艦隊これくしょん ー誰ガ為ノ戦争カー   作:霧雨鴉

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静寂と共に

水上で激戦が繰り広げられている中綾波とイムヤはお互い対峙しながら綾波は焦っていた

 

 

「どこ!あの潜水艦は!?」

 

 

イムヤは静かに水中に潜りながら水上に居る綾波を見上げながらゆっくりと艤装から魚雷を取り出していた

(落ち着いて……相手の隙を伺いながら……

一撃ずつ確実に仕留める!!)

その瞬間一発の雷撃を放つと綾波に直撃し綾波もそれだけで居場所を理解し爆雷を放つ

 

 

「そこね!!」

 

 

綾波が爆雷を落とすとイムヤは潜航をしながら何とか爆雷を避けながら綾波と対峙する

(負けない…この程度イーちゃんに比べたら!!)

その爆雷を見ながらイーちゃんとの訓練を思い出す

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ぷはぁ!あー!また負けたぁ!!」

 

 

イムヤは悔しがりながら水面に浮上すると水面を泳いでいるイーちゃんが近付きイムヤの顔を舐める

 

 

「もう!イーちゃん強すぎ!何で私の居場所が分かるのよ!!」

 

 

「そりゃお前が雷撃を外し過ぎだし撃ち過ぎなんだよ」

 

 

「司令官!」

 

 

水面を浮いていると防波堤でのんびりと寛ぎながらイムヤ達の演習風景を見ている佐渡が座っていた

 

 

「お前は当たると言うよりはとりあえず撃ってるだろ?

戦い方としてはまるで囮みたいだぞ?」

 

 

「うぅ……だって私これぐらいしか戦い方知らないんだもん…」

 

 

「ま、それもそうかお前の元鎮守府での戦い方はな

だがここでは違うお前はそんな戦い方してたらすぐにまたやられるぞ?」

 

 

「じゃあどうすれば良いのよ!!」

 

 

イムヤが声を上げると佐渡はイーちゃんに合図するとイーちゃんは水中へ一瞬潜り水上へ飛び出すと佐渡の胸に飛び込む

 

 

「そうだな、とりあえずお前は今から魚雷の数を減らす

三発だ三発でイーちゃんを仕留めろ」

 

 

「三発!?少な過ぎよ!!」

 

 

「良いかイムヤ

お前を攻撃できる相手は駆逐艦や軽巡位だ

航空戦はグラーフに任せれば良い

潜水艦には潜水艦の戦い方がある

お前は唯一水中を自在に動けるそれなら奴等を我が物顔で水面を航行してるやつを海に引きずり込むように真下から潰してやれ」

 

 

「………分かったわ頑張る」

 

 

「良し!それなら訓練開始だ!」

 

 

佐渡がイーちゃんを海へ離すと泳ぎだしイムヤに近づく

 

 

「あ、イムヤ今日イーちゃんに攻撃当てられなかったら飯抜きな」

 

 

「えっ!?」

 

 

「イーちゃんも避けないとご飯抜きだからね?」

 

 

「ワン!?」

 

 

「はい!訓練開始!!」

 

 

「ちょちょ!司令官!それは鬼だよ!!」

 

 

イムヤが反論しようとするとイーちゃんが既に構えておりイムヤも急いで潜航し始める

(もう!鬼司令官!絶対に当てるんだから!!)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(綾波って駆逐艦はこっちの居場所を確実には分かってない

ならここで確実に仕留めて叢雲達と合流しないと!)

 

 

イムヤは少し慢心しているが頭を左右に振るうとその考えを捨てると同時に少しだけ空気を漏らしてしまい水面では綾波が泡を確認してしまう

 

 

「そこですね!!」

 

 

綾波は持っている爆雷を落とすとその真下のイムヤは少し焦りながら移動するがそれを見付かり水面から綾波が追ってくる

(しまった、油断した!

もう!私の馬鹿!後で司令官に怒られる…ってそんなことよりあれを倒さないと!

それに何個かは使えない魚雷もあるし)

 

 

イムヤは通常の艤装とは別にもう一つのバッグを持っておりそれだけは死守しながら戦っていた

だが一瞬だけバッグに視線をずらした瞬間目の前に爆雷が落ちてきて爆発を起こす

 

 

「ガハッ!」

 

 

爆雷が直撃し空気を漏らしてしまいそれを確認した綾波が油断する

 

 

「良し!当たりましたわ!潜水艦は通常の艦娘より耐久が低いからもう一撃でーーー」

 

 

綾波が油断していると真下から雷撃が直撃し吹き飛ばされ水面を跳ねるが何とか持ち直し水中に居るイムヤを睨む

 

 

「やり…ますわね…

やはり長門が危険視するだけはありますわ」

 

 

艤装を見ると残りの爆雷が少ないことに気付きイムヤを見るが微笑みながら爆雷を取り出す

 

 

「聞こえているか分かりませんが貴女は本当に強いですよ

わたくしこれでも潜水艦の相手は何度もしてきましたが貴女みたいにここまで見えない潜水艦は初めてですわ

だからこそ、貴女を倒してみせますわ!!」

 

 

「聞こえてるわよ

確かに一瞬の泡だけで私の居場所を突き止めるとは本当に凄いわ

でもね私達も負けられないのよ!!」

 

 

イムヤは綾波の真下に移動すると艤装の中身から全ての魚雷を取り出し全てを綾波へと向ける

(叢雲、こいつは私が仕留めるから後はお願いね!

頼んだよ!我が鎮守府のエース!)

 

 

「魚雷!全弾射出!敵を海に引きずり込め!!」

 

 

「爆雷!全弾ばら蒔いて上げますわ!出てきなさい!潜水艦!」

 

 

お互い爆雷と魚雷を発射させるとお互いを確実に捉え水上では綾波がその爆発に直撃し水柱を上げると共に艤装が破壊され

水中ではイムヤを取り囲む様に爆雷が落ちてきておりイムヤはバッグを身体で力一杯抱き締めると爆発に巻き込まれ艤装が破れ潜航が出来なくなる

(でも、これだけは守りきったわよ……

『最後の切り札』!お願いね!!)

強制的に浮上する身体に逆らいながらバッグの中身を開けるとそれは大量の魚雷

水中にばら蒔かれイムヤよりゆっくりと浮上していく

 

 

「ぷはぁ!……あははごめん叢雲!」

 

 

イムヤが浮上すると艤装が破け魚雷も失っており近くでは綾波が気絶している

 

 

「伊168!戦闘続行不能!!

綾波!戦闘不能!!」

 

 

大淀の判定と同時に会場が沸き立ちイムヤは気絶した綾波を連れていきながら叢雲と古鷹にウィンクをする

 

 

「イムヤさん……

お見事です!」

 

 

「……流石ねイムヤ

それとありがと

後は…任せなさい!!」

 

 

 

イムヤが撃破されると叢雲と古鷹は目の前に居る陸奥と対峙しお互い睨み合う

 

 

「まさかここまでやられるとはね……

これ以上は負けられないわ!!

提督の為にも……長門の為にも!!」

 

 

 

 

 




次回

妹の思い

着々と進む佐渡達の作戦そして残りお互いの鎮守府二人だけ
そして迫る夜戦への時間
後二話近くでやっと長門と叢雲が激突します


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