艦隊これくしょん ー誰ガ為ノ戦争カー   作:霧雨鴉

295 / 594
大演習会 VS陸奥&利根

「強いわね、やっぱり」

 

 

「まぁ仕方無いの、奴等があの鎮守府最強じゃからな!」

 

 

赤城とグラーフの決着が着くと叢雲と古鷹は倒され気絶しているグラーフを運ぶ赤城を見ながら微笑んでいた

 

 

「よくやったわグラーフ

後であんたの好きなもの御馳走するわよ」

 

 

「流石だねグラーフさん!赤城さんから制空権奪うなんて!

じゃあ、こっちもそろそろ」

 

 

「そうね、やるわよ古鷹」

 

 

古鷹と叢雲は艤装を軽く整備しながらストレッチをやると陸奥と利根を睨み付ける

 

 

「……陸奥、こやつら本当にただの駆逐艦と重巡なのか?

何かこやつらを見てると…」

 

 

「…えぇ、戦闘時の長門を思い出すわ

でも装甲と火力は変わらないはずよ?

油断は出来ないけど」

 

 

二人が身構えると叢雲は深く息を吐くと右手の魚雷を水中に付け静かに発射させる

(三本…一応撃っておくか

残り残弾六本五本は残しておこうかしら?)

すると次の瞬間走りだし利根と陸奥に主砲を向ける

 

 

「来るわよ!」

 

 

「分かっとる!返り討ちにーーー」

 

 

利根が言い掛けた瞬間顔面目掛けて古鷹が主砲を撃ちそれが直撃し後ろに倒れそうになる

 

 

「利根!!」

 

 

「人の心配してる場合!?」

 

 

叢雲はその間にも陸奥に迫り主砲を交互に砲撃していくと艤装を動かし砲撃から身を守る

 

 

「流石に今のは……効いたぞ!

古鷹!!」

 

 

顔を撃たれはしたが幸いでこに当たった為あまり被害は少ないのだがかなり痛く擦りながら主砲を古鷹に向ける

 

 

「撃たせるわけないでしょ!!」

 

 

だがその瞬間叢雲が利根に向き直り自らの主砲を腰に押し当て0距離砲撃をし体制を崩させる

 

 

「なん……じゃと!?」

 

 

「まさかこの子!」

 

 

「あんた達何かはね私一人でも余裕なのよ

見せてあげるわよ、あいつに教えられた戦闘スキルってのを」

 

 

叢雲は艤装を複雑に動かしながら陸奥と利根を相手取り古鷹はゆっくりと息を吐きながら陸奥と利根に狙いを定めている

 

 

「っ!舐めるなよ!駆逐艦風情が!!」

 

 

「私達だって!長門程ではないけど貴女ぐらいは倒せるわよ!!」

 

 

利根が両肩の主砲を向けると叢雲は陸奥の影に隠れ撃てず陸奥は叢雲を捕まえようとするが距離が近いのと艤装同時がぶつかり捕まえることが出来ない

 

 

「ちょこまかと!!」

 

 

「そうね、少し離れましょうか」

 

 

陸奥と利根がイラついていると叢雲は陸奥の艤装を蹴ると少し離れ二人は同時に叢雲へ主砲を向けるのだが笑っており嫌な予感がする

 

 

「っ!利根逃げて!」

 

 

陸奥が叫んだ瞬間叢雲が先程放っていた雷撃が直撃し真下から利根が吹き飛ばされ古鷹がそれに駄目押しするように主砲を利根に構える

 

 

「させない!!」

 

 

 

咄嗟に陸奥はその二人の間に割り込もうとするが

 

 

「分かってたわよ貴女が庇うのを」

 

 

叢雲が陸奥の艤装を足場にすると利根に空中から捉え右手の魚雷と主砲を構える

 

 

「しまっーー」

 

 

「まず一人ね、沈めぇ!!」

 

 

魚雷を一本と主砲を撃ち込むと利根は更に爆煙に包まれ吹き飛ばされ水上を何回かバウンドし気絶し艤装が爆発を起こす

 

 

「利根!戦闘不能!!」

 

 

大淀の判定が入ると叢雲は陸奥から離れ再び古鷹と合流し艤装を構える

 

 

「あらあら、やってくれるじゃないの

流石ね」

 

 

「さてと、後は」

 

 

「貴女だけですね」

 

 

古鷹と叢雲が艤装を構えると陸奥は少し焦りながらも艤装を整え横目で長門を見る

(長門に心配かけるわけにはいかないわ

私がこの二人を倒す!!)

 

 

 

 

 

 

 

 

 





次回


正義の右手


次回は磯風と戦う金剛&大井戦になります


誤字報告の場所が本当に分からないアホがこちら……
本当に分からないどこや……


▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。