棲艦との戦いの時に見せてくれ

青葉よ」

 

 

青葉の横でそう呟くと意識を手放しダランとなった青葉を担ぎ上げながら長門は会場の外へと運ぼうとすると何かに気付いたのか観客席を見る

 

 

「へぇ、気配に気付いたんだ

どうやら本物見たいね」

 

 

長門が見た観客席の方角には叢雲達が見ておりニヤリと笑うと口パクで何か言い睨み付ける

 

 

「何だって?叢雲」

 

 

「『お前達を必ず倒す』だってさ

楽しみねあんなのと戦えるとはさ」

 

 

「フフ、叢雲楽しそうだね」

 

 

長門を睨み返すと叢雲は振り返り会場を後にしようとする

叢雲の姿が見えなくなった長門達はゆっくりと控え室に航行していく

 

 

「あいつなんかに」

 

 

「あんな者に」

 

 

「「絶対に負けん(負けないわ)」」

 

 

お互いそう呟き決勝戦での戦いを想像しながら、その時が来るのをゆっくりと待っていた

 

 

 

 

 

 

 





次回

正義の鎮守府VS敗者の鎮守府


次回やっとの事で長門達と激突します
認め合う二人だが自分達の信念を貫く為に戦います


資材使いすぎたのでしばらく艦これお休み中~
バケツ使いすぎた……

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