「平和だねぇ……」
「油断しないの!お馬鹿!」
隣に居る
「でも、本当何もないわ
最後の任務だけどね」
「ま、あったら困るんだけどよ?
にしても最後まで任務とかめんどくせぇな!」
「あ!そう言えばこの戦争が終わったら長門結婚するんだって!!」
「「「「何ですってぇ!?」」」」
「ちょ、こら!陸奥!」
陸奥の余計な一言が原因で私に皆が集まり騒ぎだす
「いつ!いつなんだい!
長門さんが結婚なんて僕聞いてないよ!?」
「そうよ!長門さん結婚なんて聞いてないわ!
誰よ!貴女を落とすほどの男性なんて普通じゃないわよ!!」
「ま、待て!まだ結婚するなんて決まってなーーー」
「まだ?と言うことは結婚はしたいの?」
「長門!お前そんなの居たのかよぉ!!
あー、羨ましいぜ!!」
私が囲まれ焦っていると陸奥が後ろでウフフと笑っておりギリッと睨み付けるとそっぽを向きながら口笛を吹いている
「でも長門さんが結婚かぁ……
おめでと!長門さん!」
「…え?」
「そうね…いつも私達の事ばかりで自分の事は何もやらないからそう言うの心配してたのよ
なぁんだ心配して損したわ」
「うん…長門はいつも自分より人を助けようとするもんね」
「だな、あたしも何回も助けられてるしなぁ
長門には幸せになってほしいぜ!
あ、何か私達にやれることあるか?何でも言ってくれ!手伝うからよ?」
「…皆……」
「ふふ、やっと気付いたかしら?」
皆の言葉に感動していると陸奥が後ろから抱き付くと耳元で囁く
「皆、貴女を大切にし信じ、そして心配していたのよ?
これでようやく分かったかしらね?」
「あぁ……だからと言って!勝手に話すのを許す訳じゃないぞ!!」
「痛い痛い!ちょっと長門!鼻を摘ままないでよ!!」
私は陸奥の鼻をつまみながら怒っていると他の四人が笑っており少し向こう側から別の艦隊がやってくる
「お疲れ様です!長門さん!」
「おう、お疲れ吹雪」
吹雪が率いる別の艦隊も集まり海上の警戒を起こっていたが私の結婚の話が上がりその場は非常に盛り上がり思わず溜め息を出しながら陸奥を睨み付けると隣でずっと手を合わせて謝っている
「全く……今日だけだぞ?」
「さっすが長門!よ、正義の戦艦様!」
「やはり許さん」
「ちょ!何でよぉ!?」
必死に謝る陸奥を他所に微笑みながら今ある光景を見て戦争が終わるのだなと実感しながら大本営の行事が終わるのを待っていた
(結婚か……まだ付き合っても居ないのだがな…
だが、してみたいものだな…)
だが、その気持ちは爆音と共に裏切られる
突然上がった爆音を聞き付けた私達は内地を見る
すると先程まで無かった深海棲艦の艦載機が内地から空に上がって行くのが見え絶句する
「雲龍!!」
「待って!艦載機をこっちにもどーーー」
私が雲龍に指示を出すと全員がその爆煙を見ながら狼狽え主砲を構える
「嘘だろ!何で内地に深海棲艦が!?」
「ねぇ、あそこって大本営じゃない!?」
「おいおい!どうなってるんだよ!!
深海棲艦は全滅したんじゃないのかよ!!」
大本営から上がる黒煙と爆音に焦り陸奥を見ると主砲を構え私を見ており頷く
「狼狽えるな!私達は内地を見てくる!
お前達はここで海上から来るであろう深海棲艦を見ていてくれ!!」
「待って!長門!!」
その意見を意義申し立てる様に雲龍が叫び皆とは逆方向の海上を見ながら冷や汗をかきながら睨んでいた
「何だ!雲龍!」
私は恐る恐る話す雲龍の言葉を待ちそして聞いた瞬間に思わず絶句し絶望した
「海中より深海棲艦多数浮上!
中には姫級や鬼級も多く存在しこちらに向け進行中!!
その数おおよそ300!!」
「嘘だろ!」
「一体何処にそんな艦隊を!?」
雲龍の言葉に海上を睨み付け目を凝らすと確かに水平線の向こう側から埋め尽くすように多くの深海棲艦がこちらに向かってきている
「くっ……先にこっちか!!」
深海棲艦の大艦隊の中心には一人の空母が無表情で杖を海上に付きながらその全艦隊を操っていた
「……あまり気乗りはしないが
見せてもらうぞ艦娘達よ
おまえ達の足掻きを」
次回
大本営襲撃事件
迫り来る深海棲艦の大艦隊
今までの規模を大きく越えたその怪物達は全てを蹂躙する